ここのところ、
メルマガを書ききれずに
1日が終わってしまう日が
増えてきました。
昨年立ち上げた新しい会社、
アナロギアレンマの
第1期が終わり、
申告の準備が諸々あること。
3つのワークショップの
立ち上がりが重なってること。
言い訳したらキリがありませんが、
目の前の大変さに甘んじず、
未来に向けてする必要のあることを
やっていこう、
そう思って画面に向かってます。
僕たちの脳には、ドーパミンと
H&N伝達物質という
二つの役割の異なる
神経伝達物質があるそうです。
僕はドーパミンは知ってましたが、
H&N伝達物質は知りませんでした。
だから、興味津々、
いったいどういう意味なのか、
そこにも興味が湧きます。
知って拍子抜けでした。
H&Nとは、Here and Now…
つまり、「今、ここ」。
『今、ここ』伝達物質とは、
セロトニン、オキシトシン、
そして脳内麻薬と呼ばれる
エンドルフィンなどの総称。
可能性や未来を感じる
ドーパミンに対して、
これらの伝達物質は、
現在の感覚や感情から
生まれる喜びをもたらします。
だから今ここ(H&N)物質。
往々にしてドーパミンと
H&Nは互いの効果を
打ち消し合うのだそう。
ここ数日、
僕がしていることを
神経伝達物質の観点から見ると、
全く別の世界が見えてきます。
どの視点を選択するか?
経験を作る上でこの選択が
極めて重要になってくるのです。
昨日の1on1グループコンサルで
話題に登ったのも
『視点の持ちかた』でした。
僕たちはコーチングにおける
視点の持ちかたを、
『MDQ』(重要な成長の問いかけ)と
呼んでいます。
これは
クライアントに対する問いではなく、
クライアントに関わるときに、
僕たちが自分に投げかける問いです。
昨日のセッションでは、
参加者の一人とのデモで、
コロナワクチン接種後の
体調の話をしてくれました。
そのときに彼が、
「自分の予想に反して発熱した」と
教えてくれました。
あなたなら、
この発言を聞いたとき、
何と自分の中で言葉にするでしょうか?
そしてこの後、
何と質問するでしょうか?
例えば、
「体調が心配だな」と
と自分の中で呟けば、
「今、体調はいかがですか?」と
聴くことができる。
あるいは、
「発熱かぁ、
しんどかっただろうな。」
そう呟いたなら、
「熱は何度出たんですか?」
と聴くことができる。
あるいは、
「予想に反して、ということは
ワクチン接種について
事前にある予想=考えが
あったのだろうか?
それは何だろう?」
こう呟くことができる。
そう思ったなら、
「あなたはワクチン接種について
どんな考えや予想を
持っていたのでしょうか?」
とその人の信念を
引き出すことができる。
クライアントの話を聴くことや
効果的に質問することは、
セッションを前向きに
進める上において、
とても重要なことです。
でも実は、それよりも
重要なことがあるんです。
聴く姿勢や、質問の方向を
決めるのは、コーチの内部対話。
自分の中での
「つぶやき」なんです。
この呟きを
コントロールすることこそ、
コーチングセッションを
堂々巡りや、自分の考えの
押し付けに終わらせず、
クライアントの希望と
可能性を引き出す場に
するための鍵なのです。
これを僕たちは
MDQと呼んでいます。
MDQを制することが
コーチングスキルを制する。
来月の
マンスリーウェビナーは
このことについて話そうと思います。
そしてとても重要なことは
MDQには
マインドセットが欠かせない。
僕のマインドセットは、
ミルトン・エリクソンが
僕たちに遺したかったこと。
そう思っています。
それを今月のトークライブで
お話しします。
さぁ、
明後日のワークショップ
無意識のトリセツ、
『脳幹言語』を極めるの
準備に戻ります。
急遽時間ができた、
あるいは興味が持てたという方は
ぜひご参加ください。
では!