さて今、山口県
美東のインターチェンジから
お届けしています。
施術家さんをたずねて
山口まで来ています。
隣には当社のホリ君がナビを。
「おいおい、ナビ役が寝てたらあかんぞ。」
隣でウトウトしているように
僕には見えたので、
そう伝えたら、
「わたし、昔から、『寝てる疑惑』で
テレビを消されたりするんですけど、
起きてますから!」と
強い抗議をもらってしまいました。
人をぱっと見で判断しないこと、
大事ですよね。
さて、
あなたが誰かの実力を
『ホンモノ』を判断するとき、
何を決め手にしていますか?
昨日の話題、
実例、経験、統計値に立つと、
98%が満足!とか。
あるいは、権威性にたよるなら、
●●協会認定のトレーナーとか。
なんとか資格をいくつ持ってるとか
そんな情報が『ホンモノ』を判断する
決め手になると思われるかもしれませんね。
でも、
注意して欲しいんです。
これらの情報は、
発信者側のコントロールが
可能だということに。
僕たちももちろん、
この手の情報を使いますが、
これらは発信者の恣意的な表現が可能になります。
何%とか、
なんとか資格をいくつもってるとか、
何万人の…とか、
これらの情報は、
僕たちが何かを判断するときに
自動的にOKをだしてしまう
権威性のスイッチがある。
そのスイッチが押されるタイプの
情報だということに。
その情報が『量』を表していると、
ぼくたちはたいした情報の精査をせずに、
スゴい!と判断する傾向があります。
特に知らない世界の情報については
特にそう感じる傾向が強いです。
『ファクトフルネス』なんて本が
売れに売れるのも、
その手の情報におどらされたくない、
そういう人間の心理が影響しているのだと。
でも、興味深いことは、
知っている世界のことになると、
とたんに『量』では納得が
いかないことに気づきます。
例えば、ゴルフの世界で、
毎日、素振りを3,000回やってます。
と、間違えたフォームで
素振りを続けてる人を
『ホンモノ!』と思うことはないでしょう。
もしも、量がすべてを物語るなら、
人生について語るのは、
おじいちゃんが最適だし、
ミシュランの三つ星よりも、
毎日三色の料理をつくりつづけた
おばあちゃんが最優秀として
評価されてもおかしくない。
実際はそうならない。
なぜかというと
それぞれの分野で評価される基準があるから。
その基準のことを『質』と
呼ぶこともできます。
昨日、インタビュー撮影をしに、
施術家の言語学の共同講師である、
木瀬先生のサロンにお邪魔したとき、
僕の彼に対する見方が、
尊敬に変わりました。
僕にとっての彼は、
とても優秀な生徒さん、
本人がどう思っているかは別として、
『一番のお弟子さん』
そんな見方でした。
でも、
彼のサロンに入って、
準備をしているときに、
書棚に置かれた本を
移動させようとして、
気づきました。
いわば『権威性』のスイッチが、
カチッと入ったのです。
それと同時に、
権威性を裏付けるものを感じて、
単なるスイッチではなく、
「この人『ホンモノ』や!」
そう言う尊敬の念が沸き起こりました。
本です。
膨大な数、というわけじゃない。
それなら、ウチのサロンに来た方が
山のようにある。
でも、
一冊一冊に、膨大な数の付箋がついてました。
これは『量』であると同時に、
あることを裏打ちしている。
それは『探求の深さ』。
つまり探求の質です。
モデリングが上手、
要領が良い、
そんな言葉で片付けられないような、
深い努力を、彼は何年も続けてきたんだ。
それが一目でわかる蔵書でした。
僕と一緒に探求していることを、
さらに木瀬先生なりに、
深く探求している姿を見て、
まだ、30代と若いのですが、
『ホンモノだな。』
そう思いました。
ますます木瀬先生をゲストに迎える
4月28日の『奇跡が起きる伝え方』
4MATの開催が楽しみになってきました。
本日で申込み締め切りです。
では!