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教える人に必須の能力とは?

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約3分

今日は軽め。

というのも、
明日と明後日、
僕自身のコーチング講座があり、
その準備に追われているから。

ミルトン・エリクソン流
対人支援のありようを、
コーチングに落とし込んだ
オンライン・プログラム。

バリューベースド・コーチング
と読んでます。

日本語にすると、
『価値を基準としたコーチング』
です。

僕たちは、決断するときに
ある基準を持っています。


全ての選択、決断に
その基準は関わってきます。

当然ながら、無自覚です。

いちいちレストランで
メニューを選ぶ際に、
自分の奥深くにある価値観に
照らし合わせて、
意識的に選択していたら、
選べなくなってしまいますからね。

何気ない判断も含めて
全ては価値観が基準となって
決めています。

簡単にいうと、

『何を大切にしているか?』

その大切にしているものを
基準に決断をするわけです。

コーチングにおいて、
僕たちが大事にしている
価値観とは何か?


それは、
『自ら発見する』こと。

僕の価値観や考え方ではなく、
その人の内側に既にあって、
かつて一度は経験しているけど、
使いこなしてない、
眠らせているものがある。

それは困難において
状況を打破する力となりうる。

それは、誰かから教わったり、
押し付けられたりすることよりも、
その人が自分で発見する
こと。

『これだ!』という感覚。

これを見つけてもらうために、
僕たちは様々なスキルや
能力を磨くんです。

そして『可能性』です。

どんな状況においても
困難さにおいても
そこには『可能性』がある。

時に『可能性』も、
内在する能力の発見も、

自分ひとりではできない状況がある。

心の状態がある。

そんな時に僕たちは一緒に、
可能性と内在するものを
探す手伝いをする。

そのためには、
『一緒に探す』ことを可能する
能力やスキルを磨くことが必要です。

単なるコミュニケーションではなく。

自己表現の手段としての
会話や質問の技術ではなく、
『一緒に探す』ための技術です。

一緒に探す能力を特定して、
それを毎回の講座で
お伝えしています。

共通するのは『識別』。

あるものとあるものを
区別できる能力

共通項と違いの両方を見つける能力。

クライアントの言葉から
複数の要素を抽出して
それを並べ替える能力。

往々にして、
困難な状況にある人は、
『一般化』という識別とは
真逆の思考に陥ります。

まさにポジティブ心理学が
3つの“per“といわれる
心の状態です。

あれがダメなら全てが真っ暗。
全て自分のせい。
過去も今も未来も希望なし。

Pervasive
Personal
Permanent
という状態を脱するには、

識別する必要があるのです。

次回は、
バックトラック(伝え返し)を識別します。


いわゆる『おうむ返し』と
いわれるものは、

その特徴によって、
20種類くらいに識別できます。

僕たちはそれなりに多く使う
7つの伝えかえしに絞って学びます。


スキルを人にお伝えする時、
学び手よりも講師は
数段細かく識別する必要があります
ね。

今度、
識別について
ワークショップやろうかな…

あんまり興味ないかもだけど。笑

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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