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ありえないセラピー

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約5分

ありえないセラピーと聞いて
あなたは何をイメージしますか?

朗報です!

今週金曜日にはあなたに、
成果を生むセッションの設計図
ご紹介できると思います

1950年、60年代の
アメリカにおいて

セッションは、
問診、診断、介入、評価…といった
役割の異なる支援の場面と、

傾聴、問診などの技術の習得で
変化を引き出す支援が
できるようになる。

その考えをベースにして、

精神科医療や心理療法や
セラピー、カウンセリングも、
コーチングも、

同じようにトレーニングの
体系が出来上がってきました。

ところが…

ある一定の患者や
クライアントには、

それがからっきし
上手くいかないのです。

どれだけ関係性を
築こうとしても

どれだけ問いを
投げかけても

変化の兆しは生まれない。

治療者と患者の関係は
抵抗を生み、

治療者を困らせるばかり…

そしてこの悩みは、

どれだけ傾聴や問診、
そして介入技術の
トレーニングを受けても、

解消されることがなかった。

あなたもそんな経験は
ないでしょうか?

予定通りにいかない
セッション。

セッションが行き詰まり、
堂々巡り…

何をして良いかわからず、

あたまは真っ白に…

無理やり
セッションのプロセスに
引き摺り込んだり、

答えに誘導する問いかけや

強引な介入など…

クライアントの自主性よりも
自らの問題解決
優先してしまう。

実際僕も、
こういう時代がありました。

実に後味が悪い

それもこれも、
クライアントの変化のために
頑張ろうした結果…

なのに、
セッションの途中で
上手くいかない自分に気づくと…

そのプロセスが、
自分勝手なものになってしまう。

クライアントに変化を
もたらせない自分。

何かいいことを
してあげれない自分。

そんな自分がで、

時に恥ずかしくて、

情けなくて

なんとかしようとするあまり。

無理くりになるセッション。

何十年もやっている
経験ある支援者なら、
少なくとも一度や二度、

いや、幾度となく、
こういう経験をしてしまう。

あなたにもそんな
経験はないでしょうか?

1970年になって、
心理療法について
書かれた本が
バカ売れしました。

ご当地アメリカだけでなく
日本も含めた世界中で!

その本は、

『ありえないセラピー』という本

そしてその本が有名になり…

あの有名な『TIME』誌にも
取り上げられることになった

そのことで
心理療法の世界だけでなく、
ビジネスの世界にも
幾分か浸透したようです。

その本のモデルとなった人は、

『アリゾナのスヴェンガリ』
称された、催眠の天才。

ミルトン・エリクソン
でした。

普通でない、つまり

反発したり抵抗したりする
扱いにくいクライアント。

治療不能という
ラベルを貼られた患者

そんな人たちが
エリクソンを最後に頼り

そしてその期待に違わず
変化を生み出すセッションをした。

にのぼらせたり

キャンプに行かせたり

夜中にモップがけをさせたり…

普通では想像もつかない
治療アイデアで変化を生み出したのです。

有名になってからは、

世界中の心理療法家や
医師たちが彼に学びに行きました。

もちろん、
普通じゃないセラピーのやり方です。

この人に学べば、
あの患者も治してあげられる。

そんな思いで彼の元を
訪ねた人たちは、

帰る頃には、落胆していました。

ほとんどメモに
書くことがない。

あるひとは、
髪の毛をビシッと固めて
セミナーを受けたが、

帰る頃には、
頭が燃えてチリチリになっていた。

そんなふうに例えたそうです。

だから、
彼の死後、星の数ほど
エリクソン研究家が現れて、

彼の手法を論じましたが
どれも彼の方法の全体像を
捉えることはできませんでした。

でも、
エリクソンが最も信頼し、
そして晩年になって気づいた
自分のレガシーを次世代に残す。

そのもっとも誠実で
信頼できるとみなした弟子。

ジェフリーザイク博士が、
40数年の探求の結果、

天才エリクソンの
セッションの設計図

体系化しました。

それをザイク博士は、
『エリクソン・ダイヤモンド』と呼びます。

エリクソン・ダイヤモンドは
5つの体系からなります。

一つは、
ゴール…セッションの行き先です。

でもここでいうゴールとは、
コーチングなどで言われる、

クライアントが
口にするゴールではない。

クライアントが
言語化したゴールの
さらに深いところにあるものを
引き出すために何をするか、

それがゴールです。

そしてギフトラッピング

エリクソンは、
アドバイスをする事がなかった。

その代わりに、患者が
自ら行動をするように仕向け、
その過程の中で、
『あ!そういうことか!』
気づきが生まれるような
方向性を示唆した。

博士はその後、
数百人の心理療法のやり方に触れ、
一般的に19種類にものぼる
ギフトラッピングがあると言います。

19種類です!

七色の変化球でもすごいのに、
19種類ですよ。

インドカレーみたい。

そしてセッションには
流れがある。

大きな3つのステップ

準備、介入、フォロースルー

そして
そのステップの中にさらに
小さなステップがあると言います。

そしてエリクソンが、
エリクソンであった理由。

それこそが、
20世紀最高の心理療法家と
言われる所以
なのです。

それについては、
また明日、書きますね。

というのも、明日の
マンスリーウェビナーで
お話しする内容こそ、

この
『エリクソンがエリクソンである理由』
だからです。

長くなりました。

また明日!

この記事を書いた人

一般社団法人 変化と成長のコミュニケーション推進協会代表理事神 崇仁
言葉を通してあなたの存在感を
6.6倍にする【影響力の専門家】

クライアントに変化を生み出せず、
悩み苦しんでいるコーチ、コンサル、
セラピストなどの起業家に、
クライアントの『潜在意識』を覚醒させる
『伝え方』のスキルを教える活動をしている。
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