
「この人とは合わないなぁ」
私たちが毎日誰かと関わる中で、ほとんどの人が一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私たちには、表現の好みがあります。
それは、無意識的に習慣となっている言葉の癖。つまり、心の偏り、モノの見方なのです。
それは性格ではありません。私たちが無意識にしているパターンなのです。
あの人は独りよがりだ。
優柔不断だ。
思いつきで行動する!
一本気だ。
人の意見に左右されやすい。
頑固だ。
私たちはこれを捉えて好き嫌い、性格が合う合わない、と判断してしまいます。
この社会の中では、仕事やプライベートを問わず、何をするにおいても、誰かとコミュニケーションをとることは必要不可欠です。
時にそれは自分が望むコミュニケーションのスタイルでないことも多々あります。
特にビジネスにおいて、チームで結果を出すことを求められるリーダーであれば、
コミュニケーションスキルをつかうか、自分のポジション(立場)にものを言わせるか、が問われます。
コミュニケーションスキルを持たず、結論が急がされる時には、
どんなリーダーでも、ポジションパワーを使い、そしてそれに翻弄されます。
例えば、チームリーダーが周囲の意見を大事にするパターンをもった人間なら、さらにそ上、リーダーの上司の言うことに翻弄されやすい。
でも、もしそのリーダーの部下の中で自分の納得感を大事にするパターンを持った人間がいるなら、
リーダーの行動に納得がいかずチームのコミュニケーションに歪みがでます。
そしてリーダーはその部下を、「頑固者」、「融通が利かない子供」といったレッテルを貼り、低い評価を付けます。
また部下はリーダーを「上役志向」「ごますり」「風見鶏」といったレッテルを貼り、忌み嫌います。
彼らの行動のパターンを性格だと片づけ、諦めていませんか?
この人は合う人。この人は合わない人だけで片付けていませんか?
でも、別の考え方はできないものでしょうか?
実はこのような好き嫌い、性格による対立やミスコミュニケーションの原因は、性格ではないのです。
本質的な要因があるのです。
もし、あなたがそういう状況に直面したとき、好き嫌いで判断する代わりに、相手の性格で判断する代わりに、
相手の心の中にある、パターンを理解し、パターンに合わせたり、パターンを変えるような関わり方ができるようになったらいかがでしょう。
独りよがりにならず、意見が合わない相手でも意見を聴いてもらえるような言葉がけができるようになったらいかがでしょう。
あなたがコーチなら、クライアント自身も気づいてない無意識的な心のパターンをコーチのあなたが動かして、
クライアントの内側にある本質をを引き出しだすことができるようになったら…
ミスコミュニケーション、好き嫌いの感情の本質的な要因を理解し、乗り越えることができたら。
この本質的な原因を解決するのが、今回の講座、
『メタプログラムを使ったコーチング』です。
メタプログラムとは、好き嫌いの元となる、人の意識できない心の深層にある、情報処理のシステム、人の行動を決定的に左右する、人間の無意識の最も深いプログラムです。
この講座では、私たちが持つメタプログラムのパターンを理解し、日常生活やコーチングの中で活かしていくスキルを学びます。
“コミュニケーションで大切にされるペーシング。これを、概念とか動作によってだけではなく思考パターンにペーシングする具体的方法を体得できた。”
“メタプログラムを意識してコーチングすることで、質問への迷いが減りました。”
“自身のプログラムがわかったことで、コントロールしやすく感じました。表現を変えていこうと思います。”
NLPを教える講座はたくさんありますが、日常生活やコーチングへ応用を可能にする講座はあまりありません。
ましてや、NLPの源流をマスターしたトレーナーによる講座となるとほとんど皆無です。
メタプログラムを派生プログラム(LABプロファイル)ではない、言語も非言語も含めた包括的なスキルを
身に付けたいという方の声に応えて、この講座は生まれました。
この講座では、私たち自身がもつ心のくせやパターンを理解して、それを実際の日常生活に応用できるようなステップに落とし込まれた実践的なプロセスを経験します。
これを学ぶことで…
- 相手の心のパターンを把握できるようになる。
- 自分の心の偏り減らし、応答の柔軟性を手に入れられる。
- 自分の意志を押しつけず、相手が受け入れ可能な関わりができるようになる。
- 他者に尊重が伝わるWinWinのコミュニケーションができるようになる。
- 相手に気づかれずに、深い気づきを引き出す会話が可能になる。
ワークショップの概要
メタプログラムを学ぶ目的は、
人がある固定化されたフィルターしか扱っていない時に、
その人が、どういうフィルターを使っているのかを知ることにより、
望ましい方へと行動の柔軟性を広げていくためのものです。
「メタプログラム」というフィルターを通して、
その人の状態を理解できるようになります。
もちろん、自分自身についても理解できるようになります。
その理解の仕方は 『言語』だけではなく、
コミュニケーションの大半を占める 『非言語』での把握も可能です。
本当に必要な基礎的なメタプログラムを数個学ぶだけで、
その人の基本的な心の状態が、構造として把握できるようになります。
そして、そこに合わせて行くための方法と、
その人の世界観から、その人が望ましい方へと誘っていくための方法を
手に入れることが出来るようになるのが、このワークショップです。
ビジネス・プライベート問わず、メタプログラムを実践的に身につけることで、
信頼関係の構築、学習や仕事への動機付けなど、
様々な場面で効果的に活用できるスキルを手に入れることが出来ます。
受講生の喜びの声の一部をご紹介します。
渋谷 光弘さん(経営者/40代)
