神崇仁 公式サイト

聴く力は最強ではない…でも聴かないわけじゃない…

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約4分

昨日は感動心理マスターコーチ…

『伝える』の効果的なやり方について
ステップを踏んで学んでいきました。

コミュニケーション…というのは、

ふたり以上の間に起きる情報の受信と発信

そこには『受け取る』とと
『送り出す』ことの両方が存在します。

呼吸と同じ。

吸う息吐く息

どちらが大事…ではなく、
どちらも大事…なんです。

でも、
コミュニケーションを
呼吸に喩えるのは

正確ではないかもしれません。

というのは、

呼吸は息を吸っている最中に、
息を吐き出す…ってのは無理。

息というものは、
常に一方向にしか動かない。

まるでバレーボールのゲームのようです。

ボールが呼吸…

行ったり来たりする。

バレーボールのアナロジー、
類推においても

サーブレシーブのどちらが大事、
なんてことはありません。

さらに、
コミュニケーションは、もっと複雑です。

興味深いことに、
物事をシンプルに捉えすぎる人の多くが
アリストテレスを引用します。

エトス(信頼性)、パトス(情熱)、ロゴス(論理性)

確かに歴史的に最も古く
コミュニケーションとは何かを打ち立てたのは、
アリストテレスだと思いますが、

この考えの前提は、

「話し手がメッセージの内容と意図を聞き手に伝える」

そのやり取りが続くことを
コミュニケーションと考えているわけです。

だから、理解というのは、
相手の話を受け取って、
自分の中で再構築すること。

そのためには、
まず、相手の情報を受け取ることが大事。

そのためにはまず「聴く」ことから始める。

つまり、
相手の「伝える」を理解するために

まず「聴く」という行為を行うよ!

というものです。

シンプルですよね?

でも本当でしょうか?

コミュニケーションって

伝えると聴くで済まされるものなんでしょうか?

実は、20世紀に入って
この考えは覆されているんです。

グレゴリー・ベイトソンという人がいます。

コミュニケーションの大家とも言えるし、
情報とか捉え方学習といった
人間の神経系の作用と、

当時精密化が進んでいった
コンピューターやオートメーションなどの

機械の自動制御などを研究する分野、

“サイバネティクス“という理論など
さまざまな分野を研究した、

知の巨人…

それがベイトソンですが、

彼が、
コミュニケーションの特徴を
受信と発信ではなく、

命令応答の繰り返し

「おはよう」は発信ではなく、
「君はどうだ?」を返せ!という命令

・同時にさまざまな情報が含まれる
 冗長性のあるもの

「おはよう」を元気な声で
目を見て言うのか、

ブスッとした声で、
下を見て言うのか、

・一方向ではなく、同時に双方向に
 命令と応答が異なるチャンネルで行われる

おはようを言われている時に、
それを聞いてる側が、

おはようの相手を睨みつけたり、
軽蔑の眼差しを返したりしたら
どうなるでしょう。

とてもじゃないけど、
関係性は築けないわけです。

僕たちは、
話すと同時に聞く、見る、
自分の内側も聞いて、感じる

さまざまなことを
同時にしなければ、

コミュニケーションって
成り立たない。

そしてそれだけじゃないんです。

話されていることを聞く

その傾聴ではうまくいかない。

なぜなら

話されていることと同時に、
そこには「話されていないこと」があるから。

これを聴かないことには
コミュニケーションが成り立たない。

お腹が痛いと
苦痛に顔を歪めている人に

大丈夫?

と聞いて

「大丈夫」と返ってきたからと言って、

それを
「あぁよかった!」
安心する人はいないですよね?

そこには、
「大丈夫」以外に
言えてないことがあるんです。

10月4日に開催する
マンスリーウェビナーでは、

「なんでそんなことまでわかるの?」

「こんなに聞いてもらえたと感じたの初めて」

そう言われるような
聴き方について探求します。

「聴き方のアート」
精神論ではない、技術としての識別傾聴術

と言う講座をお届けします。

では!

この記事を書いた人

一般社団法人 変化と成長のコミュニケーション推進協会代表理事神 崇仁
言葉を通してあなたの存在感を
6.6倍にする【影響力の専門家】

クライアントに変化を生み出せず、
悩み苦しんでいるコーチ、コンサル、
セラピストなどの起業家に、
クライアントの『潜在意識』を覚醒させる
『伝え方』のスキルを教える活動をしている。
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