ちょうど今、
年に一度のプロモーション
施術家の言語学第5期を開催していて、
めちゃめちゃハードです。
一日2回の説明会があって、
終わるのがこの時間。
なので、ここのところ、
このメルマガを書きたくても
書けない日が続いています。
やっと今日、一山越えたので、
どうしても書きたいことがあるので
書くことにしました。
大坂なおみさんが、
全仏オープンで、
試合後の記者会見を受けない。
ということが物議を醸してますね。
テニス界を震撼させている。
これが続くと、
4大大会で出場できなくなるかも。
そんな話が出ています。
単なる記者会見ではないようですね。
ことの是非は僕には背景知識も
当事者でもないので、
あれこれいう知見も
資格もないのですが、
これを色々外野が言ってることに
おかしいなぁと思ってて。
例えば、
オーストラリアの選手は、
「記者会見も仕事の一部」って。
また、
あの有名なテニス選手ナダルも、
「ニュースを書いてくれる人が
いるから僕らは有名になれる。」って。
最も辛辣に感じたのは、
サミュエルグロスという選手の
コメントです。
引用すると
今回の“会見ボイコットについて
「彼女にすべてを与えてくれた
スポーツに対する侮辱」
「ツアーに参加する全選手の
義務づけられていることを、
自分だけが簡単に選択できるなんて
考えるのはまったくのジョークだ」
「彼女の発表は見当違いで、
偽善に満ちている」
いろんな意見が
あるだろうと思います。
前提として
大坂なおみさんに
共感しているということを
先に伝えた上で、
ここで彼女が問題にしているのは、
記者会見ですよね。
そして僕は言葉のプロとして
問題は、
『目に見えない暴力』
だと思うんです。
大坂なおみさんを
批判する人たちは、
プロのテニスプレーヤーです。
技術を高めてその頂点を目指す。
彼らはきっと、
練習もせずに優遇され
大会に自由に参加できる
テニスプレーヤーがいたら、
批判するでしょう。
自らの能力を磨かずに、
特権を持ってるかのように
振る舞うプレーヤーがいたら。
世界最高のテニスプレーヤーに
接するジャーナリストは
言葉のプロであるべきでは?
取材を通して、
相手の人格や能力を最大限尊重して
引き出したい事実を質問に
よってひきだす。
言葉のプロなら
なぜそうしないのか、
不思議でなりません。
大坂さんの姿勢を問う前に、
下手な質問しかできないような
レベルの記者に
会話させなければ良い。
単純にそう思うのです。
そして
僕たち支援者が本当に
気をつけなくてはいけないこと
それは、
質問はやり方によって暴力になる。
質問力は雑談なんかでは
鍛えられません。
目的を持って質問しなければ
誰であっても
それが
クライアントでも、
部下でも、
大坂さんのように
声をあげないだけで
傷ついているんです。
コーチも、上司も、
そこに気づくべきです。
そして腕を磨いていく
必要がありますね。
質問の持つ大切さを
知ってもらう必要がありそう。
そう思いました。
今度は『質問』について
どこかで
ワンコインやろうと思います。
では!