人を大切に考えている人と学ぶのは良いね。
さて、
先日書いたメルマガ
『医者が話す暗号』
読んでくれましたか？
これ、かなり多くの人から
メールで返信もらったり、
直接お話もらったりしています。
そしてその多くがお医者さんから。
製薬業界に牛耳られた医療界の闇
について教えてもらったりします。
みんなそれぞれ医師をしながら
今の医学界の現状を憂いている。
人がどんどん薬漬けになっていくのを
黙って見ていられない。
そういう気持ちで
お仕事をしている
お医者さんがいるのは、
本当に頭が下がります。
“クレイジーライク・アメリカ“
という本を読んだ時、
衝撃でした。
大手製薬会社が、
日本のうつに対して
薬を売り込むのを諦めたあと、
別の大手製薬会社は、
やり方を変えて乗り込んだ。
その生々しいプロセスを
一冊の本に記したのが、
クレイジーライクアメリカ。
マーケターが作った
たった一行のコピーが
日本の「うつ」を薬漬けにした。
そんなことが書かれています。
そのコピーは
「うつは心の風邪」
このライトなコピーによって
これまで精神病＝隔離と
見做されてきた社会の概念が
ガラッと変わった。
それは良いか、悪いか
一面的な判断はできませんが、
潮目が変わった瞬間でもあります。
かつて、
まだ僕がNLPをやっていた時、
タッド・ジェイムスという
マスタートレーナーの元で、
ひと月にわたってトレーニングを
受けたことがあります。
その時に目にしたのは、
タッドのあるセラピーメソッドの
劇的な寛解力。
クライアントの内側に眠る
自然治癒力を引き出す
問いかけや催眠技法で
目の前でどんどん魔法のような変化が。
タッドジェイムスと提携している
某NLP団体の社員として
学びに行っていたので、
とても優遇されていた僕は、
休憩時間にいつも質問をしていました。
タッドにこう聞いた時
返ってきた答えに
がっかりした。
というか、
これが現実なのだ。
と思い知らされたことを
今でも鮮明に覚えています。
「タッド！すごかった！
あんなふうにできるのってすごい」
「あれはお前も
すぐできるようになる。
スクリプト通りに読めば
それほど苦労なくできるさ。」
こう言われました。
「これをみんなに広めたら、
たくさんの人が救われるし、
皆保険の日本だったら尚更
貢献ができそうだよ！」
そう言った時、
彼は真剣にこう言いました。
「馬鹿なことを考えるんじゃない。
俺たちくらい、
簡単に吹っ飛ぶ力を
彼らは持っているんだ。
それをよく覚えておくんだ。
お前だけに
限ったことじゃないが
このメソッドが病気に効く、
薬いらずになる。
そんなことを主張した瞬間に、
我々はお前とは縁を切るし、
「関係はない」ということになるよ。
それほど彼らの力は強いんだ。」
はっきりとそう言い切りました。
さらに、
「お前は医学のプロじゃないしな。」
と。
最後の言葉が僕にとって
すごく納得することでしたが、
その前の話は、
正直その段階では『彼ら』が誰か
わかりませんでした。
タッドは、2013年の段階で
受講生にセミナーの中で
アメリカの食糧問題、
モンサントの遺伝子組み換えの
問題点をセミナーでバンバン
ビデオを見せながら
語っていたので、
僕はすっかり社会派だと
思い込んでいたのですが、
僕が言った『薬』の問題には
関わりたくない。
そうだったんだと、
のちに書籍などを通じて
知りました。
知識があるかないか、
これ大きな違いですよね。
さらに、データよりも
ストーリーやコピーの持つ、
イメージの力は強力です。
うつは心の風邪
某製薬会社のキャンペーンで
使われたコピーが発表される
一年前、1998年に、
WHOが行った大規模研究で
抗うつ薬治療よりも、
非投薬群の方が回復率が高く、
うつの持続率も低かった。
（「心の病の流行と精神科治療薬の真実」より）
そんなレポートが出ていたのですが
僕たちには届くこともなかった。
なぜなら、『心の風邪』という
わかりやすいキャッチコピーの方が
心に触れたから。
僕たちはストーリーを
さまざまな方法で使います。
そしてそのパワーを知っておく必要がある。
そして何より
「何の目的で使うか」
これを大切にすること。
たくさんの読者さんからの
返信やフィードバックから
ふと思ったことを書きました。
コピーに踊らされたり
盲目的に動かされないためには
そのメカニズムを知っておく必要があります。
セミナーでは
そんな話もしたいと思ってます。
では！
