今日は、講座の中でいただいた質問が
とても興味深かったので、
それをお伝えしようと思います。
「ユングのタイプ論、
エリック・バーンの自我状態
そういうタイプごとに
効果の上がる催眠暗示って
あるのでしょうか?」
効果的な暗示を求めることは
催眠を探求する立場としては
当然ですよね。
エリクソンならどう答えると
あなたは考えますか?
きっとエリクソンなら
こう言うと思いますよ…
僕はそう伝えました。
「私はフロイド派ではありません。
ユング派でもなく、
もちろんアドラー派ではない。
そして私は
一人ひとりの患者に合わせた
心理療法を開発してきました。
でも私はエリクソニアンでもありません。」
僕がエリクソンに共感するのは、
エリクソンは、
人は指紋のようだ。
一人ひとり異なる。
そう言います。
そして、
人には共通した部分があり、
そして異なる部分がある。
それが人だと思うんです。
だから、共通した部分にだけ
光を当てた理論には価値はない。
エリクソンは、
そう考えたのだと思います。
僕は質問にそう答えました。
するとさらに質問が…
では、エリクソンは
いったいどうやって、
一人ひとり異なるセラピーを
成功させてきたのでしょうか?
2つの要素があげられます。
観察と言語
人の『違い』に対しては、
卓越した観察眼を。
そして『同じ』には
深く届く言葉を。
エリクソンの使う言葉は
人の心の『マスターキー』。
彼の使う言葉は、
人の心の奥に響きます。
だからこの言葉を
マスターすることで、
絶大な影響を他者に
与えられるようになります。
もちろん僕もマスターキーを
完全に手に入れた
わけではありません。
まだまだ探求の入り口です。
当たり前ですが、
『マスターキー』は奥が深い。
でも、
僕程度の探求度合いでも、
無意識的に
使いこなせるようになれば
全く違う結果が手に入ります。
そして
それを学ぶに最適なもの。
それは
『エリクソン本人』から学ぶ
もしくは、
その薫陶を受けた人から学ぶ、
です。
エリクソン本人から学べる
重要な映像を紹介して
その学び方を提案します。
『マスターキー』…
あなたも手に入れませんか?
では