昨日は暑かった…のに
これを書いている深夜は寒い…
もう6月なのに、
不思議な天気です。
先日…郵便受けの中にまた1冊…
日経ビジネス。
読んでないのに、
なんでまだ契約してたんだっけ…?
思い切って解約しようと、
最後に一読したら──意外にも面白かったんです。
「リスキリングの時代」
「これからの管理職には、コーチングスキルが必須です」
「A I時代だからこそコミュニケーション!」
うんうん、そうだよね…って頷きながらも、
なんだか、喉にひっかかる小骨…
違和感が残る。
「スキルだけじゃないよなぁ…」
と思いませんか?
会社の中でのコーチングって
めちゃ難しい…
僕自身かつて、“上司“だった時期がありました。
(今もいちおそうですが…‥…)
部下を成長させたい、
傾聴!
と思うのですが、
会社の問題や組織の課題を
ズバリ指摘されると、
傾聴…なんてできない
むしろ
ケチョン、ケチョンに。
なぜか?

『顔』が表現を支配するから。
顔つまりアイデンティティが
表現そのものを変えてしまう。
ある研究によると
自分がいる状況において
最も脆弱なアイデンティティを
その人は守ろうとする。
守るとは、前面に出して表現するってこと。
組織の批判をされると
その組織の責任者としての顔が出る。
どんなにスキルを磨いていても、
“顔”が変わった瞬間に、
言葉の届き方も、
関係性もまるで変わってしまう。
『多重関係の回避』です。
心理療法で絶対に避けるべき「多重関係」が、
組織の中では日常茶飯事になっている。
だから僕は、社内の1on1は
みんなが言うほど簡単ではないと思う。
どんなに優れたスキルも、
関係性の「構造」がズレていると、
“毒”になることがあるから。
親子、夫婦、上司と部下…
「支援したい」という想いがあっても、
その構造がねじれていたら、言葉は力を持たない。
それどころか、相手の中に「反発」や
「混乱」を生む。
「多重関係」は避けるべき。
でも、別の多重は面白い。
複数の状況にまたがって
役立つ言葉の使い方。
「多重文脈」です。
今、僕が実験しているのが、
AIと一緒に「スクリプトを作り」、
それを”別の文脈”に当てはめて展開する方法。
例えば、
「おねしょを卒業させたスクリプト」を、
「プレゼンで緊張しないマインドセット」に応用する。
そんな“文脈の変換”を、AIが手伝ってくれる。
まるで催眠スクリプトに
「翻訳機能」がついたみたい。
同じ言葉でも、文脈が変わると、
まるで別の意味になる。
その“文脈のレイヤー”を、
AIが補助してくれる。
これは、ちょっとした革命かもしれません。
ということで、
今日はAIと催眠スクリプトの“翻訳ごっこ”。
やってみると、すごく面白いんです。
人間の脳の中にある
「意味のネットワーク」を、
AIがちょっとずつ、拡張してくれる。
そんな未来が、すぐそこにあるように思えます。
では、また!
P.S.
AI×催眠言語のプロトタイプ、
ちょっとずつ公開していく予定です。
実験的な取り組みに興味がある方、
また教えてくださいね!