始まりました。
スティーブン・ギリガンの
トランスキャンプ。
今年はいつもと違う感じ。
スティーブは
すっかり円熟味を増してます。
そしてずいぶん
お爺ちゃんに。
お孫さんができたから…
ますますエリクソンに
見えてきました。
スティーブとの学びも
13年目に入りました。
「飽きないんですか?」
よくそう聞かれるんですが、
「飽きるとか、何?」って思うんです。
ゴッドファーザー
フィールドオブ・ドリームズ
ニューシネマパラダイス
マトリックス
タイタンズを忘れない
僕にとっての名作たち。
何度見ても新鮮に見れる
泣けるものは泣く。
様々な音楽。
一度きいたからって
それでおしまい?
そんなことはない。
学習とは、『違い』を知ること。
そして初学者は、
違いを見つけるために、
これまでとは違う学びを探す。
これがひどくなると、
サイコセラピーショッピング。
セミナージプシーとなるわけです。
『学び』の実感を得るために
新しいものを探し続ける…
本当に大事なのは、
新しい何か…ではなく、
馴染みのものを
どれだけ新鮮にみることができるか、
なのです。
エリクソンの元には、
世界中からたくさんの医師、
精神科医が彼の知見を得に来ていました。
こんな症状の時はどうしたらいい?
こんな患者にはどう接する…
エリクソンの
セミナー参加者たちは
“ノウハウ“を聞きに
来てたのだそうです。
エリクソンはその知識を与えたか?
NO!
エリクソンは決して
情報を与えることはなかった。
代わりにしたのが、
ストーリーテリング…
相手に合わせて
ストーリーを変えていた。
エリクソンのセミナーは、
難解だと言われます。
それは情報をまるっともらえる。
そう思って
エリクソンのもとを
訪れると漏れなくがっかりする。
教えてくれないからです。
代わりに相手の内側に
自然と答えが現れるように
ストーリーを始めとして
様々な関わり方をした。
直接的ではなく、
間接的に関わった
エリクソンのやり方こそ、
人生の中で
最も体験的な学びだった。
スティーブが
そう教えてくれました。
何かを教えることより
何かを学びとる。
伝統的な催眠の暗示が、
間接的なものに比べて
6ヶ月を超えると持続性が落ちる。
それは与えられたものか
自分の中から生まれたものか
その違いなんだ。
大学院で実験催眠を専攻して
エリクソンから
間接的な催眠を学んだ。
体験的な学び…
セミナーでも、
セッションでも、
僕が常に目指すもの。
難解に見えても、
達成感が半端ない。
そして
人が何らかの答えに
辿り着けるように
流れを作る。
映画も、音楽も、小説も
箇条書きではなく、
全て流れでできている。
その流れの中に
没入することで人は、
その流れから『意味』を見出す。
自分なりの意味を…
その意味こそが学び。
今よりも自分をさらに
成長させるなら
流れの中に意味を見出す。
体験的な学びをする。
今日、スティーブが
教えてくれたこと。
あなたはどんな
体験的な学びを楽しんできましたか?
では!