昨夜は
“心理のしごと”をアップリフトする
伝え方革命
3日間ワークショップの中日。
2つ目のアップリフト
“ありよう”について
話してきました。
よく聞かれるんです。
エリクソンとアドラーって
似てますよね?って
???
ほんとよく聞かれます。
だから失礼を承知で、
ほとんどの場合
質問に質問で返します。
「ほんとですか?」
僕は正直なところ、
アドラーを知らないし、
興味もない…
でも、
それなりに有名な人で、
エリクソンよりも知られてて、
世界的にも影響があるわけだし
そんな二人が
「似てる」ってないよな〜
そう思うので、
教えてもらいたいわけです。
すると…
だって、NLPやってる人で
アドラー心理学の人も多いし、
エリクソン催眠やってる人も
アドラー心理学やってますよ。
『目的論』とか肯定的意図と似ているし…
目的とか未来とか近いじゃないですか!
そう教えてくれます。
でもね、思うに
人が何か自分のやり方を見つける時、
そこにはその人ならではの、
人生の経験がある。
エリクソンは
目的論とかじゃなく、
自分の人生がある日突然
全身麻痺によって
ガラッと変わる。
そんな経験をしたんです。
そして麻痺を一年足らずの
リハビリで解消していく
そんな奇跡的な経験の中で
発見するんです。
心のイメージが体に直接影響を与える。
自分の個人的な思い出に
没入することで、
自分の体に変化が起きる。
そんな経験から
エリクソンの探求は
始まってるようです。
非支持的療法で知られる
カール・ロジャーズも
子供の頃、
過干渉の両親がいて、
ああしなさい、
こうしなさい、
そう言われ続けてきたそうです。
「僕はそうはならないぞ」
そんな思いが、
指示して変化をすることなく
クライアントのペースで
変化を起こす、
来談者中心、
クライエントセンタードアプローチになった。
そんなふうに考える人もいる。
人生のバックグラウンドが
同じでない以上、
『同じ』にはならないですよね?
以前、エリクソン財団の理事長
ジェフ先生にメールしたんです。
そしたら、
エリクソンはユニークです。
特に何がユニークかというと、
「理論を持たなかった。」
人間とはこういうものである。
だから私の療法が価値がある。
そういう真理を持って、
理論形成することを、
エリクソンは徹底的に避けた。
理論以上に大切なのは、
『目の前にいる人』
人は皆同じではなく、
人は皆「指紋」のようなもの。
かつても、これからも、
誰一人として同じ人はいない。
それを真理や絶対の真実ではなく、
関わりの仮定、前提として捉え、
その
ユニークで独自の存在を楽しむこと。
それを前提として関わる。
真理と前提…
それが決定的な違いじゃないかな。
そう教えてくれました。
「!!!なるほど!」
だから、気をつけたいんです。
安易に
誰かと誰かの方法論を
組み合わせたり
「似たもの」として合わせない。
それぞれ独自の存在として
敬意を持って関わる…
今日はありようについて
お伝えしました。
では!
追伸:
1月30日にマンスリーやります。
20時から…
時間だけ空けといてください。