大事なのは何をどのような順番で言うか…
いよいよゴールデンウィークですね!
あなたが質問されるとしたら
どれが心地よいですか?
A:「ゴールデンウィークは
予定ありますよね?」
B:「ゴールデンウィークは、
どんな予定がありますか?」
C:「ゴールデンウィークは、
どのように過ごす予定ですか?」
どれも『質問』の形態を
とっていますが、
それぞれ機能が異なります。
質問って奥深い。
Aだとあるか、ないかの二者択一
それだけではなく、
『予定がある』ことが前提になってます。
もし予定がなかったから…
気まずい感じになってしまいます。
Bのどんな予定がありますか?は、
予定があることが前提ですが、
ある、なしではなく、
その『イベント』について
聞いています。
Cになると、
相手の人の『行動の質』を質問しています。
予定のことではなく、
相手の人が行うであろう
行動の仕方について聞いています。
どれが良いか、はさておき、
一番催眠的なのはどれ?
と決めるなら、答えは…
C
です。
なぜCが催眠的なのか?
それは
『動きがある』から。
「どのように」という質問は、
行動の仕方について聞かれるので、
聞かれた側は、心の中で
「動いているイメージ」が
つくられます。
外の世界であれ、
心の内部であれ、
人は動いているものに注意を向けます。
そして没頭しやすいのです。
しかも、聞いた人の心の中で
自分自身が行動しているイメージ
それが湧くんです。
主観的なイメージを
心の中で経験することができる。
はい、いいえ、で
答える質問と比べると、
相手の中から引き出される情報も、
すごく多いんです。
雑談や会話が一方的で、
ブツ切れになる人の特徴は、
このはい、いいえで
答える質問がすごく多い。
この質問を3回ほど連続でされると、
『尋問』
とか
『詰問』
と捉えてしまい、
不快な気持ちになってしまいます。
さらにここに、
「ゴールデンウィークは、
ほぼ毎日仕事なんだよねー」
と答えた時に、
「でも、1日くらい
お休みとかありますよね?」
とか聞かれたら!!
どんな気持ちになりますか?
僕なら、
『でも???』
と思わず聞いてしまいます。
『でも』…
多分これを言った人は
無自覚に『でも』を
使ったのだと思うのです。
もちろん無自覚なら、
その機能を知っているはずない。
『でも』は、前言撤回を意味します。
『でも』は、
前に言ったことを否定するんです。
だから、相手の発話を受けて、
『でも』を使うと、
相手を否定するのと同じ意味。
実はこの話、先日当社に来社した
某セールスマンの言葉。
頑張って
『イエスセット』らしきものを
使うのだけど、
全ての言葉の前に不思議なことに
口グセの『でも』がつく。
だから全て『否定された』と
感じるんですよね。
ちなみに、
人間はショートカットをする生き物。
そして省力化したい生き物。
だから言葉の意味を聞く前に、
接続詞を耳にして、
大体の方向性を予測しながら
聞くんです。
でも先日、
学びのために試聴した
あるマーケターのセミナーを聞いて
びっくり。
イエスセットが
めちゃくちゃうまい。
つい買ってしまいました。
そしてその講座を見たら、
「あ、こんなすごい人でも
再現性ないな」
と思いました。
なぜなら、
僕がつい「欲しい」と
思ってしまった
本当のイエスセットのやり方は、
その教材のどこにも
触れられてなかった。
代わりに別の部分が
肝とされていた。
本当に重要な部分は
隠しているか、
本人も気づいていない。
みんな、
仕掛けとしての心理技術は
書籍になってるから知ってるけど、
ガチの心理療法家が行う
相手の心を誘導する方法は、
知りようがない。
そりゃ当然です。
ほとんどのガチでマジで
催眠を長期間探求してる
心理療法家は日本人だけでなく
海外の先生でさえ、
マーケティングとは無縁。
つまり、
情報収集のしようがないんです。
めちゃくちゃ効果的な
イエスセットの方法なんですけどね。
誰も知らない。
もったいないです。
ということで、
今後マーケティングやセールス、
そして日常会話に使える
催眠言語をどんどん公開していこう。
そう思ってます。
その第一弾を5月20日に行います。
3つのシンプルな催眠技術を
日常会話に応用する。
そのセミナーを試験的に行います。
今年はその講座を
2時間のフロントセミナー~
2日ほどの講座にして、
人に教えられる先生を養成しよう。
そう思い立ちました。
これが僕が社会に貢献できることの一つ。
それを発見しました。
お楽しみに!