僕の定番講座
アルケミーの進化版
『新・変化を生む言葉のアルケミー』
その講座前の
フォローアップセミナーでした。
改めて、コーチングにおける
言葉を選ぶ大切さを実感しました。
よくコーチングでは、
『気づき』を引き出します。
「今日は何に気づきましたか?」
こういうフレーズです。
クライアントがそれに応える…
コーチングの終わりには
このフレーズで締め括る。
そんな人も多いんじゃないかと。
『気づく』
もちろん、それ自体は
悪いことではありませんよね。
でも、問題があるんです。
それは
コーチや支援する人が、
意図することなく無自覚に、
『気づく』という言葉を
投げかけている。
『気づく』という言葉で
相手から何を引き出すのか?
それを自覚することなく
言葉を選んでいる。
無自覚…
それが問題なんです。
僕たちは
『気づく』という言葉を
使うことで、
いったい何を引き出したいのか?
それはある期間の体験が
その人に与えた『認識の違い』
『認識』の変化です。
コーチングセッションで
どう認識が変わったのか
これはとても大切なのですが、
それ以上に大切なことは、
日常生活における変化
行動の変化ではないでしょうか?
行動の変化…
これを引き出すために必要なこと
それは『感情』です。
頭ではなく心。
つまり気持ちが動くことなんです。
そしてそれは「気づき」では生まれない。
なぜなら
気づきは認識という、
知覚の変化という
『結果の言語化』であって
プロセスではないから。
重要なことは、
その時起きている
クライアントの中の体の感覚、
感情とそれを生み出すイメージなのです。
感情とイメージを
引き出すための言葉は、
「今、何を感じていますか?」
あるいは、
「今、どんなイメージが浮かんでいますか?」です。
そしてイメージと感情の
両方を引き出す言葉があります。
それは『経験』です。
『今何を経験していますか?』
これを聞くと、
その人の中で起きている
経験全体を引き出すことができるのです。
コーチングにおいて
変化を持続させるためには、
イメージと感情を
引き出すことが要です。
あなたもセッションの中で
『体験していますか?』を
使ってください。
きっとこれまでと違う
興味深い反応が得られますよ。
では!