N L P(神経言語プログラミング)

NLPの資格コースに興味のある方はもちろん、資格コースを目指していない方にも学んで頂けるような各種ワークショップを提供しています。

(以下、神 崇仁「NLPプラクティショナーコース」トレーニングマニュアルより抜粋)
※このページはパソコンでご覧になることをオススメします。

NLPを学ぶ目的

NLPを学ぶ目的は、『神経言語』プログラミング(以下NLP)の概念(Concept)、 方法論(Methodology)、基礎技術(Fundamental Skills)を、楽しみながら修得し、それを探究する人自らが自己の生活に適用すること、そしてその経験をもとに他者に関わり始めるための心構え(Attitude)を手に入れることで、自分自身の望ましい状態への学習や変化、変容の選択肢を発展させることにあります。

  1. セルフリーダーシップ(自分で決める生き方)のための方法論【感情(自己の状態),思考(心で 作り出す表象/イメージ),言語/非言語での行動(外的に表出する振舞い)を自ら積極的に生み 出す為の方法論】と、結果における卓越性を生み出すか、生み出さないのかにはどのような『違 い』があるのかを、個人的に体験し、理解することにより、自己認識を高める
  2. 他者に関わる=対人援助(Helping)に対する態度、心構え(Attitude)を身につける
  3. 他者の動機づけ(Motivation)高めるように意図された技術を修得する
  4. 自己/他者に対して適切なゴールを設定し、それを実行可能な状態にする方法を修得する
  5. 自己尊重を前提とした他者の世界観を尊重するために、相手の世界を知る方法を手に入れる

学習のレベルについて

自分が今、ある事柄について、このレベルのどこに位置するかを知っていることは、加速する学習と変化を体 感する上で、とても重要になります。

1. 意識していないからできない。(無意識的無能力)▶「知る」ことが必要になります。
2. 意識しているができない。(意識的低能力)▶「反復練習」とフィードバックが必要です。
3. 意識したらできる。(意識的高能力)▶「構造を理解し、違いを見つける」ことが必要です。
4. 意識しなくともできる。(無意識的高能力)▶「使うべき文脈」かどうか、を意識します。
5. 1~4のどのプロセスにも戻ることができ、それを言語/非言語で人に説明することができる。

NLPの特徴

特徴1:現状とアウトカムのギャップをリソースで埋める

『神経言語』プログラミングは、 振る舞いの肯定的なアウトカムを強化するためのデザインをするモデルで、 それは外的要因に左右されやすい変数を内的に決定できる変数に変容するためのモデルです。 (R. Dilts, J. Grinder, R. Bandler, J. DeLozier, “NLP I”, 1979)

一般的なNLPのプロセスは、大別すると3つのポイントに分けられます。

1. 現在の状況を確認する
2. 新しいアウトカム(望ましい結果)を決める
3. そのために必要なリソースを自分の内側から発見する

リソースは、現在の状態にアクセスしそのリソースを適用することで、その人を望ましい結果に動く助けになります。

現在の状態 + 内的リソース = 望ましい結果

特徴2: 個別のコンテンツではなく、パターン

NLPは内容を必要としません。 その内容の詳細を引き出すのではなく、パターンを引き出し、それに対処します。 例えば、問題を抱えている人がいるならば、その問題の詳細を聞き出すことよりも、その問題と、それに似たような状態を引き起こす出来事を導き出し、そこに通低するパターンを引き出します。 あるいは、似たような状況にもかかわらず、その問題が引き起こす状態が起こらなかった時、つまり例外を引き出し、それを比較することで、パターンを導き出します。 パターンとは、その状況を作り上げる骨格です。問題として認識している状況の場合は、その骨格 に不具合が生じているのです。パターンとして引き出すことで、変更や修正がしやすくなります。また、パターンに対処することで、一つの問題/出来事に対処するのではなく、同様のパターンを持った他のことにも適用可能になります。

『神経言語』プログラミングは、問題の内容ではなく、 そのパターンに注目し、解決に当たろうとする点で、 催眠療法を含む他の方法よりも応用範囲の広い、一歩進んだ論理的な方法です。 相手がどのようなパターンを持っているかを認識することで、 どのような働きかけをするかが決まってきます。 副作用を抑えつつ、狙い通りの結果が得られるのです。 このような意味で『神経言語』プログラミングは 応用範囲の広い方法であると言えるでしょう。(R. バンドラー & J. グリンダー 『王子様になったカエル』, 1979)

