神崇仁 公式サイト

スラムダンク読んで、人生の重要なことを思い出しました

812 views
約4分

先日、メジャーリーグで
ホームランキングを争っている
大谷翔平選手を取り上げた番組で、

マドン監督が着ているTシャツ
日本語が書かれているとのニュース。

その引用元がスラムダンク

20歳を超えてから、
漫画は読まなくなったので、
『スラムダンク』には、
全く興味がなかったんです。

ここ数年、昭和感のある人たちが
しきりに“スラダン“の良さを
話してくれても、

ここ10年で『ワンピース』
大人買いした以外は、
『漫画』をほぼ読まないので

興味なしでした。

でも、堀くんが

「スラムダンク読まないなんて、
 人生半分損してますよ!」

熱弁を。

まぁ、あの大谷翔平選手
愛読するくらいだから。

そう思って全巻買いました。

何がすごいって、

それをSNSに投稿したら、
普段コメントくれない人や

いいね、を押さない人たちが
反応してくれる。

いろんな人の人生に
影響を与えてるんだなぁ
と。

漫画が届くのを
楽しみにしていました。

そして先ほど…

届きました。

ほんの少しだけ読んだのだけど、

『面白い!』

漫画として面白いし、

ストーリーはまだ先に
進んでないからわかりませんが、

昭和的な小ネタギャグも
完全に僕好みでした。

そして、

むしろこう思いました。

この作品に出会うのが、
今でよかった。

単なるいい事を言ってる
人気漫画ってことを
楽しむと同時に、

人に感動を与える
素晴らしい物語の構造を
探求しながら読めるから。

早速見つけました。

『バスケットマンだからだ。』

主人公が自分の決断の理由を
こう言ってたんです。

人は『自分で決めた自分』の
ありようで人生を決めます。

経緯がどうであれ、
一度自分を規定すると、

人はそれに基づいて
結論を出すようになる。

そしてそのラベルが
権威的に規定されたラベルや
ルールなどであれば、
その人だけでなく、
誰もがその人の
本当の姿ではなく、

ラベルを見て判断する。

元〇〇、

〇〇病

僕のメンターの一人、
うつに対する戦略的催眠療法家
マイケル・ヤプコが教えてくれた
有名なセッション、

『ヴィッキーのケース』

医師に産後うつを
統合失調症と誤診され、
強制入院を余儀なくされ、

さらには
夫からのDVに苦しみ、離婚の後、
全てを失いホームレスとなり、

絶望の中、
路上で暮らしているときに、
自分の人生を立て直すことを
決意した女性がいます。

彼女の名前はヴィッキー

あるセラピストの
支援によって立ち直り、
大学に入って学士号を取得、

修士課程で最優秀の成績を
おさめた喜びの最中に、
ガンと診断された。

もし僕なら…

そう考えたら、
強くいられるかどうか、
自信はありません。

でも、彼女は
何度も辛酸を舐めたにも関わらず、
自分に対する尊厳と
楽観性を失ってなかった。

たとえ末期ガンで、
余命4ヶ月と宣告されたとしても。

まだ、催眠療法を学び、
自分の痛みをコントロールしようとする。

しかもそのことを
プライベートセッションではなく、
オープンセミナーの場で紹介した。

彼女を誤診して、精神病院に閉じ込め、
その後もDVを『精神異常者の戯言』と
聞き流して取り合わず、

代わりに大量の精神薬を処方し続けた
医師や心理療法家と
同じ職業の人たちの前に立つ。

それを経験したヤプコ博士は
こう教えてくれました。

「どんな人であっても、
 うつ専門の心理療法家という
 自分の仕事柄、
 特に重度のうつを抱えている人にも
 こう伝えています。

 『あなたはあなたの過去以上の人だ』と。

 あなたの過去があなたの運命ではない。
 適切なやり方で、
 感受性を働かせ、
 適切に焦点を絞って
 建設的に肯定的な関わりを持てば、
 あなたの人生のほとんどの面は
 変えることができるのです。」

自分を規定するラベルは、
無意識に自分の行動を左右します。

でも、
それを乗り越えよう。

異なるやり方をしよう。

そう思った時に、
手助けになるような方法を
できるだけ多く身につけたい。

改めてそう思いました。

私を魅了したミルトン・エリクソン。

彼のやり方に到達するのは、
まだまだ先。

50年学んでも、まだこんなです。

親指と人差し指の間隔を
1cmだけ空けて、

あのジェフ先生が
今日の講座で話してました。

ならば僕なんぞは、
まだまだまだまだ…を
20行くらい続けないと。

桜木花道のように、
まだまだ上手くなれそうな気がします。

精進あるのみ。

あなたはどう思いますか?

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
FacebookでシェアTwitterでシェア