どれだけ良い商品でも、
それが届かなければ
何の意味もない。
かつてどこかのマーケッターが、
僕に教えてくれたことです。
「いいモノなら売れるさ。
なにバカなこと言ってんの?」
その時はそう思っていました。
それから数年…
僕は随分といろんなことを
学んだつもりでした。
変わった…
自分自身の捉え方も
商品に対する捉え方も
マーケティングについても
セールス…
そして経営についても…
変わった…
そう信じていました。
でも…
昨日、それを改めて
思い知らされました。
Youtubeライブが接続できない…
昨日のオンラインは、
史上最高の出来でした。
ここ数年、どんどん深めてきた
エリクソンの学びを
わかりやすく、
言語化できる自分。
それを自分でも再認識しました。
「すんごいやん、オレ。」
いつもならそう思ったでしょう。
終わってからの祝賀会。
そうなってたでしょう。
でも、今回は違った。
なぜなら、
本来届けられるのに、
届かない人がいる。
それがわかっていたから。
どれだけ良い商品でも、
どれだけうまく説明できても。
それを聞いてくれる人が
いなければ、価値が広がらない。
アプリのアップデートなど
自分のコントロールの外、
なんともならないとはいえ、
届かないことを
想定してなかったのは、
質問や、相手の理解を考えずに
説明を考えるのと一緒。
自分だけがいい商品だ、
と思っても伝わらない。
伝わるのは、
『聴き手が良い』と
思ってもらえる内容なんです。
そしてさらに、
概念的に届く=理解される以前に、
それが『物理的』に届かなければ
役に立たない。
そんなことを嫌というほど
思い知らされました。
これを読んでいる人の中には
良い商品をお持ちの人もいる。
で、ひょっとしたら
どうしてみんなこの良さを
わかってくれないのか?
そう思っている人もいるんじゃないかと。
もしそう思っているなら。
その素晴らしい商品を、
ネットに接続されていない環境で
『伝わってる』と誤解したまま
熱弁を奮っている自分を
想像してみてください。
全部のプレゼンが終わった後。
「あれ、接続されてなかった…」
それに気づいた時の落胆を…
徒労感を…
想像したくもないですよね?
なにを売るか?
なにを伝えるか?
それと同じように重要なことは
どのように伝わるか?を意識すること。
同時に、それがちゃんと
伝わっているかを、
フィードバックしてもらうこと。
では!