特徴3: 原因よりもプロセス

NLPは、原因を探そうとはしません。 NLPでは、因果と言われるものが、認知の歪曲であると考えているからです。 システムとしての人間を考えた時に、問題は一つではなく、直線的な因果関係で捉えられないものだからです。同様に、過去に原因があったとしても、問題は現状にあり、現状の外的・内的刺激 (情報)への対処のプロセスに上手くいかないところあるからです。NLPでは、そのプロセスに焦 点を当てます。 また、原因となった出来事がどのようなことであれ、人はその時点において最善な選択をしていま す。それを責めたり、後悔したり、問題として捉えることは、将来に向けて生きていく上でそれほど価値のあるものではないのです。 大切なことは、その選択のプロセスであったり、それを問題と認識するものの見方であったりする 場合が多いのです。過去の出来事そのものを変えることはできませんが、いままで持っていたものの見方(出来事の解釈の仕方)は変えることができます。変えることのできないこと(起こってし まった出来事)から原因を探し、そこから洞察を得るという方法は、その洞察の仕方を変えない限り、建設的になりにくいのです。更に言うと、大抵の場合、その原因と思い込んでいるものは、根本原因ではないことが多く、それは意識では分からないことが多いのです。 一部の統合ワークやイメージワークにおいて、原因となった出来事に近づくことはありますが、直面して洞察するという精神分析的な発想ではなく、それを傍観したり、眺め方を変えたりすることで、異なる視点を手に入れるという趣旨を持っています。つまり、その出来事における決断のプロセスを見直すのです。NLPは、ゲシュタルト療法の「今―ここ」の影響も強く受けています。 次の引用は、フリッツ・パールズの遺作である『ゲシュタルト療法』からのものです。

伝統的な心理療法でよく強調されるのは、神経症患者というのは過去になにか問題があった人だ、という見方である。したがって、この過去の問題の解決がセラピーの目標ということ になる。記憶と過去を問題にするセラピーの方法自体が、このような考え方を示していると 言える。このような考え方は神経症や神経症患者についての我々の観察とは全く違っている。ゲシュタルト療法の考え方からすれば、神経症患者は単に、昔何らかの問題があったと いうだけではなくて、現時点においても、「今―ここ」に引き続く問題を持っている人だと 言える。過去に起こったことが『原因』となって、今日、その人がそのように振る舞ってい るのだということかもしれないが、彼の現在の問題は、彼が現在やっているやり方に関係しているものである。クライアントは実際に、現在うまくやってゆけないのであり、問題が起こった時にどうすればよいかを学ばなければ、これから未来においてもやはりうまくやってゆけないのである。そう考えると、セラピーの目標というのは、クライアントが現在の問題 と、明日か来年か、将来起こってくるいかなる問題にも対処しうる方法を身につけることだ ということになる。その方法というのは自分で自分を支えるということである。(F. パールズ 『ゲシュタルト療法 その理論と実際』, 1973)

特徴4: 対症療法的よりも生成的変化を指向する

肯定的変化(現状とは異なる肯定的な結果を手に入れること)を関係性のアウトカムとした時に、 NLPは、変化というものについて、対症療法的な変化を目的とするのではなく、生成的な変化を生み出すことを目的とします。 対症療法的変化は、その提示された変化のための障害がフィジオロジーに強く表出される場合に有効で、それを取り除くための対処です。そこには、単一の障害を取り除くことのみが目的化されているために、それを取り除いた後のシステムとしての人間への影響(つまり副作用)は考慮されて いません。別の言い方をすると、エコロジーに対する配慮が不要なほど、急迫な問題に対処する上 で必要になる方法だとも言えます。 他方、生成的変化は、その障害も含めて、人生のより大きな領域を変化させることを指向するという違いがあります。フィジオロジーの表出よりも、能力や信念・価値観、自己アイデンティティへ の対処とも言えます。そこには内的/外的なシステムへの配慮があります。つまりエコロジーが安全網として用意され、一致感やエコロジー・チェックを使うことで、障害を止めておこうとする、 心の奥の声、つまり二次利得などにも対処することができるのです。 NLPのスキルで言うと、恐怖症の除去(フォビア)などは、対症療法的なものです。何かをきっかけとした急迫的な身体反応(一般的にはPTSDと言われるものにより引き起こされる状態を指してい ます)は、即座にその状態を脱することが生成的な変化に繋がることから、まずは対症療法的な関わりが必要となるでしょう。また、ロジカルレベルを統合したり、タイムラインを使ったりする関わり方は生成的と言えます。それらの関わりは、提示された障害(その人の一部分)だけに対処するのではなく、その人の存在全体、その人の人生全体に変容をもたらすことになります。

