神崇仁 公式サイト

ワンコと共通の心理トリガー

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約4分

今、大阪に向かう新幹線の中で書いてます。

明日施術家の言語学の参加者と
対面でのワーク。
そのための前日入りです。

今年は8年続いた
ANAのダイヤモンド会員の
ステイタスを維持できそうにありません。

それもあってか、
新幹線での移動が多くなってます。

新幹線は書き物をするには、
向いてないんですよね。

めちゃ揺れる…。

なので、
今日は多分、サラッとです。

そうそう、
『手放し』は人を楽にします。

ANAのダイヤモンド会員って、
めちゃ便利です。

すんごいスィートラウンジ使えるし、
チェックインもスペシャルな
特別感もすごくあるし。

だから、一度手にしてしまったら、
『手放したくない』
そういう思いが強くなります。

何年か前には、
マニアの間で有名な
『修行』もしました。

修行というのは、
ただ、マイルを稼ぐためにだけ、
飛行機を利用する。

ほんと意味なく、
11月、12月と
羽田〜那覇を往復とか…

人は持ってるものを
手放すのが苦痛。

それがなんであれ、
一度手に入れたものは
自分のもの。

ジャイアンが言う

『オマエのものはオレのもの。
 オレのものはオレのもの。』

そうやって、
どんどん溜め込んでしまいます。これは、
ネガティブな感情も、
ネガティブな想念も、
ビリーフも同じです。

僕たちは一度持ったものを
『ホールド』し続けようとします。

行動経済学の巨人、
リチャードセイラーは
これを保有効果と呼びます。

僕たちの心には、
現状を変えまいとする
『現状維持バイアス』があります。

なので、
それが失われてしまう!と感じると
体が傷ついた時に発火する時と
同じ脳の部位が活性化します。

とにかく『失いたくない』のです。

これは僕らの『エゴ』ではなく、
『本能』のようです。

影響力の武器を提唱する
社会心理学者のR・チャルディーニは、

生き延びるために
食べ物を隠したりする
動物の本能と同じものだと
述べています。

さらに人間は、不思議な生き物で
「なくなる!」と思うと
保有効果と同じように、
自分のものでもないのに、
保有したかのように
「失いたくない」と感じるのです。

これ、最後の1点なんです。
○人限定。
○時で終了。

こういった限定性がかかると、
人は否応無しに
「本能のスイッチ」が入るのです。

当社のワンコ社員、ラパちゃんも
僕が買ったばかりのスリッパを、
自分のものにしようと、
ずっと足元にまとわりついて
僕が諦めて、スリッパを上げると、
しばらくしたら見向きもしなくなる。

でも、
再び
そのスリッパを僕が履いて歩き出すと、
猛然とやってきて、
スリッパを取り戻そうとする…

「オレんだよ!!!」と言わんばかり。

写真は、大好きな鳥のトサカを
頬張るラパくんです。

案外僕たちの発想も、
ワンコと同じ本能に引き摺られて…

後か
らなんとなくそれっぽい理屈をつける。

そんな不合理な生き物かもしれないですね。

いよいよ、催眠とコーチングを使って、
『ヒーローズジャーニー』を開く、
僕のメンターでもあり、
スピリチュアルコーチングの世界的権威
スティーブン・ギリガン博士の
オンライン講座

ジェネラティブ・コーチング2023
まもなく募集開始です。

もう少々お待ちください。

追伸:
あんなにしがみついていた
ANAのダイヤモンドステイタス。

今やケロッと、
いらなくなりました。

それは自分のありようが変わったから。
そのことについては、また書きますね。

では!

良い週末を〜

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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