神崇仁 公式サイト

傾聴が8割の不思議

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約4分


僕の新しいコーチングプログラム。

無意識を活性させ、
自動的な変化を生み出す
『トランスコーチ』養成講座。

その告知のための
ライブを矢場田つとむさんと
行いました。

矢場田さんといえば
泣く子も黙るカウンセラー起業家

『安心安定のカウンセラー起業』
というサポート抜群の講座を運営し
たくさんのカウンセラーを
輩出している起業家さん。

自分自身も心を病んだ経験
そこから這い上がった体験をもとに
オリジナルメソッドと、
困っている人をつなぐ広告戦略
参加者さんに教えてるすごい先生です。

その矢場田さんとの対談、
話してて思ったのが、
やっぱり『傾聴』って
誤解されてるなってこと。

支援者は『聞くが8割』とか…

こちらから
方向づけしちゃダメとか。

僕はそう思わないんですよね。

ミルトン・エリクソンって

ほとんど聞かない。

多分1割くらいだと思う。

でも、
エリクソンのセッションを
受けた人は、口を揃えてこう言う。

「私のことをここまで深く
 受け止めてくれた人は初めて。」

なぜ1割しか聞かない人に
皆そんな心情になるのでしょうか?

それはエリクソンが聴く以上に
重要なこと
をしてたから。

1957年にある論文が
発表されました。

さまざまな心理療法の
流派を超えて、

人がアイデンティティの
変容を生み出すために
必要で十分な条件とは何か?

その論文の著者は、
自分の流派のやり方の
優位性を主張する代わりに

これからの心理療法は
何を目指すべきか?

そのことについて
彼なりの『仮説』を立てたのです。

仮説です。

それが何十年も経って、

当初6つだったものが、
いつの間にか3つになり、

仮説が原則に替わった。

さらにその原則を
実践的にするための

スキルが一人歩き
し始めることに。

さらにこれを多くの人が
自らの考えと合わせて
主張し始めた。

カール・ロジャーズ
未来の心理療法は、

支援者の共感的な理解と、
クライアントの存在への
無条件の肯定的な関心(配慮)を
持っていることを、
クライアントその人が実感する
それこそが変化のプロセスである。

だから支援者は、
クライアントに、
実感してもらえるような
態度、振る舞いを表現する必要がある。

実感してもらえるような振る舞い。

それが大事なんです。

聴くが1割でも、9割でも

条件なしに
『肯定的な関心』…

つまりその人そのものとして
受け入れられ、

その人の状況について、
心を寄せる。

じゃない

なんです。

ただなんでもいいから傾聴する
と言う態度を改めて、

を上げる努力こそ
クライアントの変化に重要なんです。

エリクソンは、
クライアントの世界観を
エリクソンが十分わかっている。

という実感を聴く代わりに
『催眠』を使うことで

クライアントの中に生み出す
という関わりをした。

さらに、
卓越した観察力で、
クライアントの特徴を
あっという間に見立てた。

その観察力の中には、
『聴く』ことも含まれます。

自らの能力すべてを使って
目の前のクライアントと関わる。

そのやり方は、
非指示的なやり方でも、

エリクソンのような
積極的な指示的なやり方でも
良いわけです。

僕たちに必要なのは、
クライアントへの
献身であって、

何割聴くとか、
傾聴こそが最も重要
などという

原則への服従ではない。

批判は覚悟ですよ。笑

でも神トランス無意識
コーチ養成講座の

無料オンライン
プログラムでは、

変化を生み出すために
本当に必要なこと。

プロとして支援業を
続けるための必須の能力
について

僕の経験を通して
解説しています。

あなたの支援についての新しい視点
どのようなものか…

とても楽しみです。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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