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傾聴、質問…本当に必要なのは?

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約4分

終わりました~。

今日で2021年前半
ジェフ先生のフォローアップ。

先生のセッションにおける
一挙手一投足の意図を、
動画から読み取って、
構造にして解説する。

僕にとっては
学ぶことばかりでした。

博士から学んだことは、

何が正しい、ではなく、
何がクライアントにとって
価値があるのか。

傾聴も大切だけど、それを
唯一の正解として捉えるのは、
あまりにも盲目的。

もしも聞くことよりも
価値があるのなら、
別の道を優先したら良い。

理論に答えはないし、

その理論がクライアントに
変化を生むのではない。

クライアントの内側から
変化が起きるような
関わり方をするには、

クライアントが
必要としているもの

最適な関わりと
それに必要なやり方を
見つけて、行動する。

そのやり方が
『聴く』ことなら。

『引き出す』ことが
必要な瞬間なら、
質問をすればいい。

そこにはモデルとなる
理論ではなく、
『クライアント』に
目を向けるだけでいい。

そんなことを学びました。

そして、何よりも
支援者のありようを
もっとも示すやり方が
相手を『承認』する
伝え方であるってこと。

承認とは、相手の発話が
どんなものであっても、
それを称賛したり、
否定したりすることではなく、

その発話をした相手と
その意図を認める応答をする。

それがどんなものであれ
それをしているあなたは、
価値ある存在。

僕がジェフ先生の
凄さを感じたのは、

クライアントだった時以上に
僕自身がコーチの時の
振る舞いに対する
フィードバックだった。

「上手くいってない」
そう感じた時でさえ、

「今あなたが
 しようとしていることは
 とても重要なこと。
 そしてその想いを持つ
 あなたに尊敬の念を持ちます。
 そして、このやり方を
 より良くしたいのですよね?

 どんなやり方があるのか、
 一緒に探求することに
 興味はありますか?」

こんなやり方なんです。

こう言う風にかかわられたなら
否応なしにモチベーションが
上がりますよね。

でも、ほとんどのコーチング、
対人支援の書籍や講座において

『承認』というプロセスの価値は
語られていません。

ましてやそのやり方については
見たことがありません。

コーチング、カウンセリング
文脈においてそうであるのなら、
さらに歴史の浅い1on1においては
その重要性に気づきがないのも
無理もありません。

僕が1on1のベンチマークとして
読んだ本の中で、
内容が素晴らしいだけでなく、
めちゃめちゃ売れた

『ヤフーの1on1』
という本があります。

その本の中で、1on1の基本は
・部下に十分話してもらう
・話は最後まで聞く
・先に考えを言わない
・依存関係を作らない

聴くことに重きが置かれ、
モチベーションが上がり、
レジリエンスが高まる

『承認』について
触れられていないのです。

上司と部下という、
通常の関係性を超えて
より深い信頼と安心、

自分で考えるヒントを得たり、
共に解決を見出したり、
意見を受け入れたり、
前に進もうとする
意欲を引き出すためには

承認があることで、
どれほど楽にプロセスが進むか。

これを知るだけでも、
1on1セッションが劇的に変わります。

5月28日の
ワンコインウェビナーでは、
この承認を中心に
エリクソン流の1on1
お伝えしたいと思います。

詳しい内容を記した
申し込みページはまだです。

週明けになるかと思いますが、
僕の想定を超えた
問い合わせをいただいてまして
ひとつひとつお答えする
リソースが当社にないことに
申し訳なく思っています。

ですので、
本日、ここまでの内容で
「面白そう!」と
思ってくださった人だけ
申し込めるように、
簡易リンクを作成しました。
https://abfll.biz/brd/archives/mvvwaq.html

今回も、
動画視聴期間は1週間です。

できるだけ
ライブ参加して欲しいので、
ライブ参加してくれた
人の中から抽選で質問や
デモをお見せしようと思います。

僕自身も企業で活躍する
ビジネスマンに直接役立つ
コンテンツを提供できることを
楽しみにしています。

では

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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