神崇仁 公式サイト

●●病の人にどう関わる?

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約5分

走りに走った850km。

今日は熊本から宮崎まで、
5月からプロモーションが始まる、
【施術家の言語学】を既に受講して、
どんどん成果をだしている
施術家さんの生の声を聴きに、
治療院にお邪魔してきました。

今日が最終日、

明日は7時の便で帰ります。

言葉の力を学ぶ…

これ、手技をメインにしている
施術家さんにとっては、
言うたら、刺身のつま。

結構軽く見てるんです。

普通の施術家さんは。

でも実際は、
学んだ人のほとんどが、
過去の自分を塗り替える成果を。

介入スキル、
セラピースキル。

これ大事です。

だからその探求は一生しなくちゃ。

ほとんど趣味、または
ライフワーク。

でも、それだけじゃ、
上手くいかない。

それを実感してくれた
施術家さんがまぶしい。

大事なのは、『関わり方』なんです。

世の中に、スキルを活かした
専門家というのはごまんといます。

国家資格…になると
その数は激減しますが、
それでも、オンリーワンの
マーケットじゃない。

だから、
スキルの善し悪しの前に、
そこに人が集まるかどうか?

そこが問題になるんです。

僕もかつてはそこを勘違いしてました。

スキルさえあれば、

高い技術と、高度な知識。

それさえあれば、
みんなが勝手に認めてくれると。

でも、全然そうじゃなかった。

あたりまえですよね。

道歩いてて、

『オレ、東大卒、メシ行かへん?』

そういってご飯に行く人は
相当、東大好きですよね。

普通は、スキルの高さを自慢すると、
まず間違いなく嫌われるんです。

自分で「オレすごいやろ!」…

そんなこと言う人と、
仲良くなりたいと思いますか?

僕は無理っですね。

頭が低く、そして、
知れば知るほど、
その人の器を感じさせる。

なるならそんな人がいいですね。

そう言う人は、威張る代わりに、
傲る代わりに何をするか?

相手を承認して、
褒めるんです。

相手の状態や現状を
否定することなく、
その状況において取った
行動を承認するんです。

そしてその行動をとった
勇気や決断について
褒める
んです。

これはとてもパワフルです。

ひとによっては、
このひとことで、
涙が溢れます。

なぜか?

『受け入れられた!』

『分かってもらえてる』

そう言う気持ちが大事だと
知っているから。

それが他の人に強い影響を
与えれられると知っているから。

でも、
相手を承認して褒める…

まさにこのことわざ

言うは易し、行う難し。

なんです。

承認するには、
最低限必要な情報があります。

そしてそれを理解する
知識が必要になります。

例えばあなたは、
『うつ病』と診断された人に
どう関わるでしょうか?

僕の知っているコーチ達は、
一部の傲慢な人を除いて、

腰が引ける。

腫れ物に触るように関わる。

といいます。

世の中には、
うつの人に対して、

~しない方が良い。

~は絶対ダメ。

という禁止令しかありません。

コミュニティの一員として
どう関わったら良いか。

どんな言葉がけをしたら
少しでも前向きに、

自分の足で立とう。

そう思ってくれるのか?

残念ながらそんな情報は、
ネットのどこを探してもありません。

僕のメンターの一人、

マイケル・ヤプコ博士という
うつ治療を専門にしている
サンディエゴ在住の
心理療法家がいます。

うつに関する著作は10冊を超え、

世界のあちらこちらで
講演や技術指導に
引っ張りだこの先生です。

博士が言うには、
うつを煩い、克服して
社会復帰していくために
不可欠なもの
がある。

それは、
他者の支え、関係性だといいます。

でも、世界中のいたるところで
そのコミュニティが鬱に対して
知識がないばかりに、『無力』で、
機能しない状態が続いている。

ヤプコ博士はそう言います。

だからこそ、
僕たち支援者がそこに向き合う必要がある。

僕はそう思ってます。

昨年リーマンショック後以来
下がり続けてきた自死者数が
11年ぶりに増加しました。

2万人を越えています。

特に女性の自死者の増加が顕著。

コロナの影響で、
社会的に弱い立場にあるひとたちが
雇用や生活、先行きの不安から
死を選ぶ。

本当に残念な状況です。

そしてある調査によると、
その多くが決断をするときには
抑うつ状態で、孤立している。

そう言われています。

マイケル・ヤプコ博士は、
その状況を打開しようと、
自分の40年以上にわたる
うつ対処の方法を、
昨年初めて、医療関係者以外に、
指導することを決めました。

コロナの影響でうつになる人が
激増したからです。

博士は言います。

「これは精神科医や医療の問題ではない。」

「社会全体でケアする必要のある問題だ。」

2020年に日本において初公開した
非医療者のための「うつ」対処の方法。

それを今年も6月に公開します。

理論編と実践スキル編

この2本立てで紹介します。

対人支援をする
カウンセラー、コーチ、セラピスト
だけでなく、体を通して
こころを癒やす試みをしている
すべての施術家さん、

会社の経営者。

そう言う人たちに、
うつの支援の仕方を是非知ってもらいたい。

そう思ってます。

ゴールデンウィーク明けに、
超特別なオファーをしようと思います。

ぜひ、興味をもって待っていて下さい。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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