【自信が持てない彼女の本当の理由】

おはようございます。

 

「おもろい!」から世界を変える
「しぐさ」と「ことば」の専門家、
神崇仁です。

 

覚えてますでしょうか前回の記事…

 

自信が持てない介護職の女性…

 

彼女の勤め先は…

 

ターミナルケア…

 

終末期の看取り介護の仕事でした。

 

 

なぜ彼女は、自信がないのに
看取り介護の仕事をしているのか…

 

「後悔したくない…」

 

「父をガンで亡くしたので、
 その時のこともあって、もっと何か
 できたんじゃないだろうかと…」

 

彼女は教えてくれました。

 

 

「じゃぁ、ターミナルケアの仕事も、
 何か誰かのためにすることで、
 もっとお父さんに何かできたかもしれない…
 そんな気持ちに報いたいって
 そんな気持ちが原動力なのかもしれませんね。」

 

「…そうですね。」

 

「ではもし…人生が巻き戻せるとして…
 そしてその中でいくつかのことが
 満足してできたとするなら…
 後悔する代わりに
 何を得られたでしょうか…」

 

 

何分にも渡る沈黙の後、
彼女がぽつりとつぶやきました。

 

 

「うーん…分かりません…」

 

 

「では、何をしてあげたかった…?」

 

 

「もっと、父と話したかった…」

 

 

「もっと話せたとしたら、
 一体あなたは何に満たされるでしょうか?」

 

 

「分かりません…真っ白です…」

 

 

「でも話したかった。
 たわいもないことでも、
 どんなことでも良かったのに。

 

 地方から会いに来てくれた知り合いや
 親族とはいろんな話をしてたのに、
 私には、喉が渇いた…とか
 寒いとか、暑いとか…

 

 あれをしろ、これをしろ、
 って指示ばっかりで

 

 ちゃんと話をしないまま…だったんです。」

 

 

「確かに、他の人に話をしているのに、
 自分とは話をした実感を持てなかった…
 そんな経験をしたら、
 お父さんに対して後悔もするでしょうし、
 終末期の患者さんと話をすることに
 自信を持てないと感じるのも
 無理もないことですよね。」

 

 

「そして僕は興味があるんです。
 そこまで自信がないと分かっている…
 それにも関わらず、終末期の介護の仕事を
 続けようと思う…」

 

僕がこう話したかけたとき、
彼女が遮りました。

 

「続けようと思ったのではなく、
 始めようと思ったんです。」

 

 

「なるほど、始めようと思った。
 なにがあなたをそこまで
 後押ししているのでしょうか?」

 

何かを決めるとき、
自分自身がそのことについて
詳しくなかったり、
状況や見通しが不明確なとき、
何を判断の基準にしますか?

 

どんな情報でしょうか…?

 

人は、自分の中によりどころを持てないとき、
多くの人は判断の基準を外側に求めます。

 

中には自分の内側に、
よりどころがなくても
自分の判断に従う人がいます。

 

直感で決める、とか
根拠なき自信…というものを持っている人です。

 

でも多くの人はそんな状況では
何かの情報に頼らざるを得ないのです。

 

ではどんな情報をよりどころにするか、
と言うと大きくは3つに分かれます。

 

ひとつは人の「質」に基準を求めます。
その筋の「権威」と呼ばれる人の意見を
丸呑みする…

 

テレビのコメンテーターに大学教授や、
そのトピックの権威の人が出演しているのを
見たことがあると思います。

 

「あの先生が言ってるから…」
そんなことだけで情報を鵜呑みにしたりするのです。

 

 

そして二つ目は、人の「量」…

 

人数です。

 

「みんながそう言ってる」
「みんなそうしてる」

 

ただそれだけの理由で、
右へならえと同じ行動をとる人を
あなたも見たことがあるのでは
ないでしょうか?

 

 

質と量…

 

どちらも人に関連することですが、
その中身は全く異なります。

 

人によってはこの二つの基準は相容れない
ものだったりすることも…

 

 

そして3つめは
先の二つとは全く異なるものです。

 

それはデータ(数値)です。

 

 

データや数字を信じる…

 

結果こそすべて…
数字は物語る…

 

そんな言葉を言う人を
聞いたことがあるんじゃないかと思います。

 

この人は自分軸が非常に強く、
自分の中にある基準を、
外部の数値と照らし合わせることで、
善し悪しを決めることができます。

 

そのためには自分の中に
基準が必要になります。

 

 

彼女には「後悔したくない」という
「避ける」「離れる」基準はありました。

 

でも、
後悔したくない代わりに
得たいものが何か、が分かっていませんでした。

 

それが彼女を苦しめ、
医者、経験年数が長い人や、
大学院に進学して学びを深めたい…と
言っているひと達の「権威性」に
萎縮してしまっていたのです。

 

 

コーチングにおいて、僕たちがクライアントに
学ぶに相応しい心の状態を持ってもらうには、
この内部の基準を「意識的に」理解することが
不可欠となるのです。

 

 

そしてその基準は、誰しも、
必ず持っています。

 

時として引き出すのに時間がかかりますが、
誰しも自分の中にあるのです。

 

 

だから僕も彼女から
なんとかそれを導き出そうと、
何分もの沈黙も、
ただ、彼女が自分の基準につながれるよう、
彼女にするがままにしてもらっていました。

 

そして…
再びの長い沈黙のあと、

 

彼女の口からその言葉が…

 

「つながり…だと思います…」

 

 

そしてこの『つながり』という価値基準を、
彼女の中に、しっかりと根付くように
誘うプロセスが始まりまったのです。

 

 

今日はコーチングの極意
心のアルゴリズムの一つ、
【判断の基準】について話しました。

 

東京、福岡でアルゴリズムの判別や
それを活用して相手が豊かになる関わり方を
探究する機会があります。

 

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【東京・福岡】12月【コーチングの極意】入門講座 NLPメタプログラムをコーチングに活かす4時間

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そして、2019年2月には、
2日間の時間をとってしっかりと探究していく
機会を設けることになりました。

 

このストーリーの続きは次回のメルマガで。

 

 

では、

 

今日もあなたの関わりが
価値のある経験をもたらしますように。

 

いってらっしゃい!

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