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菅総理の頭の中…

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約4分

ここ数日、
気になってることがあります。

なにかって?

緊急事態宣言どうなるか、
です。

というのも、
言語学の研修会で、
まだ、九州エリアのメンバーに
直に会えてないから。

3月には行けたらいいなと。

で、今日。

夕方に菅総理のぶら下がり…

お話を聞いて、分かりました。

「なるほど、
この言葉の使い方じゃ
そりゃ、精細欠くわな。」

それと同時に首相のことが
少し気の毒になりました。

というのも、『実務型』
言われるのも無理もない
情報処理のプログラムを
デフォルトとして持っている
から。

無駄を省く、『効率化』、カイゼン…

こういった既にあるものを
より良くするのは、
菅首相にとっては最適です。

だけど、
過去の経験が役立たない時、

前例のない、さらにいうと、
未曾有の出来事に
直面したならば、
途端にその能力は生かされず、
決断することができなくなる。

そういう心のプログラム
持っているんですよね、
菅首相は。

どうしてわかるか?

それは言葉使いです。

人は何を喋るか、は
意識的にすることができますが、

どのように話すか、
つまり言葉の使い方
習慣的かつ、無自覚に使われます。

菅首相の場合は、

『まず』

『最終的には』
『~すべき』という表現が

度々あらわれます。

ほんの少し話しただけで
瞬間的にクライアントの
心を見抜くザイク博士によると、

人の論理的思考パターンには、

『モザイク』思考
『リニア』思考
二つに分かれる。

つまり
「あれも、これも、」という
可能性を広げる発散的な思考

「あれか、これか、」という
道筋を一つに絞る収束的な思考

です。

菅首相は、リニア思考。

『まず』、と『最終的には』、
という言葉から、
一つの道筋が透けて見えます。

平時には、
この間のプロセスは
経験に基づいて対処可能。

ところが、
経験のないところでは、
方向は見えているものの、
その間のプロセスを
どのようにしていくか、
という道筋と手順が見えない。

現在の状況は、
どっちに行けば良いか
それはわかるが、
道はなく、当然ステップもない。

その場合、
意思決定が不能になる。

意思決定に必要な
経験に基づく
『ヒューリスティック』が
使えないからです。

そうすると、当たり前ですが、
フラストレーションがたまります。

それはもちろん
為政者の側だけでなく、
我々にも溜まります。

そうすると支持率は下がります。

もっと別の時代に
首相をやっていたなら、
もっと異なる成果が出たのに。

人生はままならないものです。

でも、そんな時こそ
僕たちV B Cコーチの出番です。

心のプログラムを
完全に変えるのではなく、
その人の中にある、
普段気づいていない
モザイク思考のパターンを
引き出す言葉がけをする
ことで、

『心の可動域』
広げることができます。

「まず、とおっしゃいましたが、
 そのやり方に絞る前に
 広げた選択肢のいくつかには、
 どんなものがあったのでしょうか?」

と既に終えた決断をもとに
モザイク思考を
引き出すことが可能
です。

これも、「伝え返しのアート」
に含まれる質問の仕方の一つです。

我々は生まれ持って決められた
たった一つのプログラム
生きているわけではない。

いくつものやり方を
持ち合わせているが、
それを使わず眠らせているだけ。

あなたのスマホにも、
よく使うアプリと
ほとんど使ってない
アプリがあるでしょう。

それと同じなんです。

普段のアプリでは
対応できない時、

使ってないアプリが
助けになることもある。

そんなことに
気づくように関わるのも、

『伝え返し』の一部。

アートの一つなんです。

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3/10(水) 神崇仁ワンコインウェビナー
“伝え返し”のアート

https://abfll.biz/brd/archives/mhzath.html
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では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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