神崇仁 公式サイト

大切なものに触れる心構え

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約4分

ザ・ビリーフチェンジ
棚田克彦さんと対談をしました。

とても懇意にさせてもらってる
心理セラピーの世界での
第一人者だけにめちゃ深い話でした。

その中で、
心理スキルや手技などの、
狭い範囲での『技術』というものの
危険性について多くの時間を割いて
お話しいただきました。

共感的問診ガイドブックでも
書きましたが、

僕たちは、ついつい
核心をついたことを
発見することが一つの成果、と思いがち。

でも、それは患者さんや
クライアントさんの立場からすると

『触れてほしくない』ものかもしれない。

では、それが避けて通れない時、
どうしたら良いのか?

そんな質問が視聴者の方から
寄せられました。

「確かに!」

棚田さんの答えに思わず膝を打ちました。

それを話しても良いと思えるような
関係性を作ること。

そしてそこは最小限にとどめること。

それと同時に、
話してくれたなら、
それに対処して、その後もフォローすること。

僕は精神医学の専門家ではないので、
精神疾患を持たれた方であっても、
その症状そのものと関わることは
しないことにしています。

あくまで、
現状未来に向けて、
その人がどうありたいか。

ということに関わるようにしています。

そのプロセスにおいて
どうしても関わらざるを得ない時は、
症状ではなく、それを構成している

さまざまな認識現象捉え方を変える
そのお手伝いをして、

望ましい状態を達成できるように
サポートします。

棚田さんは、
心理の実務家として、
それと常に関わっています。

その棚田さんでさえ、

幼少期のトラウマに対処することが


避けて通れないとするならば

あらかじめ約束した範囲について
関わるのであって
そこは最小限で関わる。

そう教えてくれました。

一方、施術家さんの世界。

体だけでなくも癒したい。

そう思っていらっしゃる施術家が
とっても多いのも事実。

だから、
めちゃ真剣にのことを知ろうとする。

同じ施術家さんから問診を学んだり、
あるいはN Pとかを学んだりも。

でも、大切なのは、そこじゃない。

患者さんがどのようしたら
心を開いてくれるか?

あなたに「話しても良い」と
思ってもらえるか?

狭い意味での介入スキルは、
それを教えてくれはしません。

どれだけ最先端の
NLPの資格を取得しても

専門家ではなく、
卓越した成功体験をもとにした
施術家さんの問診技術を学んだところで

患者さんが心を許す。

これを学ぶことはできない。

もちろん、
スローガンで知っています。

寄り添う
批判なき気づきと慈愛を向ける
伴走する

これらはいわば精神論です。

では、それをどのように
具体的に実践するか、については
教えてくれるところがないのが現状。

経験値でわかっているのと、
ある原理原則でその流れを
再現できるかどうか、というのは
全く別物。

実は相手の人があなたに
心を許すかどうかは
介入スキルとは異なる
原理技術体系の積み上げなんです。

その原理とは『影響力』
その影響力を具体的に関係構築に
結びつけるには、

催眠、特にエリクソン催眠
技術の応用なくしては
それができないのです。

今、公開している
施術家の言語学は、

僕の知っている素晴らしい
3人の施術家さんの
施術プロセスをモデリングして、

どこで、どの影響力を
どのようなスキルで使う

患者さんとの関係が構築できるのか。

それを実際に100人近くの
施術家さんに実践してもらい、
結果をフィードバックしてもらう中で

実践を重ねれば成果につながる。

そしてその成果は、
患者さんのにはじまり、

治療効果、そして感謝の言葉へ。

それが再来院(リピート)や紹介
そしてクチコミを通じた
新規集客に繋がっていく。

それを実証してきました。

だからこそ
この移り変わりの激しい中で
7期目を右肩上がりのまま
続けていけるのです。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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