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facebook社の会議室に刻まれたものとは?

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約4分

あなたもよくご存知のfacebook…

シリコンバレーにある、
Facebook社の会議室の扉には
ちょっと変わったものが
あるそうです。

そしてそれは、
マークザッカーバーグと、
シェリルサンドバーグ
考え方が深く刻まれたものだそうです。

あなたはそれを聞いて、
何をイメージするでしょうか?

部屋番号?

社訓…?

企業理念?

ミッションステートメント…

僕は最初にこんなことを
イメージしましたが、
実際はそうではありませんでした。

僕たちは、何か重要なことを
伝えたいと思うとき、

『言葉』を使います。

何故なら、言葉こそ、
僕たちの持つ唯一の
『分かり合える』ツールだと
信じているからです。

同時に、理性的な
『言葉』を使えば、
『理解』が進み、
行動に結びつく…

そう信じています。

でも…

僕たちはそうは考えません。

もし言葉だけで
理解が進むなら、

全ての企業で理念が
達成できているはず。

全ての組織のメンバーが
動機付けられ、
組織の目標に向かって、
常に一丸となるでしょう。

でも実際にはそうはならない。

僕がセブンアンドアイで
ディレクターをしていた時も、

僕らのチームが作った資料を、

『絵に描いた餅』

『言葉遊び』

そんなことを言われたり、
自分でもそう感じたこともありました。

名著『さぁ才能に目覚めよう』
の著者である、
マーカス・バッキンガムは、
最新の著作で、

他者に自分たちの意図を
落とし込む3つの方法
について
述べています。

そして驚くべきことに、

そのやり方は、
あのジェフザイク博士
提唱している関わり方
『エヴォカティブ
コミュニケーション』

そのものなんです。

3つのやり方その1
『価値観の表明』
これを言葉でやると失敗します。

昔放送された、
湘南美容外科のC M

「好きな言葉は信念です」
のような陳腐な表現
なってしまいます。

では、どうしたらいいか?

言葉を直接伝える以外の
方法で伝えるんです。

シンボル、ロゴ、イメージ
メタファー
などです。

これらはどれも直接に
意味を『教える』のではなく、
相手の中から意味を
引き出す機能があります。

ザイク博士は、
これを5つの現実的な
やり方で伝える方法を
伝えています。

そのやり方によって、
『教えるではなく、引き出す』
が可能になるのです。

そして二つ目は、
特別な『儀式』で伝える。

伝えるときの『印象』です。

大切なメッセージは、
特別な場所で伝えますよね。

何故なら、
そのメッセージが
『特別』だという意味を
儀式によって強めることが
できるからです。

そして最後の方法、
それは『物語』だそうです。

ストーリーにして語る。

これこそが、
『意味』を聞き手の内側から
生み出すもっとも
基本的なやり方
です。

価値観を伝える。

儀式的にする。

そしてストーリーを語る。

Facebookの会議室の壁には、
ある会社のロゴがついています。

付いている、というより、
残されている、といった方が
正しいと思います。

そのロゴは、
Facebookのものではなく、
別の会社のものでした。

『サン・マイクロシステムズ』
1980年中盤から90年前半に
IT業界で一人勝ちしたものの、
その後凋落した企業です。

「素早く決断し、
 素早く行動し、
より良い解決策を
生み出さなければ
 この会社の二の舞になる。」

そういう教訓をチーム
教えたんです。

アメリカの最先端の
リーダーシップ
には、
エヴォカティブなやり方が
使われているんです。

ちなみに、
このメルマガもストーリーの
語り方を実践しています。

2021年9月
お話やメタファーをセラピーに
導入した初めての心理療法家、
ミルトン・エリクソンの
ストーリーの技術を受け継いだ、
ジェフリー・ザイク博士
世界に先駆けて、
ストーリーの作り方について

オンラインワークショップを
開催します。

どうぞ、お見逃しなく!

今月のワンコインセミナーは、
5月28日に開催しようと思います。

内容は近日中に!

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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