今日は施術家の言語学、
オンラインによる実践会でした。
アシスタントを含めて、
35名近くの仲間が
言葉を使った、飛躍的な
カスタマーエクスペリエンスの
作り方について実践を重ねました。
「神先生の最後の話、
私のことじゃないと
分かっているのに、
涙が出ました。」
「私にもそういう
一面があったので、
心にしみました。」
こういうコメントが、
終了後のアシスタント
ミーティングで続出。
今日の質疑応答の時の
質問に対する答え方に対して
アシスタント達がしてくれた
フィードバックです。
メイン講師の1人も
「最後の神先生のコメント、
自分もああいうのをしたいです。
憧れます。」
そういうフィードバックを
もらいました。
最後の講師からのコメントは、
恥ずかしながら、
鼻の穴が膨らんじゃいました。
一昔前なら、
『ドヤ!』顔と言われてたと。
やっぱり嬉しいですよね。
同じ仲間から言われるのって。
たった1人の参加者の
質問に答えながら、
他の多くの参加者の心を打つ。
そんなことできたらいいと
思いませんか?
実はこれも『巻き込み言葉』の
効果的な使い方の一つなんです。
『巻き込み言葉』は、
目の前の人の心を
ガシッとわしづかみにして、
話にのめり込ませるのはもちろん、
一対多の状況で使うことで、
圧倒的なパフォーマンスの違いを
生み出すことができるんです。
基本は一緒。
スーツケースワードを
流れに沿って話します。
そして一対一の時は、
話す内容をより具体的な状況に
シフトしていきます。
ここまでは、おんなじです。
大勢に対してのプレゼンでは、
これにプラスアルファがあります。
それは何か、というと、
『具体的な状況を
さらに普遍化して話す』
です。例えば今日の場合は、
脱サラして、施術家起業の人。
年齢は僕と同じくらい。
そして悩みは
自分には、経験がないから
お金をいただく自信がない。
でした。
あなたなら
なんと返すでしょうか?
個人的な巻き込み言葉なら、
〇〇さんのように、
これまでビジネスのフィールドで
経験を積んで、結果を出してきた。
そして経験と実績についてくるお金の
大切さを分かっているなら、
自分の経験が浅い、と思って
お金をいただくのは忍びない、
そう思ってもなんの不思議もありません。
こういう表現をします。
そして一対多には、
さらにプラスして、
こう伝えます。
きっとあなただけでなく、
多くの人も、誰にでもある
『初心の頃』、自分の技量や
経験を誰かと比べて
『浅い』と感じたなら、
そんな自分にお金をいただく
価値を見いだせない。
そんな瞬間があったと思うんです。
という形で、
1人の人に語りかけながら、
多くの人に届く普遍的な表現を
加えて伝えるんです。
このことを、
巻き込みに『招く』と言います。
そしてあといくつかの
Y E Sを引き出して、
十分に巻き込んでから、
あなたの伝えたいメッセージを伝えます。
多くの場合、
直接的なアドバイスではなく、
『誰かの経験談』や
自分の経験上、感じたこと。
という体裁を取って話します。
これをエリクソニアンでは
間接話法といいます。
『巻き込み言葉』の中心となる
フレーズの作り方です。