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単なる言葉と変化を生む言葉

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約3分

僕の定番講座
アルケミーの進化版
『新・変化を生む言葉のアルケミー』

その講座前の
フォローアップセミナーでした。

改めて、コーチングにおける
言葉を選ぶ大切さを実感しました。

よくコーチングでは、
『気づき』を引き出します。

「今日は何に気づきましたか?」

こういうフレーズです。

クライアントがそれに応える…

コーチングの終わりには
このフレーズで締め括る。

そんな人も多いんじゃないかと。

『気づく』

もちろん、それ自体は
悪いことではありませんよね。

でも、問題があるんです。

それは

コーチや支援する人が、

意図することなく無自覚に、

『気づく』という言葉を
投げかけている。

『気づく』という言葉で
相手から何を引き出すのか?

それを自覚することなく
言葉を選んでいる。

無自覚…

それが問題なんです。

僕たちは

『気づく』という言葉を
使うことで、

いったい何を引き出したいのか?

それはある期間の体験が
その人に与えた『認識の違い』

『認識』の変化です。

コーチングセッションで
どう認識が変わったのか

これはとても大切なのですが、

それ以上に大切なことは、

日常生活における変化

行動の変化ではないでしょうか?

行動の変化…

これを引き出すために必要なこと

それは『感情』です。

頭ではなく

つまり気持ちが動くことなんです。

そしてそれは「気づき」では生まれない。

なぜなら
気づきは認識という、

知覚の変化という
『結果の言語化』であって

プロセスではないから。

重要なことは、
その時起きている
クライアントの中の体の感覚

感情とそれを生み出すイメージなのです。

感情とイメージを
引き出すための言葉は、

「今、何を感じていますか?」

あるいは、

「今、どんなイメージが浮かんでいますか?」です。

そしてイメージ感情
両方を引き出す言葉があります。

それは『経験』です。

『今何を経験していますか?』

これを聞くと、
その人の中で起きている
経験全体を引き出すことができるのです。

コーチングにおいて
変化を持続させるためには、

イメージ感情
引き出すことが要です。

あなたもセッションの中で
『体験していますか?』
使ってください。

きっとこれまでと違う
興味深い反応が得られますよ。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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