一つの長期講座が
大団円を迎えました
【無意識革命】
~ヒプノ・メンタリング
自分とつながり、
生命エネルギーの
鋳型を目覚めさせ、
集合的無意識(メンター)と繋がる。
一つの旅が終わりを迎えました。
ズームでのグループトランス、
つまりオンラインの窓越しに、
催眠を個人にではなく、
グループに行うことで、
どんな変化が起きるのか?
僕にもわかりませんでした。
で、結果は…
驚くほどの参加者の変容。
僕のところで、
何年もコーチングを
学び続けている仲間も、
このプログラムに
脱帽してました。
なぜ、
そこまで効果があるのか?
それはあるやり方で
『トランス』を使うから。
催眠を学んだあとで
ヒプノメンタリングを
受けた人は、
これまで学んできた催眠とは
全然違ったと教えてくれました。
いわゆるヒプノセラピーは、
多くの場合、何を話すかについて
セリフが用意されています。
『催眠スクリプト』と言われるもの。
だから、慣れてくると、
だんだん「次に話されること」が
わかってきます。
でも、僕たちが
志向するトランスは、
セリフ=『スクリプト』を
使わず、その場で起きることを
活用してセッションを進めます。
『ユーティライゼーション』
=活用と呼ばれています。
これは、
ミルトン・エリクソンが
使ってきた催眠の技法で、
この『活用』を使うか否かで、
クライアントの抵抗の度合いが
全く変わってくるのです。
誰しも人に操られたくない。
それは
セラピーという対人支援でも同じ。
意識的には助けを求めていても、
無意識下では、支援を受けるのは、
相手に変化するよう指示されるのと
同じなのです
人は指示されることに抵抗します。
誰かに支配される存在ではないから。
だから人は指示に対して
『抵抗』で返すのです。
これを徹底的に避けたのが
カール・ロジャーズ。
だからロジャーズの技法は、
『非指示的』介入と呼ばれます。
エリクソン財団から出ている、
ロジャーズのセッション動画があります。
ロジャーズが亡くなる
ほんの1年とちょっと前
革新的心理療法
カンファレンスでの
公開セッションです。
晩年のロジャーズの
円熟味のあるセッションです。
いつか、翻訳して
あなたに紹介しようと思います。
そこでのロジャーズは…
スゴイ!のひとこと。
何がスゴイか…
ひたすら寄り添い…です。
数分間、
ひとことも話さず、
みじろぎせず、
最小限の瞬きで
相手をじっと見つめ続ける。
質問?
まったくしないんですよ。
だって質問は、
「私の伝えた内容について考えて、
その方向で返答しなさい。」
そういう命令だから。
指示なんです。
巷で『傾聴』とか、
言ってる人に
ぜひ本物を見て欲しい。
質問とは指示的なんです。
だから、
話を聴いて、聴いて、聴いて…
相手の言葉に
最小限の要約をしたり、
そのまま伝え返す。
そして待つ…
間をしっかり取ることで
相手の中で言葉を紡ごう。
それを誘うのです。
一方
エリクソンは、違った。
まったく逆のアプローチをした。
『変化のために指示をする』のです。
簡単にいうと
『アドバイス』です。
でも、
相手が指示されたことで
抵抗しないように、
『指示されている』と
感じない表現を使うことで
まるでクライアント自身が
『自発的』な意図を
持って行動するかのように
その人自身も錯覚するような
介入をしたんです。
『許容的な指示的介入』。
このアドバイスは、
受け取っても、
受け取らなくても
それはあなたの自由ですよ。
そうふんわり伝えながらも、
結果的には「欲しい」と
受け取るやり方です。
その許容的な指示的介入には
大きく3つの特徴があります。
一つは、言葉の使い方
二つ目は表現の仕方
三つ目が相手の心にある言葉を使う。
でした。
これらを
使いこなせるようになることで、
セッションが
指示的であっても
指示ではなく、
自発的と受け取られる。
よく言われる9:1で
9聴くとか
7:3で
7聴く
という
『傾聴』原理主義の人が言う、
『量』の概念ではなく、
相手の心の言葉を活用するために
聴く必要のあることだけを聴き、
相手が自分の世界の言葉だと
受け取れるような、
表現の仕方になる構造を聴く、
つまり『聴く』の質という
まったく新しい概念を持つことで
短期間で
関わりに大きな変化を
生み出せるようになるんです。
そしてさらに、
この方法を、グループに対して
行うやり方があります。
ここまで話してきた
3つの方法に加えて、
第4の方法を手に入れることで、
コーチングなどの支援だけでなく、
グループに対しても、
一対一と同じレベルの影響を
与えられるようになる。
それはズーム越しでも対面でも同じ。
なぜなら、全ては相手の内側で
起きることだから。
ヒプノメンタリングが
オンライン会議システムで、
かつ、
グループトランス誘導だけで
大きな心理的変容を生み出せたのは
そういう技術的な構造があるから。
それがあって初めて、
僕自身の『想い』や人に対する『愛』が
適切な形で伝わるんです。
ヒプノ・メンタリングに参加された方…
本当にありがとうございました。
追伸:
ヒプノの原理を活用した
まったく新しいコーチングメソッドを
公開します!!
あなたのセッションが一変しますよ。
お楽しみに!