東京新宿のホテルから書いてます。
今日から始まった
ジェフリーザイク博士の
セッションマスタークラス2023。
僕を含む12人のコーチ、
心理療法家たちが、
ジェフ先生の直接指導を
受けるために集まりました。
セッションの順番や、
誰が誰と組むかも作り終え、
Facebookを見てたら
とても興味深い写真を見つけました。
『ファックスの紙代返せ!』
そしてその下のコメントに、
「紙代返せっていう人は 貧しい人だ」
というコメントが載ってました。
あなたはどう思いますか?
多分ですが、
時代は一世代昔。
まだ連絡手段に、
ファックスが使われていた時、
ファックスDMなるものがありました。
簡単にいうと、
誰か知らない相手から、
スパムメールのようなものが
ファックスでやってくる。
電話の呼び出し音の後、
ぴ~ひょろひょろひょろ…
って音が鳴って
じゃ~~って
知らない人からメッセージが来る。
かつては
ファックスDMの代行業者もいたくらい。
様々な業種の電話番号などの名簿から
狙った相手にファックスを送る。
僕はこれを使ったことはありませんが、
これを受け取ったことはたくさんあります。
紙代返せっていうために、
わざわざ自分の電話代を使って、
ファックスを送り返してくる。
相当なものですよね。
紙代返せ!というために、
電話代を使う…
そして絶対に紙代は返って来ない。
そういうのは
貧乏な人がするのでしょうか?
あるいは、それを
貧乏マインドと揶揄するのに
あなたは賛成できるでしょうか?
この投稿をした人も、
コメントをした人のことも、
僕はよく知りません。
でも、文面を読むと、
マーケッター的仕事をしているようです。
人の深層心理を読む。
人の感情を動かす。
それがマーケッター。
さすがです。
紙代を無駄に使わされた上に、
電話代も使わせるくらいの
分別を超えた感情を引き起こした。
そういう意味では、
まさに感情を動かしたわけです。
そういう意味では、
すごいですね。
でも、
紙代返せと電話代を使う人を
この人は一体どう考えたのだろう。
顔が見えない、電話番号…
リストの一つ。
そう考えたのだろうと、
想像がつきます。
自分のことは大事にしても、
他人のことはリストにしか
思わないのかもしれないなと
興味深く思います。
しかも、それを多分、
十何年も経って、
時代が変わって、
ソーシャリティ・コレクト
社会として何が正しいか、
ということが厳しく問われる時代に、
それを思い出として
載せることができる。
ある意味根性座ってるわけです。
それもすごい。
ま、僕は多分依頼しないでしょうけど。
だって人の心を
マイナスに動かすスキルを
持っているけど、
今の社会情勢とかを
読まないわけでしょう…
いくらすごいスキルを持っていても、
ね…
そして興味深いのが
紙代返せは貧乏。
つまり、
一枚数円もしないファックス代を
返せというのは、セコイ!
ってことですよね。
それは同意です。
でもね、そこも、心を知らないんだな。
あるいは、知ってるけど
あえてそう言ってるのかは
わからないけど。
社会的メッセージと
心理的メッセージ
というのがあります。
僕たちエリクソニアンは
コミュニケーションをするとき、
常にこの二つを頭に入れます。
社会的メッセージというのは、
言葉、フレーズ、つまりセリフです。
ここでいう
『紙代返せ!』です。
心理的メッセージは、
メッセージの意図です。
本当に紙代返せと怒った人は、
お金が欲しかったのでしょうか?
紙代返せの心理的メッセージは、
「無駄な紙代を払ったから、
支払ってくれ!」
と言いたかったのでしょうか?
多分そうじゃないですよね。
心理的メッセージについては、
明日以降のメルマガで書きますね。
今から台湾から来たウェイカイと食事。
ウェイカイ、
滞在中に、ラーメン、焼肉など
日本のソウルフードを食べたいらしい。
今から行ってきます!