ひと段落…ではないけど、
終わりました〜
一日4つのセミナーの運営。
ザイク博士の
セッションの解剖学
エリクソン催眠プロクラス
『施術家の言語学』特別クラス
カウンセラーの言語学
グループコンサル…
催眠三昧でした。
しかし何度見ても、
ジェフ先生のセッションは美しい。
日曜日は、精神科医がクライアント。
土曜日の堀くんとは
打って変わったセッション。
“クライアントに合わせた理論を作る”
ミルトン・エリクソンが
多くの弟子たちに
様々な場面で伝えた言葉の通り、
ジェフ先生は
目の前のクライアントに
完全にテーラーした
セッションを作り上げます。
セッションの後の
ディスカッションで、
テクニックじゃない、
ありようなんだ。
とジェフ先生が
おっしゃるのだけど
それは天才のセリフです。
笑
僕らのような凡人には
この美しい一連の流れを
作り出すのは至難の業。
ありようだけでは無理…
だからこそ、
僕たちは学ぶんです。
ありようを“体現”するために。
今、開催している
『エリクソン催眠プロクラス』
これは誰がなんと言おうと、
エリクソンの催眠テクニックを
習得するためのクラス。
戦略性や催眠言語…
探求者たちが、
上手くいかないことも
楽しみながら、
どんどん
上達している姿を見て、
スタンダードとなる
テクニックがあるのは、
やはり価値があると確信しました。
これを磨くことで、
自分の中にあるありようを
体現することができるから。
でも、これらは、
どこを探しても書籍にも、
ワークショップにもなっていない。
最近、
メール等でやってくる広告で
催眠言語…というのを
耳にするようになりましたが、
ほぼ2018年までは
誰も言ってなかった。
なぜかというと
『催眠言語』というものは
存在しないから…笑
単なる造語です。
少なくとも僕は、
自分で言い始めた…
それまでは
エリクソンの言葉のパターンは
NLPはミルトン・モデルと呼んでいた。
アーネストロッシは、
エリクソンの言葉を
“非直接形式の暗示“
と呼んでいました。
NLPのミルトン・モデルは、
たった数日のフェニックス滞在と
1本のエリクソンのビデオから
導き出した言語構造にすぎません。
それはどのように使うか、
について明確にされてないために、
“言語パターン“の羅列となってます。
だから
よほどNLPに精通した人でない限り、
あれを使って、効果的な催眠は作り出せない。
僕は“間接形式の暗示“を記した
アーネスト・ロッシに
本を書いてから38年後に
直接セッションを受けました。
いかに彼の言葉が、
実践的で、生き生きとしたものか
を肌で感じることができました。
これこそ、
『催眠を生み出す言葉』だ!
そう思って、
アーネストロッシの書いた
エリクソンとの共著や
それ以外の著作を読み漁り、
そのエッセンスを活用して
たくさんのコンテンツを作ってきました。
“言語学シリーズ“
はその典型です。
間接形式の暗示の要素を、
日本語で日常会話に利用可能にしたもの。
それが催眠言語の由来です。
今や不思議なことに
催眠をするために、
特別な言語があるかのように
思われてしまってます。
でも、実際はそうではない。
今日のジェフ先生の
セッションがまさにそれを物語ります。
1時間のセッションのうち、
半分が催眠、半分が意識的な会話。
でも、
その両方に間接形式の暗示が
使われているのです。
その違いは、
ジェフ先生がどのような意図で
その言葉を活用するのか…
その意図にかかっているのです。
同じ言葉でも
言葉をどのように紡ぐか…
どのように語るか…
によって
催眠の状態を作ることができる。
今日、ジェフ先生の言葉の使い方に
新たな発見を見出しました。
文字起こしを見て、
それもパターンに加えていきたい。
ますますこれからの自分の仕事を
楽しみにしています。
では!