神崇仁 公式サイト

ハンバーガーの食中毒事件に学ぶ価値の大切さ

277 views
約4分

言語学トレーナーの木瀬くん

すごいなぁ~話めちゃうまい…と感じた

一昨日は施術家の言語学
5日間集中ワークショップ

重要なテンプレートを
完成させる試みは

木瀬先生の
素晴らしいプレゼンで
幕を開けました。

そして…

おかげさまで
今月のマンスリーウェビナー

“価値観と質問“

登録者が150名を超えました。

僕の仕事場にあるパソコンには
3つのディスプレイが繋いであって、

社員たちは“トレーダー“って
言ってます。笑

今、画面の左にある
ディスプレイには

ネットフリックスが流れています。

そこには“ポイズニング“という
ドキュメンタリーが流れています。

食事に含まれる
『毒』についての
ドキュメンタリーです。

「ちょっとハンバーガー食べれなくなる…」

その番組の冒頭で1990年代に起きた
アメリカのハンバーガー会社での
食中毒が取り上げられてました。

ハンバーガーを食べた700人が
O157の食中毒になり

子供が4人も死んだ…

ハンバーガーを食べたことで…

昔の話とはいえ、衝撃です。

O157ってそんなに怖い大腸菌なんだ。

って改めて知って恐怖…です。

アメリカの医者が
テレビに向かって、

「手を洗うのが最大の予防策」
言ってます。

マズローは、
この事件のはるか昔に

人間の欲求について語りました。

生存の欲求

生理的な欲求

所属の欲求

承認の欲求

そして自己実現の欲求…

自己実現の欲求こそが
高次の欲求と言われますが、

このドキュメンタリーが
明らかにすることは、

それは普段の時…

生存の欲求は、当たり前すぎて
危機が来ないと分からない。

それは身体の欲求だから…

マズローのあと、
人間の意識の進化を研究した、

クレア・グレイブスは、
命に関する衝動を“ベージュ”と名づけ、

どれだけ知的な人でも、
ベージュの衝動が発動する
状況になったなら、

人は、生きるためになんでもする。

そう論じたのです。

亡くなった子供の親の1人は、

ありとあらゆる病院の
延命措置を選択し、

お金に糸目をつけずに
子供の命を長らえさせるために
莫大な出費を厭わなかった。

それまで慎ましい生活をしていた
教育者だったのに…

その人が美徳と考えていた
“節約“という価値観は、

あっという間に吹き飛んだのです。

そして、残酷なことに、

食中毒のプロセス

それは企業が選んだ選択でした。

その企業は当時、キャンペーンの真っ最中。

どの店も値下げしたハンバーガーに
殺到するお客さんを『捌く』のに
てんやわんやでした。

だから、

ハンバーガーの調理の
基準である温度を厳格に守ると、
客に提供する

『客への提供時間が多くなる』

『肉の食感が落ちる』

結果売上にマイナスの影響が起きる…

そう考えたのです。

『効率』という高次の価値観が、
誰かの『生存』を危うくする。

そんなところまで
当時のCEOは考えが及ばなかった。

もしももっと情報があったなら
ひょっとしたら
事態は変わったかもしれない…

生焼けのハンバーガーが
食中毒を引き起こすという事実

食中毒を引き起こす
O157が猛威を振るうと
臓器が食べられてしまい死に至る。

生焼けはある一定の温度で
決まった時間を調理に費やすことで
防げる…

ここで『安全』
という価値観が重要になる…

それは生理的な欲求です。
苦痛のない、生理状態を求める。

それを効率的な価値観と
バランス取ることができたなら
問題は減るわけです。

そしてさらに、
これを所属しているコミュニティ
周知していく…

そこで使えるのは、
人の持つ『所属』の欲求です。

所属欲求を活用することで
これらのことが現場のアルバイトや
パート、社員にまで周知できたなら
事態は変わったかもしれない。

こう考えると、
僕たちは常に様々な
価値観を内在して

その時々に
危機に晒される状況において
相応しい価値観が強く意識される。

今月のマンスリーは、
それを扱ってみようと思います。

個人の持つ価値観

人の意識が持つ価値観のレベル…

そう言ったものをセッションに
活用してみることにします。

では!

この記事を書いた人

一般社団法人 変化と成長のコミュニケーション推進協会代表理事神 崇仁
言葉を通してあなたの存在感を
6.6倍にする【影響力の専門家】

クライアントに変化を生み出せず、
悩み苦しんでいるコーチ、コンサル、
セラピストなどの起業家に、
クライアントの『潜在意識』を覚醒させる
『伝え方』のスキルを教える活動をしている。
Follow :
FacebookでシェアTwitterでシェア