ニュースで知ったんですが、
ワールドという会社が大リストラ。
アパレル(洋服)をメインにしてて、
僕がバイヤーしてた頃は、
業界トップ。
2000億円という
とてつもない数字を出して、
日本中の百貨店が、
頭を垂れて出店依頼をしてた。
京都駅前の好立地だった僕らは
むしろ出店させて欲しい、って
お願いされる側だったけど。
そのワールドさんを
神戸のセーター屋さんから
世界に発信できる企業に変えたのが。
OZOCというブランドでした。
タヤマアツロウという
日本人のデザイナーとコラボして、
めっちゃオシャレな
ブランドを作った。
多分、最盛期には300億円
近く売れたと思う。
それが、今回のリストラで
ブランド終了に。
92年の立ち上げから
30周年を迎えられなかった。
今日の発表で知ったのは、
Aquagirlというブランドも。
当時のファッション好きなら
誰でも憧れた
セレクトショップがその前身。
日本で初めて、
ルイヴィトンのデザイナーだった
マークジェイコブズとか、
ケイト・スペードとかを買い付けて、
ハイファッション雑誌が、
毎月特集組んでた。
そんなブランドもおしまい。
そしてあの憧れ、
バーニーズニューヨークも
新宿店を閉店だって。
実は、コロナ以前から、
僕たちのライフスタイルが
大きく変わっていたことが、
明確になったに過ぎないんだね。
どれだけ人気でも、
時代の流れにおいてかれたら終わり。
でも、このニュースで気づいたこと。
ワールドは倒産しなかった。
バーニーズの親会社、
セブンアンドアイは潰れない。
なんでか?
それはポートフォリオ、
つまりビジネスを分散してたから。
他にもいろいろ主力となる
ブランドがあった。
僕は独立するときに、
決めていたことがあった。
それは一つに絞らないってこと。
その代わり、
自分が「やる」と決めたことは、
スキルではトップレベルに高めよう。
そう思ってました。
だから、
当初僕の売りは、
N L Pだった。
でも、それだけでなく、
エリクソニアン催眠と
プレゼンだけは、
この業界でトップレベルになる。
そう決めて探求を続けてきた。
そして今、この2つに加えて
エリクソンのありようを加えた
コーチングが僕のビジネスの
構成要素になってる。
そして不思議なことに、
それぞれを高めていく
プロセスの中で、
それぞれが相乗効果と、
インスピレーションを生み出す。
そしてまたまた新しいものを
生み出すことになる。
例えば、
施術家の言語学。
これは僕の百貨店での経験
カスタマーエクスペリエンスと
催眠言語、N L P、影響力など
人生の学びが合わさって
施術家の人生を変える
会話の技術として結晶化した。
他にも、
来週あなたに紹介する
ストーリーテリング。
ありきたりの
ストーリーの語り方ではなく、
ミルトン・エリクソンが使った、
変化を生み出す伝え方、
『エヴォカティブ』な語り。
どれもすでに市場にあるもの。
でも、組み合わせによって、
全く新しい特徴を持って、
より優れた可能性を導き出す。
この間、ザイク先生の講座で
『ありよう』の話があった。
僕たちはスキルを使うプロとして、
それ以前に1人の人間として
『どのように人間を捉えるか?』
それがスキルの使い方を決める。
それが『ありよう』。
そう教わりました。
独立前夜の2012年、
ちょくちょく家に遊びに?
来てくれていた、
N L Pの仲間である原田さんが、
『神さんは、参加者に
どんな想いがあるんですか?』
この会話、
原田さんは覚えてないだろうけど、
お昼ごはんを食べに、『ガスト』に
20分かけて歩いてたとき、
「可能性がない人間なんていない。
能力がない人間なんていない。
ただ、うまくやれる方法を知らない。」
「だから、僕は望めば誰でもできる、
そんなやり方を、開発しようと思う。」
そんな会話をしたことを、
10年経った今でも覚えている。
それが僕のメッセージ。
ありよう。
そのありようを中心にして、
言葉の探究がある。
そのありようで、
コーチングをする。
そのありようを、コーチたちや、
自己表現を求める人に
技術を学ぶことを通して、
経験してもらう。
そのありようで、
エリクソンの学びを
僕自身にも応用する。
あなたはどうでしょう?
今の中心となるスキル。
そしてそれだけでなく、
新しい何かを、
手に入れていく。
そのことにどんな
興味があるでしょうか?
あなたの『ありよう』とは
どんなものでしょうか?
懐かしのアパレルたちが
どんどんなくなっていく
そんなことでふと、
自分のことについて
思い返すことになりました。
では!