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合わない人への対処の仕方

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約4分

「仕事場で合わない人が
 いるんです。」

こんな相談を受けたら
あなたならどうしますか?

あるいは、

「自分に合わない患者さんがいて、
 どうしたらいいか分からない。」

こんな施術家さんがいたら、

あるいは、

「クライアントが他責で、
 目標設定どころじゃない。」

こんなコーチの悩みにあなたなら、
どういう言葉をかけますか?

僕のところに学びにくる
参加者の中には、
研修講師の人が一定数います。

その人たちの中には、僕に
こんなことを言う人がいます。

「そりゃ神先生はいいですよ。
 先生のことを好きな
 生徒さんばっかり
 集めてれば良いのだから。」

「私なんて、
 無理矢理連れてこられた
 やる気のない中間管理職、
 相手なんです。」

「…」

あなたにも
モチベーションがない人と
何かをしなきゃいけない
そんな経験はありませんか?

世間ではよく言いますよね?

「モチベーションがない。」

でも、はっきり言います。

それは間違いです。

さっき、
「他責の人」とみなした
クライアントと同じ視点です。

相手に
モチベーションがないのではなく、
支援者が相手のモチベーションを
発見できていないのです。

モチベーションとは、
人間が誰しも持っている
心のプログラム
です。

ある対象に対して持つ動機です。

しかも、モチベーションは
『常に何かに』向いています。

それを知ることができれば、
合わない相手…

もしもあなたが合わない相手と
何かを共にしないといけないなら

そのモチベーションを
見つけ出すと

相手の心をがっちり
掴むことができます。

やる気のない中間管理職も
他責のクライアントも同様です。

だって
彼らは『そこにいる』のだから。

単にあなたが望んでいるような
モチベーションを最初から
呈示していないだけ。

ゼロのモチベーションを
1にするのは、
少しばかり労力がかかりますが、
0でなければ、
この方法を使えば、
さほど時間がかからず
動機を引き出すことができます。

実際、
僕はあんまりやりませんが、
企業研修や、僕が年に2度
登壇する日経課長塾には、
強制された、と感じている
管理職の人が、しかめ面で座る。

普通にあります。

当然ですよね。

強制された。

つまり、
自分に何か悪いところがある
だから研修に行ってこい。

そう言われた。

まぁ元々研修自体が
企業の中において
伝統的に『教育』とされ、

能動的な『学び』とは
かけ離れた意味づけを
されている
ことが、
そもそもの問題で、

研修講師の人はかわいそう
といえばそうです。

でも、
彼らは研修の場からは
逃げ帰らない。

なぜ、彼らは逃げないのでしょう。

何故ならそこには
モチベーションがあるから。

そのモチベーションさえ
発見すれば、
その人は立場を変え、
あなたの研修を真剣に
聴くことになるでしょう。

自責のクライアントも、
なぜキャンセルしたり、

あなたに『他責』ぶりを
発揮して、責任を擦りつけて
帰らないのでしょうか?

そこには
モチベーションがあるから。

単にそのモチベーションの
引き出し方と扱い方さえ
知ることができたら

彼を少しづつ変化の方向に
動機づけることが可能になる。

動機付けはプログラムです。

そのプログラムの見立て方
引き出し方に興味はありませんか?

次回のワンコインウェビナーは
プログラム発見の質問術
という講座に決めました。

6月30日(水曜日)です。

どうぞお楽しみに!

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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