特徴5: 実用的でプラクティカル

NLPの弱点と言われていることの一つとして、「エビデンス(証拠)が無い」と言われることがよくあります。NLPが発展し始めた頃こそが、ちょうど脳、認知、心などの研究が始まった時期ですから、当時の大学生の彼らの中に、それらを専門的に研究している人がほとんどいない中、NLP理論のようなものを体系立てて、 効果が上がる理由となる検証可能な証拠を収集するというのは、現実的ではなかったでしょう。 (もちろん、彼らの発想自体も、そこには焦点が当てられていませんでした。) しかも、行動主義が中心となっていた大学はもちろんのこと、ある程度高い教育水準にある精神分析医など人の精神を扱う人達は、60年代風に言うと“体制の側”にいました。大学生が発見した技術を積極的に試してみようという“体制の側”の人は皆無だったという背景もあったのです。(精神医学界に革命を起こしたミルトン・エリクソンでさえ、信頼のおける人の紹介で無い限りは、公的免許の資格者ならびにドクターでない人には彼のセミナーを受講させなかったのです。)
以下、バンドラーの発言を引用します。

私たちはモデルを組み立てるのが専門だと思っています。私たちは人々の発言ではなく、 行動に注意を払い、それをもとに行動を理解するためのモデルを作り上げます。 私たちは心理学者でも理論家でもありません。私たちには物事の本質は分かりかねますし、 何が真実であるかに興味を持っているわけでもありません。モデルを作るのは、それが役に 立つからです。ですから私たちの話が科学の知識に照らして不正確であっても、それは対象を別の角度から見ているのだと思っていください。私たちがお話ししようとしていることは、必ずしも真実とは限りません。しかし役に立つのです。  (R. バンドラー & J. グリンダー 『王子様になったカエル』, 1979)

特徴6:卓越性のモデリングプロセス

“NLP I”からの引用をご紹介します。

時代を遡ると、私たち人間は、自分たちの住む世界の理解や対処のために、さまざまな数多 くのシステムやモデルを発展させてきました。 それは、私たちが文化や宗教、芸術、心理学、哲学、政治、産業や科学などの名称で、そし て特定の環境の中で、人間同士のやり取りや環境との向き合い方を符号化し、体系化したものです。どのモデルも、その中に別のモデルを包含し、あるいは他のモデルとの重なりのある入れ子となっています。またどのモデルも、他のモデルとの違いがあります。それぞれが、人間の体験を表象し、強調する側面の違いと言えます。そしてそれらすべての究極の関心は、人間の振る舞いがもたらす結果にあります。 それぞれのモデルの目的は、人の振る舞いと環境の間の相互交流におけるパターンを特定し、それにより、もっと効率的かつ継続的に、望ましく適切な結果を手に入れるために、選択された文脈の中で、個々の人間の振る舞いを系統立てることができるようにすることです。 NLPは新しいモデルではありますが、人間の思考と振る舞いの進化における自然な拡張だと言えます。NLPは、他のモデルとは異なり、モデルの手本とも言えるモデルの振る舞いを具体 化するものであり、このことを私たちはメタ・モデルと呼んでいます。つまりモデリングのプロセスそれ自身のモデルなのです。 (R. Dilts, J. Grinder, R. Bandler, J. DeLozier, “NLP I”, 1979)

