神崇仁 公式サイト

神さまと直観

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約4分

今、面白い本を読んでいます。

どれだけ頭が良くても、
どんな大先生でも、

決断を間違うという本。

例えば、
全米の有名な政治経済の専門家の
20年間に渡る政治経済の動向
82,361件を分析したら、

専門家たちの予測は、
ランダムな予測よりも
的中率が低かった

さらにいうと、
素人の予想の方が
マシだという結論が出た。

フランス政府と
国有石油企業のエルフのCEOが

飛行機から
油田を発見できる画期的な方法

という誰が聞いてもおかしな話に
引っかかり300億円の損失を被った。

しかも、
30年後のアメリカで
これと同じ話を持ちかけられた
ベンチャーキャピタルや、
世界的に有名な金融機関までもが
500億円の損失を被った。

超エリートで、
スマートな人たちが…

なぜそんなことが起きるのか。

一昨日、大阪でこうすけさんと
食事をしてた時に、
知り合いになった人と、

誰が最もレアな名前か、
という話になりました。

私、「神」
そして
こうすけ先生「山戸」

そして知り合いになった一人は、
「吉持」
後一人は「加藤」です。

あなたはどれに賭けますか?

当然、筆頭は僕ですよね。

「神」

神様ですよ。
どう考えてもレアに決まってる。

その場にいる誰もが
そう思っていました。

ところが…僕にとっては
自分の名前のレアさにとって
信念がひっくり返る
衝撃的な結果となったのです。

人は直観で物事を判断します。

その直観とは合理的ではない。

思い出しやすかったり、
検索しやすかったり、

何かを結びつけやすかったり

そんなものに無意識的
肩入れしてしまいます。

無意識ですから、
本人は極めて冷静に、
そして客観的に考えているつもり。

でも、
その直観は間違うことも多い

この直観を心理学や行動経済学では

『ヒューリスティック』
呼びます。

平時では上手くいくことが
多いのですが、

環境が変わったりすると
途端にその直観は
当たらなくなる

先の苗字…

僕はなんと第3位でした。

神なのに

確かに、
「こう」と読む名前は
希少だそうです。

でも、山戸よりも吉持よりも
圧倒的に多い。

あ、お分かりのように
加藤よりは少ないです。

一位は「吉持」

全国で430人しかいない。

二位は「山戸」。

全国で3500人しか。

それでも吉持の8倍近く。

では、「神」は。

なんと13,700人も。

山戸さんの4倍いて
吉持さんの30倍いる。

今でも信じられません

山戸さんも、吉持さんも
これまでの人生で
一度も出会ったことがない。

でも、神にも
出会ったことがない。

では、どうして神が
一番と思うのか?

印象です。

それと神の持つストーリー性

日本には
八百万の神がいるという
メタファーがありますが、

神様という存在は
希少価値です。

そのイメージ
勝手に順位を決める。

このヒューリスティック…

コーチング
心理療法においても

支援者、クライアント側の
両方がこれを使って
セッションに臨みます。

というより
セッションという時間も、

情報も限られた場において
『論理的』に物事を
進めることはできない。

であるならば、
支援者として必要なことは、
自分自身のヒューリスティック
より価値のあるものに高めること。

それは素晴らしい
セッション経験を数多く学ぶこと。

それと同時に、
対象者のヒューリスティックを
変化に役立つ形で活用すること。

この二つが欠かせません。

僕にヒューリスティック
活用の仕方を教えてくれたのは

他ならぬジェフリー・ザイク博士

僕が多くの人に、
「魔法のようなセッション」
呼ばれるようになったのは、

スティーブ・ギリガン博士、
マイケル・ヤプコ博士
ロクサーナ・エリクソン

そして
ジェフ先生のセッションを
直接受け、そして指導してもらった
そんな体験があるから。

良き見本を間近で見ることは、
本を100冊読むよりも価値がある。

追伸:
ちなみに「加藤」
882,000人。

圧倒的にメジャーですね!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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