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ブロック解除ってムチャです

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約4分

僕はやることが
立て込んでたので、
ながら見だったので

「やっぱり僕がちゃんと
応援しなかったからだ。」

なんて冗談まじりに
そう思いました。

こういう考え方って
バカバカしいですよね。

「日本代表が負けたのは、
 僕が真面目に応援しなかったから。」

そんな根拠のない話…
そう思うかもしれません。

でも…

広島カープファンだった
子供の頃の僕は、
広島カープがテレビに映る
貴重な機会、

それは主に巨人戦なのですが、
当たり前のように強い巨人。

特に当時は桑田、槙原といった
素晴らしいピッチャーが、
広島打線を完全に
抑え込んでいたわけです。

ピッチャー自身の実力と
チームの守備によって。

でも、幼い僕は、

「巨人に負けるのは、
僕がゲームに集中してないからだ。」

そう思って、ゲーム終了後
心底悔やんだりしてました。

笑えますよね。

でも、

それは僕自身がかつて、
真剣に応援してたら、
広島が土壇場で、

巨人をバチコーン!!って
やっつけた。

負けそうな試合を
ひっくり返した。

そういう経験があったから。

そう、広島がチームとして
頑張った結果を、
まさに
自分ごととして受け取って、
自分の手柄にしてしまった。

しかも、一度ではなく、
2〜3回あったんだと思います。

そのことで
僕の中の何かがつながった。

きっとそこには、
うちのカァちゃんの、
「努力すれば報われる」という
考えを受け継いだでしょうし、

子供の頃、
一生懸命練習した後、
本当に楽しい時間を
剣道場のサロンにある
テレビの前で過ごして、
そこで見た

『人類皆兄弟!』みたいな
単なるキャッチフレーズの言葉を、

『願えば伝わる』と勘違いして
解釈したことも
影響してるのかもしれません。

これ、実は僕たちが今でも
結構な頻度で、
「上手くいってない時」
やっています。

たった1回、2回の失敗で、

「何をやってもダメ!」という
『過度な一般化』
「あの人が怒ったのは、
私が余計なことを言ったせい」

コントロールできない相手の感情を
自分の行為の結果だと結論づける
『コントロール範囲の逸脱』

そして
親から、
あるいは親の親、
あるいは世代を超えて、
随分前の世代から、
家族の間で伝承されてきた
文脈、状況、時代の影響を超えた

『もはや通用しない』考え方。
『無条件の親からの継承』

『状況の異なるルールの適用』
です。

これらは何か?というと

『学び』なんです。

正確にいうと
学習の結果としての産物なんです。

でも厄介なことに、この学びは…
経験として記憶にない。

ただ、漠然としたイメージが、
あるきっかけ(トリガー)によって
想起され、反応的になる感情が
引き起こされる。

だから、
自分一人で対処できない。

だから、世の中には、
これをなんとかしようと

『ブロック解除』なんて
メソッドが横行してしまうんです。

解除はできないんです。

そもそも
言語化できないから
掴みどころがない。

言葉にされたものを解除する…

これは実際のところ
そもそも言語という
頭の中で合成されたものを取り除く…

僕から言わせると一度学んだものを
相手から『奪う』も同然なんです。

どんなものでも
人は自分の持っているものを
奪われるのを嫌います。

保有効果っていう心理学者もいます。

大切なことは奪うのではなく、
『役立てる』という考え方。

別の言い方をすると、
学びを『学び直す』ことが必要なんです。

まもなく
自分自身を学び直すことで
人生の流れを変える。

それを
他者の力で成就するのではなく、
自分の内側にある『つながり』を
取り戻すことで達成する。

そんなやり方を
紹介できると思います。

これまでにない人生や
自分自身との向き合い方に
出会うこと間違いなし。

ぜひ楽しみにしててくださいね!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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