夜、お風呂に入っていたときのことです。
湯気の向こうにテレビの音がふわっと聞こえてきて、
何気なく目を向けました。
Vシネ任侠映画の有名人、
本宮泰風さんがカメラにガン飛ばしながら
言ってたんです。
その言葉にハッとして…
僕…物心ついた頃から仁義なき戦い
ゴッドファーザー、タケシのアウトレイジ
果てはVシネまで…
お恥ずかしながら
任侠映画好きなんです…
実際には反社。
弱みにつけ込む、社会的には認められない存在。
でもその一方で、
室町時代いや、平安の武士の時代から流れる
ある種の男の世界観
弱気を助け、強きをくじく…
現実にはいないであろう…でも、
どこか惹かれる存在。
僕にとっては、
池波正太郎さんの鬼平とか
雲霧仁左衛門とか、藤枝梅安とかと一緒の感覚。
悪だけど、正しいこともやる…
まぁ現実にはいないけど、男同士の絆…とか、
とにかく昭和的なんですよね。
理屈じゃなく、好きなんです。
あなたには、
誰に見せるでもない“好きな世界観”ってありますか?
日本統一ってVシネロングセラーの主演
本宮泰風さんが、珍しくテレビに出て、
こう言っていたんです。
「努力を習慣にした結果が、実力なんだよ」
その言葉に、妙に反応してしまった。
ざわついた…という感じ。
昨日は夜中0時を過ぎても、
グループコンサルをしていました。
HPM(心身の自然治癒力を高める催眠メソッド)
の添削会。
施術家、カウンセラー、医師、
それぞれが本気の症例を持ち寄ってくる。
僕も本気で応えます。
でも、ふと気づいたんです。
「これ、誰のためにやってる?」
自分のためにしているはずの学びの場、
自分の“すごさ”をどこかで証明したがっている。
昨日、それに気づいた瞬間、
「うわ、この感じ、あったなぁ昔」と、
ちょっと苦笑い。
僕たちはときに、「努力してる感」を
自分の証明に使ってしまうことがある。
でも、努力そのものに価値があるわけではない。
大事なのは、“どこに力を注ぐか”。
本質ではないところで汗をかいても、扉は開かない。
それを見誤ると、違うドアを叩き続けて、
開かないまま疲弊してしまう。
僕にとって
「努力を習慣にした結果が実力なんだよ」
という言葉は、
シャドウが呼び起こした投げかけだったのかも。
僕が思い出したのは、
クレア・グレイブスの
スパイラルダイナミクスです。
人の価値観の成長を螺旋構造で示した
このモデルでは、
それぞれの段階に“必要な通過点”があります。
力を示したいフェーズ、
社会に調和したいフェーズ、
そして違いを認め合うフェーズ。
そのどれかが未完了だと、
現れるのが“シャドウ”。
僕の場合、それは“努力”にまつわる感情
だったのかもしれない。
別に、正解なんてどこにもない。
でも、
自分がどの扉を叩いているかは、
自分で確認しておいた方がいい。
努力してるのにうまくいかないと感じたら、
そもそも“鍵穴のない扉”を開けようとしてるのかもしれない。
あなたは鍵穴の場所、知ってますか?
明日から、言葉で支援する力を高める
「カウンセラーの言語学」が始まります。
自分の努力が、正しい扉を開ける“鍵”になるように。
あなたにもぜひ、手にしてほしいです。
追伸
本宮さんは最後に
「じゃ、あばよ」と言ってました。
言葉の軽さと、そこにこもる芯の強さ。
こういうの、好き。
では!