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ファクトフルネスが売れる理由

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約3分

今日はyoutubeの打ち合わせ。

プロデューサーから
ある質問を受けました。

「どうしてビジネスに
 ストーリーが必要なのですか?」

おりょりょ、、

あまりに当然なことなので
答えるのに窮してしまいました。

僕たちが『論理的』で、
『理性的』である歴史は、
ほんの500年もない、
と言われます。

でも、僕たちは『論理』の前に、
物語を聞いて育った。

僕個人ではなく、
人として文明を営み始めた
初期の頃から、

人は焚き火を囲み、
その火を見つめながら、
世界の始まりや、
動物との危険な世界。

勇者の姿や
魔術の世界についての語りに
ワクワク、ドキドキしながら
耳を傾け、想像を膨らませた。

そんな先祖たちの末裔なんだ、
僕らは。

だから子供の頃は
物語を聞くのが大好き。

物語として捉える構造が脳にはある。

僕たちが周囲の世界を捉える
筋道が物語とも言える。

「人の脳には物語が組み込まれている。」

ストーリージーニアスの著者、
リサ・クロンは、そう言います。

人間は自分が見た、
聞いた物語の中にある、
『何か』を見つけようとする、
そしてその何かに感情的に
反応するようにできている。

物語とは『脳の言語』

人は物語で考えるのだと。

ファクトフルネスが売れる理由もそこにある。
人は事実そのものではなく、
その事実の中に物語を見出し、
感情的に判断してしまうから。

それが判断を誤り、
異なる決断を導く結果を
もたらしかねない。

それを避けようとした
多くの人がファクトフルネス

という『抵抗』を手に入れようとした。

でも結果は目に見えている。

ファクトフルネスが売れようとも
ファクトフルネスに判断できる数は
増えないだろう。

人は本質的には情報に
正確さを求めてない。

その情報の中にある、
心躍る『物語』を見つけ、

『意味』を引き出したい
生き物だから。

それは言葉を話す前、
身振りや声のトーン
それらも物語だった、
と考える人までいる。

だから論理性は
学ぶ必要があったが、

物語性は学ぶ必要がなかった。

でも、

どのように「効果的に」
物語を話すか。

これについては
誰も学んだことがない。

何故なら、
物語を語ることができるのは、
一部の力のある人
だけ。

現代ではその力を得る時には、
すでにその人は大人になり、
学ぶことをやめていることが多い。

そして今、
ようやく時代が変わってきた

論理性一辺倒の時代から、
もともと我々の持つ物語の
能力を使って、
伝えたい価値を最大化する時代に。

そこには
語りたい人がたくさんいるが、

『語れる人が少ない。』

その効果的なやり方を
誰も知らなかったから。

僕は知ってます。

すごいストーリーを語れる人を。

ちょうど今54歳を迎え、
いい大人になったにも関わらず、
いまだに『物語を学ぶ』意欲の
衰えない僕に、

物語を学ぶチャンスがやってきた。

それをあなたにも共有したいと思います。

近日中に
ストーリーテリングのアート(芸術)を
公開します。

僕ではなく、
すごいあの人によるアートです。

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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