この5月から、
数年ぶりに個人セッションを
復活させています。
プライベートセッションって
公開セッションとずいぶんやり方が違う。
先日、
過去を見るのは上手くいかない…
というコーチングメソッドに、
ちょっと大丈夫??と
書きましたが、
どんなセッションも、
人を相手にする以上、
過去、記憶…出来事の捉え方…
といったものから無縁ではいられない。
ただ、公開セッション…
僕らは“ホットシート”と呼んでいますが、
ホットシートの場合、
時間的なこともそうですが、
何よりクライアントの
プライベートに関わる具体的なことは
“公開“という性質上、
慎重にならざるを得ません。
もちろん、
それを聴かなくても
十分に進められますし、
コツは入りますが、
抽象的な言語を使って、
セッションを進めることで、
クライアント本人だけでなく、
グループに参加している人にも
自分ごとにしてセッションに
参加することを可能にします。
同時に、
クライアント本人の、
『この瞬間』といったものには
こちらからアクセスはしないので、
両者が共通して把握している
ある特定の瞬間に対するアプローチは、
やりにくい、というか正直できない。
そこが個人セッションの
利点なわけです。
昨日のクライアントは、
『自信が持てない』
こんな主訴でした。

あなたならどう関わりますか?
果たしてこの人は、
本当に自信がないのだろうか?
そんな疑問がよぎります。
だって、
自信が持てないことを
確信めいていうわけですから(笑)
疑いますよ。
「あぁ、望む場面で、
自信が必要な場面で
持てないんだな。」
と思い直します。
すると、
次はどうしますか?
なるほど、
場面を特定する!ですね。
他には…
どんな自信があると良い?
もしくは
自信って
何が可能になると信じることなのか?
そんなところでしょうか?
エリクソンのやり方…
といっても数多あって、
全部を知ってるわけじゃないし、
知ってるものも、
全てできるわけじゃない…
でも、
エリクソンのやり方を研究してから、
ある程度経った時、
スティーブも、ジェフもそうです。
やろうとしていることが、
こんなことなんだろうな〜と
ふわっとした方向性が
わかるようになってきた。
正しいとか間違えてるとかではなく。
方向性が…
僕は、自信がない人に
「それってそもそも
自信が必要な状況なのか?」
例えば、
自信がないから起業できません。
とか、
セミナーについていく自信がないので
やめておきます。
とか…
おいおいおいおい〜〜って
思いますね。
起業なんて
自信があるからじゃないでしょ。
自分で表現したいことがある。
それは
雇われてちゃ表現できないこと。
そしてその人にとって、
それをしないことが、
苦しいこと、ストレスになる。
だからこそ、
リスクを背負って
成功が約束されない世界に飛び込む。
つまり
起業するんだしね。
セミナーを受講する…
のだって
ついて来れる自信持って
参加されても、困るよ…僕。
だって、
セミナーって
『人生の縮図』
『計算された困難さ』
を作ろうと日々設計してるのに、
最初から『大丈夫〜〜』とか思われちゃ
たまらんです。
だからよく言われる
根拠のない自信
ではなく、
楽観的でいよ。
ってこと。
そしてやってくる物事に
誠実に、かつ柔軟にやろう。
そう思うことで
前に進むんではないかと。
エリクソンは
それを教えてくれました。
ポジティブ心理学よりも50年近く先行して。
すごいよな。
そう思います。
ではまた!