お金を生む会話って何?
昨日は言語学の
スキルアップセミナー。
新宿で木瀬くんと行ってきました。
あなたは誰かが
自分のした行為を悔やんでいるとき、
なんて言葉をかけますか?
今日僕たちが探求したのは、
この表現です。
『承認』
そう呼んでます。
今から4年前…
施術家の言語学2期の
グループコンサルの時です。
ある施術家さんが、
相談したことがあって、
それは
高校生の患者さんについて。
患者は高三。
サッカー部。
レギュラーの座を
やっと掴みかけた。
その矢先…
膝に酷い怪我をした。
そして施術家である
彼のところに来た。
彼は患者にこう言ったんです。
「君はまだ若い。
未来があるんだから、
少し休みなさい。
1試合か2試合。
もし今
怪我がひどくなったら、
サッカーができないだけじゃなく
将来において、
歩くことに支障をきたすことになる。」
そう言って、休養を指示したのです。
でも…
数日後の月曜日…
患者さんはやってきた。
試合に出ようと練習をして…
快方に向かっていたはずの症状が
悪化していた。
彼(施術家)は、
それをみて自分の顔が
熱くなるのがわかった。
お腹の中も、グァっと
込み上げてくるものが…
「なんでこの子は未来を考えないんだ。」
そう心の中でつぶやいた後、
患者にこう言った。
「なんで練習したの、
膝がまたこんな状態に戻ってる。
なんでもう少し待てなかったの!」
自分でも声の中に怒りが
混じっているのがわかった。
高校生相手に
ムキになってしまった。
ふと我に帰った時、
その患者さんが大粒の涙を…
「あぁ~やってしまった。」
それで僕のところに相談が。
僕は〇〇さんは、
「部位(体)の味方であって、
存在としての
彼の味方にはなれなかった。」
彼は黙って頷き…
「それに気づいて、申し訳ない…
他になんて言えばよかったのか…
教えてください。
次から同じ過ちをしないために。」
すごいと思いません?
施術家が
部位の味方であるのは
ある意味当然です。
だって、
その体をマインドが酷使して
使い物にならなくしようとしてるから。
未来の体を考えた時、
専門家として警告して、
酷使を止めるようにするのは、
当然のこと…
そして言うことを聞かない相手に
きつい言葉になるのも、
無理もないことかもしれない…
でも、彼は言語学を学んで、
決めていたんです。
決して部位だけの施術家では止まらないと。
でもやり方がわからない。
だから僕に相談したのです。
その想い。
すごいなと思いました。
そしてその意気に応えて、
「僕ならこう言うと思います。
君にとって、高校生活最後の年、
そしてやっと手が届く
念願のレギュラーの座…
近づく試合がある…
休むことで他の誰かに
自分のポジションを奪われたくない。
そんな想いがあったなら、
自分の膝がどれほどの
状態だったとしても
それを押して、試合に向けて練習をしよう。
そうしてしまうのも、無理もないですよね。
そして同時に、
あなたはその試合で
人生が終わるのですか?
100年時代の人生の
残り83年間を、
膝に障害を抱えたまま、
生きていくことを
覚悟しているのでしょうか?」
僕ならそう言って、
彼の反応を見ると思います。
そうお伝えしました。
これが僕たちの
『承認』テンプレートの
始まりでした。
2期生には背中を見て真似ろ!
3期生には順序だけ教えて
徹底的に練習せよ!
そして4期になってやっと
テンプレートができた。
それを7期まで
使ってきましたが、
今日、
木瀬くんのトレーニングを
傍目で見ながら、
あぁこうすれば良いね。
それを木瀬くんと話しながら
グループワークを続けることで
かなり再現性が高く、
難易度も低い公式ができました。
共につくる…
参加者の皆と木瀬くんと共に、
新しいテンプレートを生み出しました。
もうすぐ始まる
『カウンセラー向け』の
新しいプログラム。
ここにぴったりの
傷ついた相手の心が
癒される『承認テンプレート』
完成です。
楽しみになってきました!
では!