それぞれの思考の特徴を具体的にどの様に組織で活用する方法が役立ちそう
成長・発達を阻害する自分の思い込みや前提や、人と話すときに説得になる場合が多いことが悩みでした。
自分自身の思い込みを緩めたり、別の捉え方が出来るようになる。そして、人と対話する時に説得以外の効果的な表現の具体的方法を学べることに期待がありました。
コミュニケーションで大切にされるペーシング。これを、概念とか動作によってだけではなく思考パターンにペースする具体的方法を体得できたことが学びになりました。そして、それぞれの思考の特徴を具体的にどの様に組織で活用する方法が役立ちそうです。
今後、対話する時に机に着かなくとも、日常の中に取り入れてお互いに貢献し合える関係性を築くことに活用します。
木瀬 武彰さん(コーチ/30代)
他者に強力に影響を与えるということを発見しました。
クライアントとの問題の本質にたどり着くための関わり方がうまくできない。クライアントが大事にしている価値に触れるためにはどのように関わっていけばいいのか分からない、ということに困っていました。
そのためには、きっとより深いペーシングができることが必要だと思いました。それにはメタプログラムというもっと無意識的なところにヒントがあるだろうという期待がありました。
メタプログラムを知って使いこなすことが他者に強力に影響を与えるということを発見しました。それは、デモを通して知ることができました。そしてメタプログラムを知ることがクライアントの価値に触れていくためには必要なことだとデモを通して体験することができました。
クライアントとの関わりに使うことは当然ですが、子供と関わっていくときに、メタプログラムを意識することで親としての関わり方の選択肢が増え、子供にとっても楽に自身の可能性を広げていける日常を共につくりあげていくことができるだろうと思います。
M.Mさん(コーチ)
先生のデモセッションを見せていただきながら、解説を加えていただいたことで理解が深まりました
人のパターンに対してどのように適切にかかわれるのかその可能性に興味がありました。
また、コーチングにおいてクライアントの話題に没入してしまうことが多く、コーチとしてのかかわり方を変えていきたいと思っていてその一つのスキルとして身につけたいと考え参加しました。
影響力とメタプログラムの関係性に意識を置きながら、活用できるようになりたいと思っていました。
先生のデモセッションを見せていただきながら、解説を加えていただいたことで理解が深まりました。
学んだことを家族との日常会話の中にも意識して見つけることから始めたいです。
堀 真奈美さん(営業職/30代)
相手に好意を持ってもらえるように、相手の価値基準に合わせて使います。
人の価値基準について知れたこと。自分の思考の基準が、とても偏っていたことを知ったことです。相手との基準が少し異なるだけで、ムカつく。嫌い。と言っていました。
その違いを知ることで私が相手に合わせていけるということをしり、そのやり方がわかったことはとても大きいです。
営業した時に相手に好意を持ってもらえるように、相手の価値基準に合わせて使います。
松本 和信さん(会社員/50代)
面談における他者理解に役立てたい
人材育成担当者に対する教育指導の場面において、対象となる相手によるより効果的な指導方法や言葉の使い方について困っていました。
何か新しい視点を得られること、具体的な事例を知ること、指導の場面に役立つ言葉遣いなどを学べることを期待して受講しました。
これから、研修内容への持ち込み、面談における他者理解に役立てたいと思います。
S.Wさん(研究職/30代)
非言語の感覚も注意を向ける事で、言葉表現をしにくい方でも相手の方向性を知ることができる
仕事場における密な人間関係の中で、相手とプログラムが合わない事によるやり取りの無駄が発生している事に気付いていました。
対話の中で相手に合わせるやり方を学んで、仕事や今後の人間関係がより良く、早く関係性が気付けると良いと思っていました。
言語による表現だけではなく、非言語の感覚も注意を向ける事で、言葉表現をしにくい方でも相手の方向性を知ることができ、相手に訴えかけることが可能だなと思いました。
講座の後に香りの講座を開きましたが、相手が言語をあまり数多く持ちあわせていない場合が多く困ることが多かったのですが、非言語をひろって相手に言葉を投げかけられ、より深いレベルの講座を開ける可能性を感じました。
人のプログラムは様々だなぁと、周りの受講生をみて、聞いていても思ったのでより色んな場面ではたくさんの方がいるのだろうと思いました。
周囲の方々と会話を通じて、相手のプログラムに合わせた話し方を実践していきます。
自身のプログラムもわかってきたので、コントロールしやすく感じたので、表現を変えていこうと思います。
M.Yさん(研修講師)
メタプログラムを意識してコーチングすることで、質問への迷いが減りました。
コーチングの中でどの方向に進めばいいのかわからない時があり、受講しました。
非意識的な自分のフィルターがあることを知ったことにより視野が広がりました。
神さんのデモセッションを受け、仕事に対する価値基準が分かり、ますます意欲がわきました。
また、可能性を負いすぎることのデメリットへ目をやることで、考え方が柔軟になりました。
神さんのデモセッションを受けられるのは、この講座の醍醐味であると感じました。
メタプログラムを意識してコーチングすることで、質問への迷いが減りました。
今後、報連相、企画提案、プレゼンなど仕事の様々な場面で活用していきたいです。
相手のメタプログラムを意識して他者理解を深めることで、ビジネスが効率よく進んでいきそうに感じています。
どんな言葉を使い、どんな言い回しをしたら相手が心地よいかを考えて関わりたいです。また、自分の動機づけの方向と判断基準をコントロールし可能性を広げたいと思います。
メタプログラムとは?
