今日はセミナー3本立て。
お昼は、
【施術家の言語学】
夜は、
起業家たちのグループコンサル
そしてつい今し方まで、
コーチたちと、『セッション道場』を。
人は様々なことで
上手くいかないと感じ、
困惑したり、悩ましいと思ったり、
『問題だ』と明確に認識したりします。
あなたは今日、どんなことを
『悩ましいなぁ』と思ったでしょうか?
最近、いろんな人から、
『巻き込み言葉』って
面白そうですね。
と言われます。
この言葉の響きが気に入ってます。
影響力でしょ、っていうと
確かにその通り。
催眠言語でしょ?
って聞かれたら、
『正解!!』と答えるでしょう。
どちらにしても、
聞いている目の前の人が
のめり込む。
『没入』という現象を作り出します。
聴き手を没入させる…
そういう意図を持って語る言葉が
『巻き込み』言葉。
なので、
催眠言語も、
ストーリーテリングも、
メタファーも、
みんなある意味
『巻き込み言葉』なんです。
そして、
その源泉とも言えるのが、
『レトリック』です。
レトリックは、小手先のテクニック、
そう思われている方も
たくさんいらっしゃいますが、
言葉巧みに人を操ることに
利用されてきた経緯から、
『悪魔のテクニック』
と呼ばれてきたのも
不思議なことではありませんよね。
でも、僕はそうは思わない。
神ストーリーの中でも
レトリックは使われるし、
『悪魔の会話術』としても
使うことができる。
神か悪魔か…
(もちろんこれもメタファーですが)
それは、使い手の『意図』ですよね。
影響力の研究家である、
ロベルト・チャルディーニは、
影響力を使う人は、
その『意図』によって、
3つのタイプの分けられると
述べています。
『不器用』
『密輸人』
『探偵』
適切に使えば価値があるのに、
影響力を使おうとしない人たち、
結果的には相手も、自分も
価値ある結果にたどり着かない。
だから『不器用』なんですね。
でも、悪意を持って、
影響力を使ったなら…
一体どんな結果があるのでしょう。
例えば、
内容の伴わない商品を、
セールスレターや
ランディングページで
見かけを大幅に上回る価値に
仕立て上げること。
それと気づかれないように、
影響力を『忍ばせて』使う。
これは確実に上手くいきます。
まさに『悪魔の交渉術』。
でも、
それに乗っかった人は、
あとで『引っかかった!』と思います。
バイヤーズリモース=買い手の後悔を
引き起こすでしょうし、
それは買った側の決断ですが、
その決断を大きく左右したので、
買い手からうらまれることになります。
「あそことは2度と取引しない」
「あそこからは買わない」
そう思われるわけです。
なので、
影響力はベストな形…
つまり
『双方の利益』を意識することで
初めて長期的な関係性を
作り出すことができるのです。
まさに、
レトリックが前世の時代の
ギリシャの哲学者、
アリストテレスの言う、
『エトス』(信頼)ですね。
ちなみに、僕が考案した、
伝え方のアート、
『ステージ・デライト』という
メソッドでは、
アリストテレスの言う、
説得の三原則である、
『エトス』(信頼)
『パトス』(感情)
『ロゴス』(論理)
に対応する
それぞれの中核的技術を
お伝えします。
エトスは『価値観』
パトスは『ストーリーテリング』
ロゴスは『メタ・プログラム』
をフレーズのスキルとして
身につけることで、
まさに『巻き込む』話し方が
できるようになるんです。
もちろん、これらの技術は
プレゼンだけでなく、
『伝え方』全てに
応用することができます。
3月10日に開催を決めた、
ワンコインセミナー
『伝え返しのアート』
Stage Delightメソッドでは、
これらのスキルを使って、
どうやって会話の中での
伝え返しを行うのか、
についてお伝えしようと思っています。
今年はワンコイン、
いろんなジャンルやりますよ!
では!
追伸:
既に80人が参加する
『巻き込み言葉』は、
そろそろ募集をやめようと思います。
ワンコイン、かつ
視聴期間の縛りはありますが、
後日動画でもご覧いただけます。
チャルディーニの影響力、
エリクソンの催眠、
これらに共通するのは、
他者の行動変容に役立つ
『関わり方』です。
それを日常会話に応用するのが、
『巻き込み言葉』です。