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「してあげたい」という人が無自覚にしていること…

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約5分

あなたは自分が誰かに対して、

助けて『あげたい』とか

救って『あげたい』

~して『あげたい』など

『あげたい』言葉を
使っていますか?

あ、別に悪いことじゃないですよ。

でも、もしこの言葉で
あなたの無意識的にしている
人間関係の作り方のクセが
わかるとしたら…

作日のメルマガで書いたように、
人間は、『何』を言うかは
意識的でいることができますが、
『どのように』言うか、については
意識的にすることはできません。

だからひょっとしたら
あなたは『してあげる』という
言葉を使った表現をしていることに
気づいていないかも。

明日から
意識してみてください。

『してあげる』を
使っているかどうか。

びっくりするかもしれないし、
使ってなかったことに
気づくかもしれない。

どちらにしても、
『どのように』が無自覚に
行われていることに
気づくと思います。

心理学の世界で
有名な心理モデルに、

M B T Iというのがあります。

マイヤーズブリグス・
タイプインディケーター。

人の心のパターンを
テスト形式で導くものです。

ベースとなるのは
ユングのタイプ論。

外向型か内向型か、
思考か感情か…

そういった
人の行動パターンを
16種類に分類するものです。

興味深いことに、
日本にあるM B T Iの
協会H Pには、
タイプ分けをするものではない。

そう書かれていますが、
名前がタイプインディケーター。

なので、タイプとの関連は
ありそうです。

16種類に
分類されていますから
使いやすという人もいます。

ただ、アンケート式の
テストによって判別するので、

目の前のクライアントの話を
聞きながら対応を変えるのは、
なかなか現実的ではありません。

その言葉のパターンを
トレーニングすることで
使えるようにすることで
対応可能にしたものが
N L Pのメタプログラムです。

N L Pメタプログラムは、
心理学にありがちなタイプ分けとは
大きな違いがあります。

それは、
アンケート形式ではなく、
人の『振る舞い』から
その傾向を読み取ることができる

つまり日常において
活用しやすいモデルなのです。

メタプログラムに
似たものとしてあるのが、
LABプロファイルですが、

これは人の発する
『言葉』だけを
分析するものです。

僕も10年以上前に、
日本初開催のトレーナー
トレーニングにおいて

参加者のグループコーチを
していましたので、
当時はとても熱心に
伝道者のシェリーローズ氏に
学んだことを思い出します。

当時は言葉を分類する
という画期的なメソッドに
魅了されましたが、

今振り返ると、
『言語』だけとなると、
人の心理の多くを表す
非言語を見落としている点で、
もったいないと思います。

N L Pのメタプログラム
先ほど書いたように、

『振る舞い』です。

なので、人の心の内側で
起きていることが、
表現される全てのこと

言葉、ジェスチャー、姿勢
そういったものから
経験的にその特徴を
掴み出す点において、

とても深淵で、
探求のしがいがありました。

L A Bからメタプログラムに
探求の方向を変えたことで
単に言葉の分析だけでなく
ひとのしぐさに非常に敏感になり、
ミニマルキュー(小さな応答)、
声のトーン、不随意の反応への
観察力が自然とついていきました。

さらに!

昨年から学び始めた
ジェフリーザイク博士
見立て方には、
メタプログラムを
凌駕する部分がある。

それを探究し始めると
いろいろなことが
見えてきました。

それは文脈を通した観点。

メタプログラムには、
個人の心理だけでなく、
人間関係においても
自動的に起動するプログラムがある。

冒頭にお伝えした、

『してあげる』の人は、

対人関係において、
無自覚に『上から』の視点を持つ。

同じ目線ではなく、
上からの視点。

英語ではワンアップと言います。

ワンアップの人に、
ワンアップの視点で関わると
何が起きるか、というと

「マウントされた」という
感覚を相手に対して持ちます。

グレゴリーベイトソンが言う

相補的ではなく、
対称的な応答。

いわゆるチキンレースが
起きやすくなります。

ちなみに
僕はワンアップです。(笑)

でも、自分がそうだと
知っているので、

『~してあげる』と言う表現を
意図的に使わずに、

「~をすることが
できたら良いと思う。」

「相手が望むなら、
 必要なことをサポートする
準備がある。」

など、ワンアップであっても、
相手を尊重していることが
伝わるように表現を変える。

もしくは、意図して下手をとる。

意図することで、
行動の柔軟性を
導き出すことができます。

この見立ては、コーチング、
セラピー、カウンセリングに
とどまらず活用が可能です。

特に組織を率いるリーダー。
経営者、組織開発のコンサル、

経営者を相手にするコンサル、

マーケターなどなど。

人の深層心理を活用して
望む結果を
生み出したい人にとっては
不可欠なスキルです。

これを見立ててから、
言葉のアルケミーを使って、
相手にピッタリとあった
インセプショナル・ランゲージを
伝え返すことで、
お互いに価値のある結果を
手に入れることができます。

まさにWINWINを生む観察力です。

ゴールデンウィークには
インセプショナル・ランゲージを
手に入れる4日間講座、

変化を生む言葉のアルケミーが。

これは動画視聴クラスという、
手に届きやすい価格に設定した
クラスの用意があります。

また、このメタプログラムは、
ワンコインセミナーから
始まります。

4月14日(水)20時から
メタプログラム
ワンコインセミナー

これは明日から募集を始めようと思います。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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