あなたの持つ『正しさ』は、本当にあなた自身の創造物だろうか。

あるニュースが衝撃的だった。
AIが奪った職業は、ホワイトカラーの仕事。
アメリカでは「手に職」系統の仕事が良いらしいという現実。
大卒だから、MBAだから…これが2025年、早くも役に立たなくなっている。
2年前のエヴォリューション・オブ・サイコセラピーでも、AIの進化をプレゼンした人が、明確なプロトコルがあるCBTは、もうすでにAIにとって代わられる状態にある、と教えてくれた。
多分、普通のコーチングも、AIの優しい物言いに取って代わられるのはすぐだろう。
コーチング2.0は終わる。
そして、個人の中の分断を引き起こすコーチング3.0も、その行き詰まりを見せ始めている。
手順のない、目の前の人に合わせて行うコーチング4.0。
これこそが、これから最も大事になる人間の仕事だと、改めて思った次第。
昨日はコーチング4.0コミュニティでのセッション解説。
どのようにセッションが作られていくかについて、セッションを観察しまくった探究者たちから2時間にわたって『鋭い』質問が来る。だから、僕も自分の動画を見直して、答えられるように準備する。
感慨深いなぁ…
何にも知らなかった人たちが、
エリクソンを学び、
探究を続けた
僕のコーチングのやり方に興味を持ち、
それを学び、実践し、自分のものにする。
それを重ねて行なってきたことで、
セッションを分解し、
構造的に理解できるようになった仲間たち。
理解力や才能ではなく、
彼らの探究心こそが、
成長の原動力。
そんな中、
昨日アシスタントたちが
開催してくれた無料イベントでの話。
参加者の一人が、
身内で褒め合って「洗脳されそう」と言ったらしい。
僕もその動画を見た。
無料で来て、言うなぁ…苦笑
でも、いるんですよね、
無料だから…と参加して、
持論を述べる輩が。
それは、
自分の理解できる範囲を
超えたものを見た「恐れ」。
そしてその人の心のプログラム”他責”
批判もあるでしょうが、
僕はこういう人を
”愚か者”って呼びます。
そして
学びを深めたいという
思いの強い人たちと出会うために、
ごく少数の「愚か者」は、
僕には直接言わないし、
自ら「自分とは合わない」と
出ていくこともしない。
そこにいて、
自分の主張を繰り返す。
それが邪魔になるかどうか、
なんて気にも留めない。
政策の是非はあれ、
他の立候補者の選挙活動を
大声で邪魔する人たちと同じ。
そんなことに
自分の大事な仲間を
関わらせてしまうことに、
申し訳なさを感じる。
無料セミナーを広告で
集めるときのネガティブな点。
残念ながら
今の所、避ける方法がない‥
自分の正しさを証明したい…そのために、他者を攻撃する。
その「正しさの証明」。
これをどのようにして表現するのか。
よそ様の投稿や表現に自分の正しさをぶつけるよりも、
自分で「価値がある」と思う表現を続け、そこに集う仲間とそれを磨き続ける。
これこそが、AIに代替されない、人間の『創造的な対話』。
これは僕たち支援者にとっても
とても大事なこと。
クライアントの間違いを正すのか…
別の選択を取るか…
あ、それと僕たちのコミュニティには
『洗脳』なんてものはない。
あるのは、
エリクソンの系譜を
次世代に伝承しようとする想いと、
その発想に「影響を受けた」仲間がいる
それは自由な選択の結果。
ちなみに、
洗脳というのは、
「肉体的な圧力(暴力)と
逃げ出せない環境(監禁)」が不可欠。
ついでに
マインドコントロールというのは、
ある特定の思想を植え付けるための
様々なやり方と、
相手の「想像力」を利用して、
逃げ出さないようにする環境の
二つが不可欠。
僕たちのコミュニティは、
出入り自由ですからね…
洗脳にも
マインドコントロールの条件にも
当てはまらない…
「間違えた言葉遣いは良くないですよね。」
ただ…
ある特定の思想を受けつけるための
「やり方」の一つに
『暗示』があることは否定できない。
だけど
『暗示』そのものが悪いのではない。
問われるのはその意図と、
受け取った思想の社会的な価値にある。
AI時代に、あなたの『正しさ』は、
どのような形を採るだろうか。
では。
