今日一日中、
家の中で仕事してました。
さっき、夜になって、
晩御飯を買いに行こうと
玄関のドアを開けたら…
頭の中に透き通るような声で
あの歌が流れてきました。
それは…
“こんな~ことは今までなかった。
僕があなたから離れて~ゆく~“
随分思い出したことないんです。
なんの曲かなと思って、
ググってみました。
あの声で、誰か分かったんです。
Googleってすごいですよね。
こんなことは今までなかった。
ってググったら、
いるんですね、ググってる人。
すぐに見つかりました。
『秋の気配』という
オフコースの曲でした。
あ、オフコースを知らなければ
小田和正さんのグループです。
そしてわかったんです。
どうしてこの曲が流れたか。
ドア開けたときに、
今年一番です。
あの香りがしました。
夏が終わるとき、
あ~もう秋だなって思える香り。
あなたにも経験ありませんか?
金木犀の香りです。
この香りを嗅ぐと、
なんだか懐かしい気持ちと、
ちょっと切ない
気持ちになりますね。
春から夏への高まりと
夏から秋はなんだか違いますよね。
不思議ですよね、
金木犀の香りには
リラックス効果が
あるらしいですが、
香りに含まれる成分により
懐かしい気持ちや
寂しい気持ちになるわけではない。
ひょっとしたら
これを読んでくれている人の中には
寂しさではなく、
喜びを感じる人も
いるかもしれない。
僕たちは
些細な外的な刺激を
引き金にして
そういう感情を思い出したりする。
不思議な生き物なんですね。
僕たちは経験したことの中で
重要だと思えるものを
心にのこそうとする。
『記憶』です。
記憶にも色々あって
何か特定の思い出を
具体的に思い出せるものと
そうでないものがあります。
具体的に思い出せる記憶は、
神経生理学者の山鳥重さんの分類だと
『陳述記憶』といいます。
イメージ化したり、
意識的にできる記憶です。
さらに陳述記憶は2種類に分かれる
それは知的な『意味』
=知識として覚えているもの。
水=H2Oとか、
人の名前とか…書籍の名前とか…
方程式とかです。
一方で、知的ではなく、
感情と繋がった記憶もあります。
エピソード記憶とか生活記憶と
呼ばれるものがそれです。
呼び方はともかく
『ストーリー』になっているもの。
僕たちが「思い出」と呼ぶものは、
ほとんどがエピソード記憶です。
そして記憶の中には
言葉にできないものもあります。
言葉にできない記憶。
ということで『手続き記憶』と
呼ばれたりもします。
今日のオフコースとか
金木犀とかは、
まさに手続き記憶…
何かそれを思い出す
きっかけがあることで
行動となって現れる。
僕の金木犀は、
何がトリガーだったか
わかりませんが、
金木犀はあの曲が
頭の中で流れる
トリガーとなったでしょう。
僕たちはさまざまな
記憶の中で生きている。
そして一度なり始めた
オフコースのあの曲は
名前なんだっけ?
そう『秋の気配』
曲の名前は思い出せなくても
2時間たった今でも
まだ頭の中で流れています。
不思議ですね。
そういえば、
来年1月
スティーブン・ギリガン博士が
オンライン講座に帰ってきます。
あの伝説の集客
300人近くの参加者が集まった。
あのスティーブが
今度は僕たちに
コーチングを教えてくれます。
素晴らしい人生の作り方を
他者に提供できる
まったく新しいコーチングです。
楽しみにしててください。
では!