昨日、終わりました。
第7期 施術家の言語学
経験の区切りは、
いつもなんらかの意味を
僕たちにもたらしてくれます。
チーフトレーナーの
木瀬くんの成長…
アシスタントチームの結束。
施術家の言語学が、
僕の手を離れて、
コミュニティに渡された。
そんな意味を持ちます。
僕が表現したい多くのこと。
これを、確かな仲間に
どんどん手渡していく。
その始まりという意味も。
朝は、ジェフのセッションでした。
“ジ・エヴォカティブ“
と言える
まさに典型的なドラマでした。
人は
コントロールできないものに
感情を乱されます。
コントロールできないものによって
自分がコントロールを失う。
感情、行動、そして人生…
それらが乱されるんです。
でもその乱れを抑え込み、
平静を装うときに、
さまざまなことが起きる…
葛藤、罪悪感…
今日、
ジェフ先生が見せてくれたのは、
そんな素晴らしい
回復のセッションでした。
先生が見せてくれるのは、
というより、
全ての心理療法や
コーチングの目的は、
コントロールを取り戻すこと。
とも言えます。
というのも、
コントロールがあると
感じることは、
幸福の絶対条件だからです。
人が理由に抗えないという
有名な『コピー機前実験』を行った
ハーバード大学教授の
エレン・ランガーが行った
別の実験があります。
こんな実験でした。
ランガーは、介護施設の
二つのフロアの入居者に対して
ある実験を行いました。
それは権利を与えるというもの。
その権利とは、
部屋に植物を置いたり、
週に一度映画を上映したりできる
といったもの。
そして
そのうちの一方のフロアでは、
この権利をコントロール感と共に与えた。
つまり入居者自身で、
どのような植物を置くかを決め、
水やりも彼らの責任とした。
またそのグループには、
映画の夜を何曜日にするかも
決めることができた。
しかしもう一方のフロアには
同様の権利が与えられたが、
でも単に与えられただけ。
植物を選ぶのは、看護師であり、
水やりも看護師の責任。
どの曜日を映画の夜にするかも
看護師が決定した。
権利はあるが、コントロールがない。
この実験操作の小さな違いが、
大きな効果を生み出したんです。
どんな結果か…
コントロール感を与えられた
フロアの入居者は、より幸福度が高く、
より行動的で健康だった。
しかもこの効果は、
18カ月経ってもまだ持続していた。
さらに驚くべきことに、
18カ月後の追跡調査では、
コントロール感を与えられた
フロアの居住者は、
より健康的で、
死者の割合も半分だった。
大切なことは、
僕たち支援者の目的は、
クライアントが失った
コントロールを取り戻す。
つまり、幸せの条件を
一つ満たす手伝いをするということ。
クライアントが語る問題は、
幸せをとり戻すための
一部なのだということ。
ザイク博士のセッションで
それにはっきりと気づきました。
2月23日(金)
マンスリーウェビナーを開催します。
僕がザイク博士から学んだこと。
変化の要諦です。
相手の心に動きを作る言葉の届け方
“エリクソン流 リカージョン”
まもなく募集を始めます。
(一般での募集はしておりません)
では!