私たちの心の中には、情報をさまざまなふるいにかける「フィルター」のようなものを持ち合わせています。
人が情報を選択し、組織化する時に使うさまざまなやり方を、
時間の認識や知覚の位置、五感に基づく表象システム、「闘うか逃げるか」という反応的方向性や、
時間的な嗜好性などによって分類したものをNLPでは「メタプログラム」と呼んでいます。
「価値観」や「信念」などのプログラムよりも上位のプログラムであるメタプログラムは、
「外部からの刺激」に対する「情報の免疫系」のように働きます。
それは、情報をどのように組織化し、どのように反応するかの土台をなす
認知フィルターとして、私たちが 意識することなしに機能 しています。
つまりメタプログラムは、無意識のレベルで人が思考したり振る舞ったりするために、
情報を整理・構成する ように 脳に「伝える」一連の指示 のようなものです。
こうした人それぞれ異なるフィルターは、人の個性を形成する大きな要素となります。
メタプログラムは、私たちが思考し、行動する方法を形作ります。
私たちの生活におけるあらゆる側面に影響を及ぼすものです。
例えば、動機づけや決断、意思決定、計画、完遂、学習
などに使われるストラテジーに対して影響を与えます。
私たちの選択肢は、メタプログラムによって、
制限されたり、拡張されたりしています。
メタプログラムを手にいれることで、あなたの心は最新バージョンにアップデートされます。
そして、レベルアップしたあなたの関わり方が、あなたの対人支援者としての存在を数段階ステップアップさせることになります。
可能性を開くことに興味を持たれた方、この内容に響くものを感じられた方、探求の時間をご一緒しませんか?
よくあるご質問にお答えします
- 1. 「LABプロファイル」と「メタプログラム」の違いを教えてください。
- LABプロファイルは、日本ではとても有名です。
それは影響言語という言語に特化してパターンを絞り込み、分かりやすく分類したことで、
使いやすく、プロファイリングという名称の良さでとても人気があります。
多くのNLPのトレーナーはLABプロファイルをメタプログラムそのものと
混同していることもあるくらいです。
決定的な違いは、メタプログラムは言語だけではなくて、非言語も含めて、
人の心の表出体系を手がかりにして、人の心の状態がどうなっているのかを見きわめることができます。
メタプログラムは、 もともとはほんの数種類の基本的なプログラムからはじまって、
最後は64個まで増えました。
そもそも64個は多すぎるため、数あるメタプログラムの中から、
開発者達がチョイスして一連のパッケージにしたものがLABプロファイルです。
その分類のために「動機付けの特性」と「行動の特性」という表現で分類されていますが、
その根拠は誰も知りません。
LABプロファイル14個を同じレベルで扱っている「メタプグラム」のうち、
重要なメタプログラムの数個をしっかりと手に入れることで応用が効くようになります。
クリスティーナ・ホールは、プライマリーなメタプログラムということで7つか8つを指摘しています。
これだけあれば十分だと言っています。
今回の講師である神は、クリスティーナホールのメタプログラムのワークショップの映像編集を行う中で、
メタプログラムの理解の入り口としてほんの数個のプログラムをしっかりと理解することが、
その他のメタプログラムを使いこなすためには重要かつ不可欠なものであると考えました。
このワークショップにおいては、人が活動するときに重要なメタプログラムの基本を抜き出して、
言語、非言語の特徴の把握の仕方、合わせ方、関係性の築き方、そして拡張の仕方を学んでいきます。
開催情報
開催地域/日程 | ・福岡(2019年3月5日[火]) | 時間 | 19:00-21:00 |
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参加費 | 5,000円(税込) | ||
開催場所 | お申し込み後に詳細をご案内します | ||
主催 | 一般社団法人変化と成長のコミュニケーション推進協会 |