NLPのモデリングの第一人者とも言えるディヴィッド・ゴードンは、モデリングの定義をこう述べています。

モデリングとは、人間の能力について、役立つ地図を作り出すプロセスを言う。

つまり、あることをとても上手にできる能力を持つ人の振る舞いから、複雑さを取り除き、振る舞いの相互作用を統括するような通低する法則、パターンを引き出すのです。関心があるのは、生成的な振る舞いを生み出す原則で、その内容ではありません。内容は無限のバラエティがあり、とらえどころがないものです。だからこそ「形式」に注目する価値があるのです。 モデリングは振る舞いの内容そのものではなく、基底にあるパターンを見つけ出すものです。

NLPを使った対人援助における変化の7ステップ

flow

ステップ内容
1.ラポールを築くラポールは、継続するプロセスです。相手に、ある状態で関わり続ける意思があるかどうか、常に 「感覚の鋭敏さ」を持って、観察(キャリブレート)し続ける必要があります。 他者の表象に注意を向け、世界観を尊重しながら『場』を作って行きます。
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2.個人の歴史を詳細に引き出す相手の持つ世界観やものの見方、 望ましくない現状や考え方、信念、大切にしていること、制限的 な決断や否定的な感情など、変化に必要な手がかりを引き出します。「話を聞く」ことにおいて、関わる側の投影や意見などを差し挟むことを一切せず、「話せる環 境」、「判断されていないと感じる」状態を作ります。
沈黙は相手への贈り物です。好奇心ある態度を保ちます。
関連ワークショップ:『可能性を開く質問のしかた』
3.望ましい結果、援助の行き先(ゴール)を決める相手にとって一致感のあるアウトカム、望ましい結果やゴールを、相手の意思に基づいて引き出し ます。一般的な望ましい世界観や、援助する側の価値や信念を、押し付けたり誘導(暗示)したりはしません。
関連ワークショップ:『Creating My Future!』
4.相手の世界観を緩める相手の持つ固定観念や信念、無意識にあるものを、意識するように援助したり、また、意識せずに 持ち続けているものを「手放す」のではなく「手を広げて眺め」たり、見方を変えたりできるよう な関わりをします。 その人が問題と考えているものや望ましくない状態、変えたいものなど、すべてはその人の「脳」 と心の中で作り出されているものだということを、その人自身が気づいていくプロセスです。
関連ワークショップ:『可能性を開く質問のしかた』『可能性を喚起するリフレーミング』
5.エコロジーに配慮した介入方針の決定現状と求める結果(アウトカム)の間には、ギャップがあります。
そのギャップを埋めるのがリソースです。
介入方法を決める際、援助者が行なう内的な問いかけは、
「望ましい結果を手に入れるためのギャップを埋めるリソースとは何か?」
「そのために最適な介入技法とは何か?」 です。
リソースは、顕在している時もあれば、意識されていない時もあります。
また、相手が提示する問 題や状態も、別の見方をすれば、望ましくない振る舞いを支える強力なリソースがあるということに他なりません。
単にそのリソースが生かされる振る舞いや文脈が好ましくないのです。
エコロジーとは、その変化が起こることで生じる自分、周囲への影響を意味します。
「その変化を手に入れることで、自分/周囲にどのような影響があるだろうか?」
介入を行う前にエコロジーを問うことは、相互影響を与えるシステムの一部である私たちにとって、必要不可欠なものなのです。
6.介入の実行と新しい世界観のインストールを行う介入方法を決めたら、次に選択した技法を実践する段階になります。 この段階で重要なことが3つあります。
1 介入を実施する人自身が、自信をもってその技法を活用すること
2 その技法の有効性を信頼すること
3 型や原則に忠実であるよりも、感覚を鋭敏にキャリブレートし、相手の反応に柔軟で あること
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7.内的一致を確認し、不一致(葛藤)を解消し、未来の文脈に適応させる対人援助の最終段階は、一致感のチェックと、未来の文脈に変化を適用するというステップです。 パターンを変化させたあと、それが望ましいかどうかを今現在の内的な身体感覚で確かめます。 これをコングルーエンス・チェック(一致感の確認)と呼んでいます。
もしも、内的感覚にどこかしら不一致があったならば、その不一致を統合する技法を用います。そして最終的に一致感をもったならば、その変化を未来に向けて適用します。この方法は、フュー チャー・ペーシング(未来ペース)と呼ばれ、イメージワークで未来の適切な文脈における出来事を想像し、その人が有効な変化と一致感を持ってその場で振る舞っていることを確認します。
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 これらのプロセスを通して重要なことは、
適切なアウトカム
感覚の鋭敏さを持ってキャリブレートする
振る舞いの柔軟性を持って対応する
そして、常にラポールを維持しつづけること

