昨日はこうすけ先生の
Kindle出版100日チャレンジでした。
残すところあと3回(くらい??)
たくさんの参加者が、
出版の準備を整えつつあります。
そして僕は…というと。。。
ヤバいくらい進んでない。
言い出しっぺなのに…
参加している人たちのコミットがすごい!
実際は2冊の本を出そうと思ってたんです。
エリクソンと『施術家の言語学』
この2冊…
でも、エリクソンは書き途中で、
方針転換をして停滞中。
そして昨日、
ついに決めました。
「エリクソンよりも先に、施術家だす!」
そして書き始めました。
2月末までには形にしたいと思ってます。
施術家さん、
『共感的問診の言語学』
興味ありますか?
あってほしいなぁ…
さて、
クライアントをある状態から、
別のものにするとき、
一体どんな関わりをする必要があるのでしょうか?
クライアントが上手くいかない…状態。
過去のトラウマや
強い感情体験に囚われていて
身動きができないとき。
あなたはどのようにして
彼らがそこから出て自由になることを
サポートできるでしょうか?
先日来お伝えしているように、
エリクソン的な言い方をすると、
クライアントが、
自分の『頑なさ』から離れて、
自らのリソースにつながり、
変化を生み出すには…
どうすれば良いのでしょうか?
あるいは、
新たな気づきを生むとき、
クライアントの心の中で
いったい何が起きているのでしょうか?
ミルトンエリクソンは、
セッションでよく催眠を使いました。
よく、と言っても、
全セッションのうちの
30%くらいでしたが…
催眠のイメージは、
椅子に座った被験者の前に、
ちょっと怪しい男性が立って、
被験者の目の前で、
キラキラ光るものをゆーらゆら、
「あなたはだんだん眠くなる…」
ガクっ!
そんなイメージでしょうか?
実際は全然違います。
多くの人が催眠療法と催眠術を
勘違いしているのが現状です。
エリクソンの行っていたのは、
それとは全く異なる、
もっと自然に、クライアントが
そのプロセスに没頭していく、
やり方をしていました。
結果的には、
目を閉じることになりますが、
目を閉じる…
つまり閉眼が目的ではありませんし、
同じ『催眠療法』でも、
伝統的な催眠療法のように、
『リラックス』させてから、暗示を入れる…
ということを目的にしたものでも
ありませんでした。
では、エリクソンは、
何を目的にしていたか?
それは
『クライアントには
心理的問題を解決しうる、
全てのリソースを既に持ち合わせている。』
『でも、そのリソース(体験)に
アクセスできうる心の状態になっていないだけ。』
だから
そのリソースと繋がれるような
心身の状態にするために催眠を使う。
のです。
では、
催眠とは一体どんな効果があるのか?
それは、
催眠状態への没入と
普段の心の状態から『分離』する。
人は、さまざまなアイデンティティを
持っていますが、
一度に複数の心の状態を
保つことはできません。
ある状態やアイデンティティに没入していたら、
別の状態に入るためには、
現在の状態から一旦「離れる」ことが不可欠なんです。
でも、ある状態に入ることは
無自覚で、自動的なもの。
だから自分でどう頑張っても、
それを力づくでも、意志の力でも
離れることができません。
でも、
催眠の特性を使うと、
それがとても簡単にできるのです。
簡単、と言っても、
催眠の状態になると、
分離がしやすいだけであって、
毎回毎回自動的に、
誰でも、というわけではないので、
伝統的な催眠の発想では
生まれてこない心身の状態を
作るわけなので、
言葉がけには、工夫が必要です。
それがエリクソン催眠の言葉の特殊性。
ミルトン・モデルという言語を
ある目的に向けて活用することで、
それを習得すれば、
かなりの確率で、誰でも分離を
作り出すことができます。
そして、分離は人間の基本的で
自然な心の状態の一つですから
もちろん催眠を使わなくても、
単なる会話でも引き出すことができます。
催眠の方が楽ですが…
次回のウェビナーでは、
問いかけを使って、
状態束縛から解放して、
異なる心のフォーカスに変える。
そのことでリソースと
アクセスできる状態を作り出す。
ことについて探求を深めていきます。
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