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エリクソンが言語より優れていたもの

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約3分

さて、
ミルトン・エリクソンと言えば、
言葉の使い方が圧倒的なことで
知られています。

でも、実はそれ以上に
圧倒的だったものがあることを
あなたはご存知でしょうか?

僕が伊勢丹にいた頃、
伊勢丹の大先輩の方々…

特にバイヤー出身の
役員たちが言ってました。

『アンテナを張れ!』

売れる情報、これからの情報を
持っていることこそ素晴らしい。

そう教わってきました。

だから、
僕たちの世代の社員たちは
こぞって『情報』を探しました。

もちろん僕も。

おかげで僕は、
『遅れてきたカリスマバイヤー』
と呼ばれて会社にも、
取引先からも重宝されました。

アンテナを張る…
これは大切なことだと
思い込んでました。

告白します…

昨日までは。

昨日何があったか?

おととい、勉強のために

ある人が書いた昔のメルマガ。

『この映画ヤバイ(余談)』
というタイトル。

これを読んだことに遡ります。

某ダイレクトマーケティングの
代表が書いてた記事。

マーケッターがビジネスや
セールス抜きに書いたもの。

それは映画、
『インターステラー』が
すんごい感動する、って内容でした。

あ、
この人もノーラン監督好きなんだ、と。

それでついAmazonで
買っちゃったんです。

『ノーランズ・バリエーション』

映画監督の
クリストファー・ノーランの
インタビュー本。

めちゃ面白い。
そのあとは、
いつものながら仕事で
メメントに始まり、
バットマントリロジー、
インセプションから
最新のTENETまで。

ほぼ全部見直しました。

んで、見終えてから思った。

あの有名なマーケターの
メルマガを読んで、

一体何人が
インターステラー見ただろう。

そしてそれ以外の
ノーラン監督の映画を
どれだけ見たか?

で、伊勢丹時代、
結果が出る人と出ない人がいた。

アンテナ張って情報を
手に入れたとしても、

それはただ持ってるだけ。

行動しない人がたくさんいる。

きっとあの人のメルマガもそう。

多くの人はそこで
インターステラーを見ない。

行動しない。

「知ってるぅ~」

ってだけで満足する。

大切なのは、

興味あるインプットが
手に入ったら、

使ってみる。

そのほかを深掘りする。

これが結果的に学びを深め、
行動の成果を高める
知識の幅や技術の向上につながる。

エリクソンが優れていたのは観察…

つまり情報収集でした。

クライアントの何気ない仕草、
態度、言葉遣いや表現。

そんなことを観察して、
それを変化の方向に繋げた。

情報を有用に使った。

僕たちは「知ってる」から
使うことで、成長する。

あなたはどう思いますか?

では!

そしてさらに
ジェームスキャメロンの画集を買った。

めちゃ刺激受けた。

って話

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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