【昭和の男が食べたかった『ガリガリ君』】

おはようございます。

 

「おもろい!」から世界を変える
「しぐさ」と「ことば」の専門家、
神崇仁です。

 

今日から福岡に行きます。
【治療の言語学】の福岡クラスです。

 

 

昨日は2ヶ月ぶりに髪の毛もカットして、
こざっぱりして、
少しオシャレになりました。(たぶん…)

 

やる気と気合い十分で福岡にはいります。

 

 

さて、
昨日の記事、見てくれました?

【自信が持てない彼女の本当の理由】

 

昨日はコーチングの極意
心のアルゴリズムの一つ、
【判断の基準】について話しました。

 

人は自分の中に経験値がない時、
自分の判断のよりどころを
外的世界に求めます。

 

人…特に自分にとって重要な他者
権威、つまりすごい人をよりどころにする人がいます。

 

そして人の量、つまり不特定多数の大勢が
信じている事をよりどころにする人もいます。

 

これのことを専門的に『同調性』と言います。

 

そして数値、つまりデータに重きを置く人もいます。

 

自分が正しいかどうかを、数値を基準に考える人です。

 

 

そしてあの介護の彼女…

 

彼女は自分よりも「偉い」
誰かを基準にしていました。

 

 

学歴…

 

努力…

 

勤続年数…

 

 

そしてそのどれもが、自分と比べるには
非現実的な存在でした。

 

今すぐにどうにかなるものではない存在…

 

そんな人達と比べて、
自分の価値を貶めていました。
自分を罰するかのように…

 

『後悔したくない』という
自分の中に『避ける』価値しか
見つけられなかった彼女は、

 

判断する明確な基準がありませんでした。

 

そしてあのセッションで、
彼女は気づいたのです。

 

お父さんとの「後悔したくない」
関わり…

 

それはもっと会話をすること…

 

何のため…

 

 

彼とのつながりを持つことでした。

 

 

彼女に聞いたんです。

 

今の仕事の中で、
『つながり』を強く感じる瞬間って…
いったいどんな場面でしょう?

 

あなたは、自分自身が
誰かの役に立った、
そう強く感じる瞬間って
どんな場面ですか?

 

 

彼女は…
「患者さんと話をした後に
『ありがとう』って言われた時」

 

そう教えてくれました。

 

 

そうです…

 

その瞬間こそ、彼女がもはや
つながりを感じることができない、
お父さんへの後悔の埋め合わせの瞬間。

 

お父さんが他の誰かには見せて、
彼女には見せなかった、
楽しそうに「語りあう」瞬間。

 

彼女はそれを取り戻すために、
日がな、介護の仕事で
お父さんと同じような境遇の
末期ガン患者の話し相手になっていました。

 

「お父さんは覚えている限り、
 一度も『ありがとう』って
 言ってくれなかった。」

 

彼女はそれがなぜなのか
分かりませんでした。

 

 

彼女は女性だから…

 

 

でも、僕にはちょっとだけ
分かりました。

 

たぶん…。

 

 

それはお父さんが、
ザ・『昭和の男』だったから。

 

 

失礼を承知で彼女に聞きました。

 

「お父さんは何年生まれ?」

 

 

「昭和19年でした。」

 

確信が持てました。
お父さんのありがとうは、
言葉じゃなかったはずだと。

 

なので彼女に伝えたのです。

 

「〇〇さん、あなたのお父さんのことを
 思い出して欲しいんです。
 あの戦後を…幼くして過ごし…
 何もない中を生き抜いた
 昭和の男ですよ。」

 

 まだ『亭主関白』って死語が
 化石になる前の時代です。

 

「そんな苦しい時代を過ごしてきた
 あなたのお父さんが、
 どうやって自分の身内に
 『ありがとう』って伝える技術を
 身につけられたと思います?」

 

「…分かりません。」

 

「こうは考えられないでしょうか?
 お父さんは、あなたに『ありがとう』って
 言わない代わりに、
 『あれをして、これをして』と
 昭和の父として、
 決して見せれない弱み…

 
 知り合いには頼めないわがままを、
 娘にだけ言える甘えた頼み事を
 『ありがとう』の代わりに
 伝えていたとは、考えられませんか?」

 

 

そう伝えたとき、大粒の涙と共に、
彼女が教えてくれました。

 

「亡くなるほんと少し前、
 食欲が全くなくなった父が、
 『ソーダアイスが食べたい…』
 そう言われたので、
 近くのコンビニまで『ガリガリ君』を
 買いに行ったことを今、思い出しました。」

 

と。

 

「父はそれを私に頼んでくれた。
 そんな関わりができたことを
 今、とてもうれしく思います。 
 『ありがとう』…と言うのは、
 私の方だったのかもしれません。」

 

人は言葉を自在に扱うことで、
情報を後世に伝え、
文明を築きあげました。

 

言葉があった方が、
気持ちも正確に伝えられると思います。

 

でも、言葉だけでなく、
態度や言葉の外側にあるもので、
メッセージをくみ取ることもできます。

 

彼女のお父さんが、
「伝える」言葉の大切さと、
言葉だけでなく、行動で示す
あり方の大切さも教えてくれた気がします。

 

言葉の使い方と体の使い方で
相手に与える印象だけでなく、
自分自身の心のあり方も変えることができる。

 

つまり、
自分のしぐさと言葉を変えることで、
人生そのものが変わるのです。

 

そんなワークショップの早期申込特典の
期限が迫っています。

 

ぜひこの機会に受けてください。

 

あ、あと
1月3日、ほんの少数ですが、
東京近郊で2019年から未来に向けての
あなたの天命とあり方を導く
ニューイヤーワークショップをリクエストにより
急遽開催することになりました。

 

少人数での開催となります。

 

興味があれば、個別に連絡してください。
オープンに募集はしないつもりです。

 

では!

 

今日もあなたの関わりが、
人生に価値のある経験をもたらしますように。

 

では!

 

いってらっしゃい。

 

記事、書きながら、

うるっとしてしまいました…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る