言語学の説明会…
いよいよあと残りわずかとなりました。
こちらの慣れ…と
参加者さんのモチベーション。
どうしても慣れに流されてしまう
自分に気づきます。
12回やっている「当たり前」と
初めて参加の「不慣れさ」のギャップ。
ここからはまさに「初心」です。
これがなかなか難しいんですが。
そして夜は先ほどまで
『問診道場』と『セッション道場』の
二つのコミュニティでセッション三昧。
施術家が中心の問診道場では、
進捗確認。
参加者さんの問診やセッションの
一言指導をしてきました。
言語学でテンプレートを
身につけたことと
臨機応変、自由自在に
相手の応答に合わせて
関わっていくのは、
やり方が異なります。
言語学を学んで成長したからこそ、
この道場の学びが生きる。
参加者さんはすんごい頑張ります。
見てて頭が下がります。
そして昨日指導してて
気づいたのは、
『局面』(フェーズ)の
変わり目には、
確認と許可が重要になる。
例えば、
あなたがいわゆる問診や
セッションを成功させるための
情報収集をしていたとして、
よくあるのが、
・同じところを何度も
ぐるぐるしてしまう。
・その場しのぎの質問をして
話が本題から大きく脱線してしまう。
・クライアントや患者の応答が
どうもしっくりこないと
自分の進め方に『疑念』が湧く。
ことです。
そうなると、支援者の頭の中は
自分のことで精一杯になってしまいます。
これは傾聴すればなんとかなる。
質問力、つまり
質問のバリエーションを数多く持てば
解決できる。
といったコミュニケーションスキルで
対応できるものではありません。
なぜなら、
これはスキルを繰り出す「前」の、
あなたの心のありように影響を与えているから。
支援をする際に、
僕たちが最も影響を受ける存在。
それは自分の内部対話です。
セルフ・トークです。
うまくいかなくなると、
途端に立ち現れ、
自分自身を急かし、責めて
本来の道に戻そうとハッパをかけます。
そして一旦
内部対話が生まれたら、
それを流れの中で
制御することは不可能に近い。
だから
多くの人が内部対話によって
セッションに行き詰まるという
体験をするのです。
あ、
内部対話の存在には
ほとんど気づきませんが、
後でヒアリングすると
明らかに「内部対話」が
その人をコントロールしたことが
言語化されるので、
僕たちには事後わかるのです。
今日、僕がお伝えしたのは、
『局面を意識する』ということ。
今自分は何を目的にして
何を聞き出せば良いのか?
今はどんな局面なのか?
別の言い方をすると、
細分化=識別するとも言えます。
例えば情報収集なら
この局面では何の情報収集を
目的にしているのか?
患部なのか
痛みの質や程度なのか?
あるいは痛みによる
日常の影響を聞きたいのか?
その局面を常に心に留める。
そしてそれを聞き終えたら、
次の局面に移動する。
その際に、
必ず確認や要約をして
イエスを引き出す。
これが
バックトラッキングの
役割でもあります。
局面を心の中で
意識することで
セッションが
飛躍的に向上します。
なぜなら
内部対話が抑えられるから。
僕にこの方法を
教えてくれたのは、
他でもない
ジェフリー・ザイク博士。
博士はそれを講座内容で
教えたのではなく、
講座全体の作り方や
セッション全体の流れを
僕たちに見せることで
僕に新しい理解へと
導いてくれました。
では。