神崇仁 公式サイト

洗脳とマインドコントロール

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約4分

最初にお詫び…

先日お知らせした、『施術家の言語学』
第二巻~共感的問診ガイドブック
Kindle本ですが、表紙作りに手間取り、
さらに明日から、『言語学』で
素晴らしい結果を出した参加者さんを
訪ねて、広島、東京、仙台、秋田へ出張となります。

だから出版は、
15日(金)20時からになりました。

日程は金曜日から月曜日の3日間です。

今回は3日間の無料キャンペーンです。

施術家さんに限らず、
専門的支援をされる方に不可欠な
問診について…

さらに、専門家にありがちな
共感が難しい…という人なら

本当に役立つ、共感のガイドブックです。

「聴いてもらえている!」
そう感じてもらうために何をするか、

それについて書いています。

ぜひ、この機会に手に入れください。

さて、

今日、もう一本You Tubeを公開しました。

https://abfll.biz/brd/archives/qlslku.html?s=277&u=379

『洗脳』…
なんとも穏やかではないタイトルですが、
ゼレンスキー大統領が作る、
非常に喚起的なスピーチの作り方について
動画を作りました。

ぜひご覧ください。

内容は、グラミー賞の演説です。

僕自身、聴いているうちに、
ウクライナに感情移入するという
心的現象が起きました。

それだけ、心を打つ話し方だったんです。

実際のところ、
このスピーチは、洗脳でも、
マインドコントロールでもない。

でも人の心を『操る』意図があって
語られていることは明らかです。

操る…

つまり情報操作です。

先日プーチン大統領が
国内向けに語ったスピーチとは、

こんなこと言いたくないのですが、
雲泥の差です。

何かの情報で見ましたが、
プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領を
「ただのコメディアン」と侮っていた

と聴いたことがありますが、

今回の戦場の外での、
影響力対決圧倒的
ゼレンスキー氏に軍配があがります。

なぜなら、
ゼレンスキー氏の焦点は、
聞き手が誰で、
何を言ったら心が動くか

そしてそれだけでなく、
どんなやり方で、
聴衆を自分の意見に同意させるのか
という筋道が非常に戦略的に作られている

プーチン氏は、脅迫的コミュニケーション
敵対する国には、食料の提供を考えると
直接意見を表明しているのに対し、

ゼレンスキー氏は、相手の立場や
ニーズを抑えて、

しっかりとホットボタン
『聴衆自らが押す』という
能動性を喚起します。

そういう意味では、
非常に催眠的ですね。

今日は操作について催眠と洗脳、
マインドコントロールについて

それぞれの環境、そして強制度の
違いについて見ていきたいと思います。

洗脳とは、『強制』、というよりも
時に『生存の危機』に晒された人が
生き延びるために、
自分の思想や意見を相手に合わせて
都合よく変えることを言います。

朝鮮戦争時に、
中国の捕虜となったアメリカ兵が、
突如として自分たちの価値観や
忠誠の対象を逆転させ、
自らが犯した「架空の戦争犯罪」を
告白したり、罪悪感を持って
信じたりする現象が有名です。

それを目の当たりにした、
ジャーナリストの
エドワード・ハンターが
この現象を説明するために、
中国語の洗脳を翻訳したことが
始まりのようです。

洗脳は身体的な虐待が
ほぼセットです。

『敵』に囚われた
逃げ出すことができない環境、

そして身体的な虐待と恐怖、
生存の危機を感じることで
意見を変えます。

ちなみに洗脳の効果は、
生命の危機を脱すると
一気になくなります

だから囚われたアメリカ兵は、
帰国後程なく、元の自分に戻ります。

一方でマインドコントロールは、
「思想改造」と呼ばれ、
もっと精妙なやり方で、
人の思考を操ります。

人間の認知の仕組み、
認知的不協和を有効活用するのです。

詳しくは明日お話ししますね。

洗脳と異なり、マインドコントロールは、
言葉をどう使うか。
この部分がとなります。

その意味では、
催眠と共通している部分が多くあります。

なので、ゼレンスキー氏の
グラミー賞での演説は、
言葉を使って効果的に
話していますから、
タイトルの洗脳というのは、
あくまで心を操作するという
メタファーとして捉えてください。

そして月曜日から、
言葉を使って人を変容に導く方法。

「言葉のアルケミー」の講座
一般販売が始まります。

もし興味があれば
ぜひご覧になってください。

言葉遣いのプロに学ぶ、
相手から変化を引き出す
言葉の圧倒的なパワーです。

同じ『操作』であっても
相手を変化させるために
言葉の要素を操作する、

しかも相手の人が望む
肯定的な変化に向けて、
です。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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