今、広島のホテルから書いています。
いよいよ5月から始まる、
【施術家の言語学】、
この講座もすでに6期目を迎えます。
そしてもちろん、
しっかり実践してる参加者さんが
嬉しい結果を出しています。
そのインタビューのために
ここ広島に来ています。
言語学実践者の原田 慎也さん。
施術家であり、
複数の企業を経営する実業家でもあります。
ずっとモヤモヤしてた患者とのやりとり。
それが言語学を学ぶことで、
すごいいい状態に変わった。
そう教えてくれました。
家族にも言えない。
誰にも話せない。
そんな内容だったとしても、
原田さんは、深いところを引き出します。
原田さんによると、
それは言語学で開発した、
『承認』スキルだそう。
それを使いこなせるように
実践を重ねる中、
多くの患者さんに、
感動と感謝の気持ちを
いただけるようになった。
「売上の結果も満足だけど、
それ以上に自分が何をすれば良いか
関わりを俯瞰して見られるようになり
ストレスのかからない問診が
できるようになった。」
そう教えてくれました。
そして
「エリクソンを学び続けたい。」
そう力強く語っています。
患者とのやりとりも「催眠」。
なんだかそう聞くと、
あやしさいっぱいですよね。
と言うのも、催眠って言うと、
どうしても「人を操る」という
イメージが強いから。
だから、催眠は洗脳だ。
とか催眠はマインドコントロールだ。
そんなことを言う人もいます。
脱洗脳の専門家でさえ、
そういう間違えた言い方をしてしまう。
ちょっと残念です。
でも、催眠とマインドコントロールが
全く別物かというとそうでもありません。
いくつかオーバーラップする部分がある。
ちょっとこの文章を見てください。
“ねえビル、
僕の印象では君はとても知的で現実的タイプの人だ。
君は自分のしたくないことを
だれかが君に無理強いすることなど決して許さないと思う。
君は自分で決めるのが好きだ。
だから君は、偏向したマスゴミが
マインド・コントロールについての
ありえない主張で君を怖がらせようとしても、
その手には乗らないね。乗るには君はスマートすぎる。
それで、あの講演には何時に行こうと思ってる?“
この一文は、スティーブン・ハッサンという
元カルトの幹部で、脱カルトに成功して、
今は脱カルトをサポートするカウンセラーの
『マインドコントロールの恐怖』という
ベストセラーに書かれていた、
カルトの勧誘の実例です。
この文章を見た時、
あ、催眠だ。
僕もそう思いました。
相手からYesを引き出し、
相手の内側の心理を言い当てる
マインドリーディング、
そして偽の選択
文章構造は催眠。
でも、文章の意図や、
内容が催眠とは全く異なる。
これらの文章には
ビルの知らない隠れた意図がある。
以前にも書いたかもしれませんが、
ロバート・リフトンという
社会心理学者が、
マインドコントロールという手法に
共通する要素が8つある。
それは
1.環境のコントロール
2.隠れた操作(仕組まれた自発性)
3.純粋性の要求
4.告白の儀式
5.聖なる科学
6.特殊用語の埋め込み
7.教義の優先
8.存在権の配分
これを見たら、
催眠とマインドコントロールとは
全く別物になります。
思想が違う。
全てはカルトの利益のため。
つまりマインドコントロールとは、
カルトが自分達の利益のために
催眠的効果のある言葉や
影響力の武器を、
それと知られないように
こっそり使うというやり方なのです。
でも多くの人は、
マインドコントロールのリスクがあります。
自分が理性的で弱くない。
そう思っている人ほど、
マインドコントロールされてしまう。
これはオウム真理教が
社会的エリートと呼ばれる人たちを
続々と信者にして、攻撃的な人格に
変えてしまったことからも明らか。
隠された意図を持って、
秘儀とも言える言葉を使って
関わられてしまうと、
言葉の種明かしを知らないのなら
それから逃れることは困難なのです。
僕たちはエリクソンの卓越した
言葉遣いを研究して、
それをコーチングや
コミュニケーションに応用できる
言葉のパターンを紹介しています。
『変化を生む言葉のアルケミー』
まもなく一般募集が始まります。
効果的な言葉の構造を知ることで
他者とのコミュニケーションに
お互いが尊重しあい、
利益を得る関わり方を
することができるようになります。
追伸:
YouTubeで公開した
まだ日本人のほとんどが知らない
影響力の武器の第7の要素。
そしてグラミー賞での洗脳スピーチ。
よく見てもらえています。
ぜひあなたもご覧になってください。
そしてコメント、チャンネル登録を
お願いできませんか?
あなたの学びにとても役立つと思います。