NLPの5つの問題解決のフレーム

課題や問題の見方(フレーム)は、思考の習慣によって作られます。その習慣化されたものの見方は、 固定された無意識的なもので、時に問題解決を簡単にも困難にもすることができます。

フレーム内容
1.問題よりもアウトカム問題を理解するよりも、解決した状態に向けてのステップを作る方が有益なことが多いのです。 そのポイントは次の4つです。
1現在の状態を知り (present state)
2どこへ行きたいかを知り (outcome)
3そこに行くためのリソースを引き出し (resources)
4そのステップをチャンクする。 (chunk small steps)
2.「なぜ」 (Why) より
「いかに」 (How)
問題と認識したことを解決したいのなら、その原因を追及するよりも、解決のプロセスに焦点を当 てる方が有益です。一見、問題を見つけ出しそれを理解することで解決の糸口が掴めるように感じますが、それは上手くいかないことの方が多いのです。
それは、問題が起きたときの文脈や環境 と、それを解決して生きていく未来の文脈や環境が完全に同じになることはないからです。
目指す方向を決め、そこのプロセスを構築しましょう。
【Whyという強力な質問】
Whyという質問は、相手の行動に対してではなく、行為の意図や行為を支える信念に対しての問い かけになるため、非常に対決的な質問になります。その際に、相手は「責められた」と感じ、感情 的なやり取りになることが多いのです。何故?という質問の答えが、往々にして、後付けの言い訳 や行為の正当化の返答になるのは、質問された側が、自身の無意識にある意図や信念に即座にア クセスできないことで起きるのです。
ですから、肯定的な状況のもとで、相手の価値観を引き出す時以外は、解決には使えないことを 知っておきましょう。いかに(如何に)の「如」には、しなやかという語源があるそうです。つまり、日本語においての「如何に」は、柔軟性を前提としているということです。これは興味深いことです。
必然性よりも可能性。できないこと、やらねばならないことに意識を向けて問題の大きさに圧倒されるよりも、今できることによって達成できるアウトカムを設定して下さい。
 3.想定よりも好奇心明けない夜はありません。このまま永遠に何かが続く、ということはありません。どのような形で あれ変化は訪れます。ただそれに気付くか気付かないかは、「想定」しているか、「変化」を前提 としているか、その変化を興味を持って見つけてみることから始まります。 ミルトン・エリクソンは、クライアントに対して、同じやり方を2度しなかったそうです。教え方 についてもそうでした。パターンを作る、というものに対して、好ましくない感じを持っていたの でしょう。ある時、弟子のひとりが、クライアントへの鮮やかなやり口に、 「 エリクソン先生、どうやったのか教えて下さい。 そして、どういう時に使えるのかも知りたいです。」 と尋ねたところ、エリクソンはこう答えました。
「 私には分かりません、でも何が可能なのかに、私はとても興味があります。」( I don’t know but I’m curious what could be possible… )
4.失敗ではなく、
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全ての物事は、それで終わりではなく、人が継続して生きていく上での営みのひとつです。 ひとつひとつの出来事について、上手くいった/行かなかったというのを感じるかも知れません。 しかしその時に、それがこれからの行動を変えるためのリソースになるということを考えたら、失 敗と捉えて自分の状態を苦しくするよりも、ゴール達成のための一つのフィードバックに過ぎないと思う方が、建設的でしょう。
5.行き詰まった時に使えるミラクル・クエスチョン「あたかも」(as if)フレーム未来は誰にも分かりません。大切なのは、その分からない未来をどのように実現しないか、ではな く、手に入れることでしょう。その時に、あたかも達成したかのように振る舞うことは、とても役に立ちます。ただし、問題と認識してすぐにこのフレームを使っても、大概の人は問題に圧倒され ているので信じる気にもなれません。まずはフレームを変えて、その人が問題を扱える程度の大きさにしたときに使うと、より効果が上がります。
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